血継限界
血継限界(けっけいげんかい)は、漫画『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の能力である。本項には、血継限界の更なる上位となる血継淘汰(けっけいとうた)についても記述する。
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概要 [編集]
血継限界とは遺伝によってのみ伝えられる、特殊な能力または体質。基本的に血の繋がりのある者のみがその力を得る資格があるが、資格がある者が全て力を持つわけではなく、血継限界が覚醒しない場合もある。また、本来資格のない者が特殊な処置により能力を得る場合もあるが、拒絶反応などの負担も抱えることになる。作中、血継限界として「写輪眼」、「白眼」のような瞳術から「木遁」、「氷遁」のような性質変化を同時に行う能力まで幅広い能力が登場する。
血継限界の一族はその強い力のため、白の一族のように迫害されたり、あるいは日向一族やうちは一族のように戦力として重用されても、後に過酷で悲惨な運命を強いられる事も少なくない。また血継限界の中でも「輪廻眼」は特殊であり、特定の血族に発現するわけではなく完全な突然変異で発生するものと言われている。
三大瞳術 [編集]
特殊な眼球とそれを利用した忍術(瞳術)を指し、作中では写輪眼、白眼、輪廻眼が確認されている[1]。開眼は血筋のみでしかできないが、術者の眼球を移植された者も制限はあるが力を発揮できるようになる。力の発揮能力は個人差がかなりある。
写輪眼(しゃりんがん) [編集]
【うちは一族、はたけカカシ、志村ダンゾウ】
うちは一族の一部の家系に伝わる特異体質であり、うちは一族の血継限界である。血継限界を除く「体術・幻術・忍術」の仕組みを看破でき、また視認することによりその技をコピーし、自分の技として使うことができる。また、動体視力もずば抜けて高く、高速で動く物体にも対応することができる。さらに、チャクラの流れを形として視認することができ、性質を色で見分けることも可能で、更には影分身と本体を識別する。写輪眼使用時は、瞳に勾玉文様が浮かび、目は赤く光って見える。瞳の文様は開眼時は1つ、または2つ(サスケはうちは一族惨殺事件の時に開眼した時は1つだった)であるが、使用者がある程度成長すると最終的には3つに変化し、この状態で写輪眼は完全なものとなる。
開眼初期の能力は、ずば抜けて高い動体視力(洞察眼)のみであるが、術者が成長するにつれ、多くの能力を有するようになる。写輪眼の瞳力の力は使用者によって様々で、瞳力が強い使用者ならば、絶対に見切ることが不可能とされる「月読」さえも看破することができる。その他、相手に幻術を見せる「幻術眼」、相手に催眠術をかける「催眠眼」など、数多くの特殊な能力を持つと言われる。また、これを利用した裏技として、写輪眼の所持者同士が幻術にかけられた場合、互いに写輪眼で幻術を上書きして逃れる方法がある。
写輪眼は本来うちは一族だけが使用できる特殊な能力であり、うちは一族以外の者が写輪眼を使用すると、副作用によって大量のスタミナとチャクラを消費してしまう。それ故、カカシは写輪眼を酷使する度に入院を繰り返している。
写輪眼をもつ者が自身の目の前で大切な人の死を体験することで、さらに上位の瞳術「万華鏡写輪眼」を開眼することができる。
- イザナギ
- 【志村ダンゾウ、トビ(うちはオビト)】うちは一族の血継限界『写輪眼』の瞳術でも禁術とされる究極の幻術。ダンゾウは右腕に移植した写輪眼によって発動する。あくまで「幻」を見せる通常の幻術とは異なり、現実に影響を及ぼす。他者ではなく自身にかけ、不利な事象を「夢」、有利な事象を「現実」に変える。但し時間制限があり(個人差があるが、ダンゾウの場合はおおよそ一分であった)、それを過ぎると術を放った写輪眼は光を失い、二度と開かず失明する。雨隠れでの戦いでトビが語ったところによれば、完全なイザナギを発動するには写輪眼の他に千手一族の力が必須であり、それは、両一族の祖である六道仙人が十尾から尾獣を作る際に使用した「陰陽遁」、即ち精神エネルギーによって無から有を生む「陰遁」と身体エネルギーによって形に命を与える「陽遁」による「万物創造」に似た原理である。そして、イザナギはこれの応用形である。
