西部州 (ケニア)

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西部州の位置
エルゴン山とヴィクトリア湖に挟まれたルヒヤ族の居住地を中心とした地域が西部州である。

西部州(せいぶしゅう、Mkoa wa Magharibi)は北西にウガンダと接し、東にリフトバレー州、南にニャンザ州と接するケニアである。ブシア県はヴィクトリア湖に臨む。東リフトバレーの西に位置し、ルヒヤ族が主要な民族である。クエーカーが比較的に盛んである。州都はカカメガ

ケニア第二の山エルゴン山がウガンダ国境に聳え、その南麓が旧ブンゴマ県である。カカメガの森は世界的に有名な熱帯雨林である。1999年の国勢調査による人口は 3,358,776 人、面積は 8,361 km²である。

気候[編集]

気候は主に熱帯に属する。旧カカメガ県は年中高温多湿である。旧ブンゴマ県は涼しくて湿潤である。旧ブシア県は一番暑く、ビヒガ県は一番涼しい。全体的に年中降雨が多く、特に年頭数ヶ月は雨期である。

経済[編集]

西部州では農業が主な生産手段である。

旧ブンゴマ県ではサトウキビ栽培が盛んで、無数の小さな製糖工場と共にケニア最大の製糖工場の一つがある。食料としてトウモロコシを中心にトウジンビエモロコシ類が栽培される。酪農も養鶏と共にさかんである。小規模ながら二年に一度の割礼式を中心とした観光客の巡回コースも重要な観光資源となっている。

旧カカメガ県でも食用と換金作物の両方が栽培され、サトウキビの栽培も盛んで、2つの製糖工場がある。カカメガの森にも多くの観光客が訪れる。

旧ブシア県はンゾイア川洪水に度々見舞われてきた。主な産業はヴィクトリア湖での漁業である。サトウキビなどの換金作物の栽培も小規模に行われる。主食はキャッサバで広く栽培される。

ビヒガ県ではの栽培が盛んであり、また農村部における人口密度がケニアで最も高い。工事用の採石と酪農が盛んである。

ケニア西部には製糖工場を含め大工場が多く、その中でも大きいのが旧カカメガ県西部、現ブテレ/ムミアス県ムミアスのムミアス砂糖である。この製品はケニアでも有名ブランドであり、経済モデルとされている。ブンゴマ県ウェブエのパンアフリカンペーパーミルズの工場もアフリカ最大の製紙工場である。これら以外では生活水準は低く、電気や水道なども行き届いていない。

地域区分[編集]

伝統的区分では西部にブシア、北部にブンゴマ、東部にカカメガが置かれていた。

設置年 県庁所在地 経緯
カカメガ県 カカメガ
テソ県 1995年11月 マラバ 旧ブシア県北部
ビヒガ県 1991年2月 ビヒガ 旧カカメガ県南部
ブシア県 ブシア
ブテレ・ムミアス県 1998年3月 ブテレ 旧カカメガ県西部
ブンゴマ県 ブンゴマ
マウント・エルゴン県 1996年7月 カプソクウォニ 旧ブンゴマ県北部
ルガリ県 1998年3月 ルガリ 旧マラバ/ルガリ県北部

座標: 北緯0度30分 東経34度35分 / 北緯0.500度 東経34.583度 / 0.500; 34.583