見立て

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見立て(みたて)とは、ある物の様子から、それとは別のものの様子を見て取ること。その別の物で対象物を言い表す、一種の言葉遊びとしてもよく見られる。比喩遊びとも言う。

日本では文人の遊びとして、ひとつの流れを作っており、芸術表現としても和歌俳諧戯作歌舞伎などで広く見られる。

落語では、特殊な道具を使わず、限られた決まり切った道具として扇子手拭いだけを用い、様々な情景を表すが、これも一種の見立てである。たとえば扇子を閉じた状態で、ある時はこれを煙管に見立て、煙管として使ってみせ、又あるときはこれをに見立て、蕎麦をすすってみせる、という具合である。

ミステリー分野では見立て殺人と呼ばれる類別が存在する。例えば横溝正史金田一耕助シリーズには見立てによる殺人現場がしばしば顔を出す。代表作の1つ『獄門島』では三人の被害者がそれぞれ三つの俳句の見立ての形で殺される。殺した少女の足を帯で縛り、庭の桜から逆さ吊りにしたのは「鶯の 身を逆さまに 初音かな」(其角)の見立てであった。

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