- イザナミ
- 【うちはイタチ】究極の幻術であるイザナギを止めるために作られた瞳術。イザナギと同じく失明のリスクを背負う。瞳力で相手と自分の感覚を写真のように記憶し、それと同じ感覚をもう一度再現して記憶し、その2つをつなげ合わせる(平たく言えば、同じ行動を2回起こしてその2回を記憶、そしてその2つの同じ行動を重ね合わせる)ことで、それまでの時の流れすらをも繋げ、無限ループを作り出してしまう術。その無限ループに相手の精神を捉えることで、相手の動きを封じる。元々はイザナギの使用者を戒めるため(都合の良い結果の奪い合いを防ぐため)に作られた術で、本来の己の結果から逃げずに向き合う(受け入れる)と決めた時、自ずとこの術は解けるようになっている。イザナギを使うと、選択肢AとBが発生し、そのどちらかを取り消してもう片方の有利な道を選ぶことが出来るが、イザナミは有利な道を選んだ場合に術者を永久にループに嵌めてしまうが故、この術はイザナギへの対抗術とされている。抜け道がある術は実戦では使えない、という意味で禁術となっている。
- 魔幻・枷杭の術(まげん・かせぐいのじゅつ)
- 【うちはイタチ、うちはサスケ】写輪眼を用いるだけで発動ができる金縛りの術の一種。使用すると敵の体は杭が刺さった光景となり、身動きが取れなくなる。
- 魔幻・鏡天地転(まげん・きょうてんちてん)
- 【うちはイタチ】写輪眼の力を用いて、相手の幻術を瞬時に見切りそれを相手に掛け返す。単に言えば、幻術返しの一種である。
- 万華鏡写輪眼(まんげきょうしゃりんがん)
- 【うちはマダラ、うちはイズナ、うちはイタチ、トビ(うちはオビト)、はたけカカシ、うちはサスケ、うちはシスイ】
- 写輪眼の上位種。うちは一族の長い歴史の中でも開眼しえた者はただの数人しか存在しない伝説の瞳術とされる。「写輪眼」が変異した形であり、発動の際は瞳の文様が変形する(形状は個人によって異なり、イタチは三枚刃の手裏剣、カカシとオビトは二重の三枚刃の手裏剣、サスケは六芒星、マダラは車のギアのような形、イズナは円形から三つの突起が伸びている。)。全ての面で写輪眼を凌駕する瞳力を誇り、この形でのみ使用が可能となる瞳術も存在する(天照、月読、須佐能乎など)。また、万華鏡写輪眼(以下万華鏡と略称する)は写輪眼とは違い目の文様も、もたらされる力『瞳術』も開眼した人物でそれぞれ決まる。開眼する瞳術の場合は左右の眼で同じ場合や異なる場合もある(例えば、シスイの万華鏡は左右で同じ瞳術『別天神』が宿っている)。その瞳力は、最強の尾獣である「九尾」さえ制御するという。ただし、強力な術の常として一回の発動に膨大なチャクラを必要とし、また術によっては肉体に直接強い負担が掛かる場合もある。また、左右それぞれに異なる術を宿らせることで「須佐能乎」を発動させることが出来るため、マダラもそれぞれに何らかの術を宿していると思われる。
- 開眼条件は「最も親しい友を殺すこと」であるとイタチの口から語られているが、オビト曰く「最も親しい者の死(を経験すること)」と若干の差異があり詳細は不明。一度開眼するとその能力を使えば使うほど失明へと向かっていくリスクを伴う。
- 基本的に通常の写輪眼を大幅に凌ぐ文字通り「神業」とでも言うべき瞳力を有するが、コンディションと状況次第では瞳術を破られることもある。
- 「永遠の」万華鏡写輪眼(「えいえんの」まんげきょうしゃりんがん)
