西エクアトリア州
西エクアトリア州(Western Equatoria)は、南スーダンの州。面積79,319 km²、人口619,029人(2008年)。州都はヤンビオ。南をコンゴ民主共和国と、西を中央アフリカ共和国と接する。中央エクアトリア州、東エクアトリア州とともにエクアトリア地方を構成する。
1880年代にはGbudwe王に率いられたアザンデ人がこの地に王国を築いていたが、やがてイギリスの支配下に入った。1956年にスーダン領となると、この地域では北部のアラブ人支配に反発した抵抗運動がおき、第二次スーダン内戦が勃発。西エクアトリア州は、アニャニャやジョン・ガラン率いるスーダン人民解放軍などの影響下に入った。
2005年に南北の和平条約が締結されてスーダン内戦は終結したものの、いくつかの反政府勢力は依然活動を続けた。ウガンダの反政府勢力であるジョセフ・コニー率いる神の抵抗軍(LRA)は、ヨウェリ・ムセベニ政権への攻撃拠点として2005年の和平合意締結前まではこの西エクアトリア州やコンゴ民主共和国内に基地を置いていた。2009年には、西エクアトリアのいくつかの村では神の抵抗軍に対抗するため弓や矢、槍といった伝統的な武器で武装したアロー・ボーイズという自警団が結成された。
2011年南部スーダン独立住民投票の結果、南部スーダンの独立が決定し、西エクアトリア州は他の9州と共に南スーダンの領土となった。
西エクアトリアはヤンビオ、ンザラ、イッバ、エゾ、東マリディ、ムンドリ、西ムンドリ、タムボラ、ムボロ、ナジェロの10の郡に分かれている。
西エクアトリアの経済は良質の木材と農業が基盤である。この地域に住むアザンデ人は2008年には人口1,731,341人を数え、南スーダンで3番目に大きな民族となっていた[1]。