衣装をつけろ

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衣装をつけろ』(:Vesti la giubba)は、ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲の歌劇『道化師』の中でカニオ(テノール)によって歌われるアリア通称である。

概要[編集]

「道化師」第一幕の幕切れで、妻ネッダの浮気を知った旅回りの道化一座のカニオが、怒りと悲しみに震えながらも、道化はそんなときでも客を笑わせるのが仕事と、身の辛さを激情的に歌うアリア。このアリアの最後のヴァース「笑うんだ、道化師よ―」のメロディは、第二幕の最後にカニオがネッダを舞台上で殺した後の終結部分でオーケストラにより奏される。

1904年エンリコ・カルーソーアメリカビクターから録音・発売したこの曲は、世界史上初のミリオンセラーとなったことで知られる[1]

歌詞[編集]

イタリア語(原文) 和訳

Recitar! Mentre preso dal delirio,
non so più quel che dico,
e quel che faccio!
Eppur è d'uopo, sforzati!
Bah! sei tu forse un uom?
Tu se' Pagliaccio!

Vesti la giubba,
e la faccia infarina.
La gente paga, e rider vuole qua.
E se Arlecchin t'invola Colombina,
ridi, Pagliaccio, e ognun applaudirà!
Tramuta in lazzi lo spasmo ed il pianto
in una smorfia il singhiozzo e 'l dolor

Ah, ridi, Pagliaccio,
sul tuo amore infranto!
Ridi del duol, che t'avvelena il cor!

芝居をするか!逆上しているこの最中に、
俺は何を言っているのか、
何をしているのか自分でもわからない!
それでもやらにゃあいかんのか、我慢してやるんだ!
ああ、それでもお前は人間か?
お前は道化師なんだ!

衣装をつけろ、
白粉をぬれ。
お客様はここに金を払って笑いに来るんだ。
もしアレッキーノがコロンビーヌを盗んでいっても、
笑うんだ道化師よ、それでお客様は拍手喝采さ!
苦悩と涙をおどけに変えて
苦しみと嗚咽を作り笑いに変えてしまうんだ。

ああ! 笑うんだ道化師よ、
お前の愛の終焉に!
笑え、お前の心に毒を注ぎ込むその苦悩を!

メディア[編集]


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脚注[編集]

  1. ^ Chronomedia.2013年1月30日閲覧

参考文献[編集]