- 【うちはマダラ、うちはサスケ】万華鏡写輪眼の真の姿。一族の他者の万華鏡を自分の目に取り込むことで、視力が低下せず瞳術の使用によるリスクを一切受けないこの状態へと変化する。文様にも変化が起こり、両者の万華鏡が重なりあった形状となる。マダラは一度失明したが、弟イズナの両眼を移植することで回復した。サスケもまた酷使により失明しかかり、イタチの両眼を移植することで回復している。
- 但し、移植は必ずしも成功するとは限らず、主に近親者の眼である程に適合率が高い。
- 天照(あまてらす)
- 【うちはイタチ、うちはサスケ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。イタチは右の、サスケは左の万華鏡に宿った術。使用には大量のチャクラを必要とするため使用回数は制限されるが、その効果は一般的な術の範疇ではない。燃やしたい所を瞳力の宿る方の万華鏡で目視し、ピントが合うだけでその視点から太陽の如き高温の黒い炎が発生する。使用すると相手の火遁の術さえも燃やし、その黒い炎は対象物が燃え尽きるまで消えない。仮に対象が逃げようとしても、視界に入る限り逃れる事はできない(逆に言えば、視界から逃れることさえ出来れば回避は可能)。また、炎の量は眼の開き具合で決めることも可能であり、イタチの天照では眼を閉じることで鎮火も可能だった。術を使用した時のチャクラの量が多いほど(威力が高いほど)眼球への負担が大きくなり、出血を伴う。発動条件の万華鏡写輪眼を開眼した者が過去に数名しか存在しないことから、この術の存在を知る者は少ない。
- 転写封印・天照(てんしゃふういん・あまてらす)
- 【うちはイタチ】天照の効力を第三者に封じる。第三者が特定の人物を見ると、天照が強制的に発動される。その際第三者の写輪眼は効力を封じた者と同じ万華鏡の目の文様へと変化する。
- 炎遁・加具土命(えんとん・かぐつち)
- 【うちはサスケ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。サスケの右目の万華鏡に宿った術。「うちはの家紋は火を操るうちはを持つ者の意」と伝えられるように、うちは一族でも扱うことが容易ではない火遁の最高峰「天照」をも操ることが出来る能力である。天照が大量のチャクラを使用するのに対し比較的少ないチャクラ消費、反動で済む。具体的な効果は天照によって発火した消えない黒い炎を形態変化させたり鎮火するものであり、サスケの鎮火することが出来ない天照の能力を止めることが出来る唯一の瞳力である。天照の扱いの難しいという弱点をこの術を組み合わせることにより打ち消すことが出来るため、上位にある術だと思われる。また天照を一瞬だけ発動し、その炎を使い続けることで天照の使用頻度を減らし、視力低下を緩めるという使い方も出来る(それでも目からの出血は避けられない)。原作でサスケは仲間の香燐に天照が燃え移ったのを鎮火したり、天照の炎を盾に形態変化させ敵の攻撃から身を守ったり、棘や槍のように形態変化させ敵の腕を焼き切ることも可能にした。また、「永遠の万華鏡写輪眼」を得たサスケは須佐能乎発動時にこの術で形態変化させた「天照」と思われる黒い剣を使用している他、勾玉状の飛び道具も作り出している。
- 神威(かむい)
- 【はたけカカシ、うちはオビト】万華鏡の開眼者のみが使用可能。オビトの右眼の万華鏡、カカシの左眼の万華鏡に宿った瞳術[2]。「結界空間」と呼ばれるものを視界に展開し、術者の任意の範囲内の物質を別空間へ転送する術。結界空間の展開時は範囲となる空間が歪んで見える。対象の体を物理的に引き千切るといった強力な殺傷能力の他、発動した相手の術を時空間に飛ばして不発させるなど高い応用性と効果を合わせ持つ術である。
- 当初は、狙いを定めてから効果が発動するのに少々時間が掛かり、また空間の歪みで対象に発動と狙いを気づかれてしまうため、動く敵に対してはやや実用性に欠けるものだった。しかし、後に使用された場面では「相手に気付かせずに発動させる」「高速で移動する物体に命中させる」「物質の出し入れを可能にする」といった成長を見せ、十分な実用レベルの術に昇華している。
- オビトの使う「すり抜ける術」も同じ神威であり、敵の攻撃ないし物体に接触する瞬間に被弾する部位を時空間に転送し、接触を回避している。カカシとは異なり、自らの肉体を時空間に転送することが出来る。また、カカシが発動した神威の効果を無効にする使い方も存在する。但し、カカシが所有する自身の左眼による神威とも時空間を共有しているため、すり抜けている最中に攻撃を転送されるとそれが時空間に飛ばした体に命中し、ダメージを受けてしまう。また、カカシを時空間に吸い込んでも脱出される。
- カカシの場合はうちは一族でないためかチャクラの燃費が悪く、2-3度発動すればたちまち行動不能になってしまう。しかし、九尾にチャクラを貰い受けた後は通常の3倍以上の威力での使用(尾獣の出し入れ)も可能となった。
- 名称は「者の書」でのみ公表されていたが、サスケと交戦した際に初めて作中に明記された。
- 別天神(ことあまつかみ)
- 【うちはシスイ、志村ダンゾウ、うちはイタチ】万華鏡の開眼者のみが使用可能。うちはシスイの両目の万華鏡に宿った瞳術[3]。ダンゾウはシスイの右眼を移植することで、イタチは自らの口寄せ烏にシスイの左眼を移植することで使用。瞳力の宿った目を見た対象者を、幻術に掛けられたと自覚することなく操る正に最強の幻術。その幻術の強さは「口寄せ・穢土転生」で蘇生された人物が「絶対に術者に逆らえない」という仕組みすら上書きし無効化できるほどである。ただし、一度発動させれば再発動まで十数年のサイクルが掛かる為に(イタチ曰く「千手柱間のチャクラでもない限り」)多用はできない。ダンゾウはその柱間の細胞を自らに取り込むことでそのサイクルを大幅に短縮していたようである(ダンゾウの瞳術が別天神とは別のものである可能性もある)。シスイの右目はダンゾウに奪われた上で潰され、左目はイタチの口寄せ烏ごと「天照」で焼却されたため、この術は現存しない。
- 須佐能乎(すさのお)
- 【うちはイタチ、うちはサスケ、うちはマダラ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。イタチ曰く「『天照』と『月読』、2つの能力を開眼したときに、瞳に宿った力」とされている。サスケの場合は「天照」と「炎遁・加具土命」なので実際は左右別々で異なる瞳術を開眼させることが必須条件であるとされる。万華鏡写輪眼は左右で別々の瞳術が開眼するとは限らず、それ故に「『須佐能乎』まで開眼する眼は稀」とトビ(オビト)が述べている。骸骨の像はあらゆる忍術に対して強大な防御力を誇る。体術に対してもある程度の防御力を誇るが無敵ではなく、作中では雷影の体術を受けて骸が砕けた他、メイの溶遁を受けて溶解していた。他にも聴覚系の幻術(いわば音を使った)や光など、術者の感覚に作用する攻撃は防ぐことはできない。チャクラを膨大に消費する術であり、なおかつ全身の細胞に負担がかかるというリスク(使用回数を重ねるごとにリスクは減少する)があったために、かねてより病に体を蝕まれていたイタチはこの術を使う事により力尽きて命を落とした。
- 使用すると第一段階では人間の骸骨(主に胴体)のような像が浮かび上がり、最終的に鬼のような顔をした巨人に変化し、その状態で初めて完全体となる(また発現者によって骸の姿形が違う)。巨人の前段階である第二段階は個人で違い、イタチは女神、サスケは陣羽織を纏った武将の姿をしている。第四次忍界大戦でマダラが使ったものは二面四腕の阿修羅のような姿をしており、波打つような剣と、数珠状に連なる投擲武器の勾玉を持っている。
- だが、実際には巨人の状態でも完全ではなく、その先にさらに「永遠の万華鏡写輪眼」によってのみ到達できる「完成体須佐能乎」が存在する。現状ではマダラが見せており、その姿は頭から布を被った修験者を経て、天狗に似た顔を持つ四腕の鎧武者、と言った風貌に至っており、さらに前段階までと異なり下半身を持つ。そのサイズは顕現した尾獣に迫るほど巨大であり(額の部分に術者がいる)、刀の一振りで大地と山を切り裂き、五影を圧倒している。この「完成体須佐能乎」は「見たら死ぬ」と言われているほど絶対的な力を持つ。
- また、マダラの戦闘を見る限りでは、チャクラさえあれば影分身に使わせることや、自身と団扇に対し部分的に使用することも可能らしい。
- 十拳剣(とつかのつるぎ)
- イタチの須佐能乎が右手に持っていた霊剣。剣自体に封印術が施されており、突き刺した者を幻術の世界に飛ばして永久に封印する効果を持つ剣。別名は「酒刈太刀(さけがりのたち)」という。かなりの攻撃スピードを持ち、長門や大蛇丸といった強者をも一瞬で葬る力を誇る。
- 大蛇丸がずっと探していたが、実体の無い霊剣の上、須佐能乎が発動された時にしか現世に現れない剣であるため、他者が手にすることは不可能である。
- 八坂ノ勾玉(やさかのまがたま)
- 【うちはイタチ、うちはサスケ、うちはマダラ】須佐能乎発動時にのみ使える遠距離攻撃術。写輪眼の瞳の勾玉のような形をしており、イタチは繋がった3つの勾玉(手裏剣のように切り離して飛ばすこともできる)を、マダラは数珠状に連なる複数の勾玉を、サスケは勾玉に炎遁・加具土命で黒炎を付加して飛ばす、といった使い方をしている。
- 八咫鏡(やたのかがみ)
- イタチの須佐能乎が左手に持っていた霊器。体術や忍術によるあらゆる物理攻撃や特殊攻撃を無効化する絶対防御を誇る盾。巨人の顔の中に隠れる女神が持つ。すべての性質変化を有し、受けた攻撃の属性に応じて自身の属性を変えることによって、あらゆる術を無効化する。
- 弓矢(正式名称不明)
- サスケの須佐能乎の持つ武器。高速かつ強大な威力を持つ矢を放ち敵を攻撃する。弓の速度はダンゾウにすら「かわすのは難しい」と言わしめる程。また、弓の部分は盾としても機能する。
- 太刀(正式名称不明)
- マダラの「完全なる須佐能乎」の持つ武器。一振りで大地を叩き割った。
- 月読(つくよみ)
- 【うちはイタチ】万華鏡の開眼者のみ使用可能。イタチの左目の万華鏡に宿った術。瞳力の宿った目を見た相手に術者が時間や空間、質量などあらゆる物理的要因を支配する自らの精神世界へと対象を引きずり込み、相手に無間地獄を体験させる幻術。月読は一般的な幻術とは違い、相手の意識に直接干渉し「実際に体験していると錯覚させる」術であり、なおかつ上記の通り時間さえも操れる為、術者は隙を作らずに対象に効果を及ぼすことが可能。その上記の性質より常人でこの幻術を見抜くことは皆無であり(そもそも術にかかっていることが察知できない)、故にオフィシャルデータBOOK『闘の書』では最強の術と恐れられると記載されたこともあった。幻術であるため相手に対しては物理的(肉体的)な殺傷力は全く無いものの、与える精神的なダメージは計り知れない。使用には大量のチャクラを必要とする。
- なお、原作では
- 十字架に磔にされ、72時間も刀で刺され続ける拷問
- うちは一族の人々が次々と殺害されていく様子
- 分身で体を拘束され、本体で眼球を抉られる激痛
- 魔笛・夢幻音鎖による縛りを解く様子
- を体感させている。また、カブト戦ではサスケ共々幻術にかかった際、互いに幻術を掛け合う(この時サスケにかけたビジョンは体を縛る蛇が斬り飛ばされる様子)ことで呪縛を解くという裏技を披露している。
- 無限月読(むげんつくよみ)
- 「六道仙人が封印したとされる十尾の人柱力となった時に発動する」とされる術。十尾の人柱力としての膨大なチャクラを利用し、自らの瞳力を強大化させ、月に己の眼を投影する大幻術。一度発動されると、地上の全ての人間に幻術が掛けられる。トビは9体を融合させて十尾に戻し、自らの眼を月に宿らせることで発動させ、地上の人間を無限月読の世界で支配することで争いを無くそうと企んでいる。このことから、月読の上位にある術であることが窺える。
- 正確には「地上の人間すべてに同一の幻術をかけ、意識を統一した上で月読の幻術世界へ引き込む」というものらしい。また、トビ曰く、ただこの術を使うだけなら十尾は不完全でも問題無いという。
- 限定月読(げんていつくよみ)
- 【トビ(うちはオビト)】無限月読の試作とされる術。適用するには対象者の望むものを予め調べなければならない。劇場版オリジナルの術。
白眼(びゃくがん) [編集]
【日向一族、青】
名門・日向一族のみに伝わる瞳術。日向一族が健在であることと作中に登場する日向一族ほぼ全員が開眼している血継率の高さから現在では三大瞳術中最も多く継承されている。霧隠れの里の忍である青はかつての日向一族との戦利品として所持しているが、分家の人間は宗家から施された呪印によって死亡時に白眼が封じられるため、奪うことは難しい。第二胸骨の真後ろ以外のほぼ全方向を見渡す視野、数百メートル先を見通す視力の他、物体の透視や、幻術や瞳術による洗脳を見破る力に長けている。写輪眼同様チャクラの性質を色で見分けるだけでなく個人レベルのチャクラの性質さえも色の識別で見分ける事が可能で、体内でチャクラの流れる場所「経絡系(けいらくけい)」をも見ることができる。このため、洞察力なら写輪眼をも上回ると言われる。日向家始まって以来の天才と言われるネジが使う白眼は経絡系だけではなく、点穴をも見切ることができる。なお、術者のチャクラが均等に分散される影分身の本体を看破することはできない。
写輪眼と異なり移植によるリスクなどは存在しない模様。
柔拳 [編集]
- 柔拳法・一撃身(じゅうけんぽう・いちげきしん)
- 【日向ネジ】 チャクラを自分の体に集中させ、密着した敵の身体に大きな一撃を与える。背後から相手に密着され動きが封じられた状態でも、攻撃できる術である。
- 柔拳法・八卦六十四掌(じゅうけんほう・はっけろくじゅうよんしょう)
- 【日向ネジ、日向ヒナタ】八卦の領域にいる相手の64か所の点穴を突く。日向宗家のみに伝わる術。
- 柔拳法・八卦三十二掌(じゅうけんほう・はっけさんじゅうにしょう)
- 【日向ヒナタ】八卦の領域にいる相手の32か所の点穴を突く。日向宗家のみに伝わる術。アニメ版オリジナルの術。
- 柔拳法・八卦百二十八掌(じゅうけんほう・はっけひゃくにじゅうはっしょう)
- 【日向ネジ】八卦の領域にいる相手の128か所の点穴を突く。日向宗家のみに伝わる術。
- 柔歩双獅拳(じゅうほそうしけん)
- 【日向ヒナタ】獅子の形に具現化したチャクラの塊を両手に纏わせ、敵にぶつける。
- 守護八卦六十四掌(しゅごはっけろくじゅうよんしょう)
- 【日向ヒナタ】ヒナタがキバやシノの手を借り独自に編み出した技。チャクラを掌に集中させ、高速で動かすことによりチャクラの壁を作り、外敵を迎撃する。使用には柔軟な動きが求められる。アニメ版オリジナルの術。
- 八門崩撃(はちもんほうげき)
- 【日向ネジ】八つの点穴を突き、相手のチャクラを練られないようにする。名称・設定はゲームオリジナル。
- 八卦空掌(はっけくうしょう)
- 【日向ネジ、日向ヒナタ】掌底からチャクラの真空の衝撃波を放ち、敵を吹き飛ばす遠距離攻撃。白眼を「スコープ」として用い、急所を射抜く。
- 八卦空壁掌(はっけくうへきしょう)
- 【日向ネジ&日向ヒナタ、日向ヒアシ】二人以上で同時に八卦空掌を放つ。ヒアシは両手を使い一人で放つことができ、十尾の攻撃を弾き返す程の威力を見せた。
- 八卦・破山撃(はっけ・はざんげき)
- 【日向ネジ】八卦空掌の強化版。元々はゲームオリジナルの術であり、後にアニメに登場した。
- 八卦掌回天(はっけしょうかいてん)
- 【日向ネジ、日向ヒアシ】敵の攻撃を全身から出るチャクラでいなして弾く。本来は日向宗家のみに伝わる術。ネジは分家の者であるが、これを独自で会得した。ヒアシのものは巨大なクレーターができるほど大きく、攻撃力もあわせ持つ。
輪廻眼(りんねがん) [編集]
【六道仙人、うちはマダラ、トビ(うちはオビト)、長門】
三大瞳術の中では最も崇高にして最強の瞳術とされ、写輪眼が最終的に辿り着く究極系である。
輪廻眼を持つ者は創造神とも破壊神とも言われ、忍の始祖である六道仙人が最初に開眼し、伝説上の眼と言われていた。模様は波紋のようで、色は薄い紫色をしている。その瞳力は、万華鏡写輪眼ですら解読不可能なうちはの碑文をも解読してしまうほどである。世が乱れるときに現れると伝えられており、カカシ曰く突然変異によるものであり、他の二つの瞳術とは違い遺伝ではない。
長門は両親の死をきっかけに開眼させているが、トビは「長門に輪廻眼を与えたのは自分であり、輪廻眼は元々俺の物」と語っており、マダラとグルグルの口から、マダラの輪廻眼を長門に移植していたことが判明。本物のうちはマダラも、弟のイズナから万華鏡写輪眼を移植した事で「永遠の万華鏡写輪眼」を得て、初代火影・柱間と激闘を繰り広げた後、入手した柱間の細胞を利用する事で、死亡する直前に「永遠の万華鏡写輪眼」から輪廻眼へと開眼させている。
うちはマダラの持つ輪廻眼は万華鏡写輪眼の瞳力も包含しており、輪廻眼の状態で須佐能乎が発動可能である。
輪廻眼を持つものは「六道」と呼ばれるが、トビ曰く「うちはと千手、両方の力を持つ者」という意味であるとのこと。これらに加えて六道仙人の系譜を合わせて考えると、開眼条件は「うちはの血統と写輪眼」「千手の血統と血継限界能力」の双方を持つことだと思われる。
全ての性質変化を操ることが可能であるほか、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道・外道の7つの能力を使いこなすことができる(詳細はペイン / 長門を参照)。
なお、長門が操るペイン六道は、全員が視覚情報を共有し、掛け声、アイコンタクト、サイン無しで隙の無い防御、攻撃を避けることや連携攻撃ができる(ペイン六道の素体となった人間は元々輪廻眼を持っておらず、なぜ眼を持つようになったのかは現在のところ不明)。また、自身が持つバールのような凶器を対象に刺し、輪廻眼の像を見せチャクラの流れを乱すこともできる。対象者は輪廻眼の模様の幻影を見ると同時に寒気が走り、最終的に対象者の精神を乗っ取ることができる。さらに、凶器が刺さった対象者が戦闘を続けると、至近距離でも術を外す。その他、結界を直接目視することも可能とする。
- 外道の術(げどうのじゅつ)
- 【うちはオビトが操るペイン六道】長門のペイン六道とは異なり、作中では視野の情報を共有するのみに留まっている。カカシの推察では、六道の術は既に長門との戦いで仕組と対処法が割れているため、チャクラを使ってまで使用可能にする必要が無い、となっている。
- 口寄せ・外道魔像(くちよせ・げどうまぞう)
- 【長門、うちはオビト、うちはマダラ 】輪廻眼・外道の能力。詳しくは口寄せの術を参照。
- 魔像の鎖(まぞうのくさり)
- 【長門、うちはオビト】チャクラで構成された鎖で、輪廻眼の外道のみ使用できる。外道魔像を介してペイン六道に刺さっている杭から出現させることで、人柱力の体に尾獣を縛り付ける。トビが使用するものは長門よりも縛りが強く、呪印付きの杭と繋げる使い方もできる。
血継限界での性質変化 [編集]
血継限界によって2つの性質変化を一度に合わせ新たな性質を作り出す能力が存在する。3つを合わせる場合は血継淘汰と呼ばれる。
氷遁(ひょうとん) [編集]
氷遁は水遁と風遁を同時に発動し組み合わせた忍術であり、白などの雪一族が使用していた。『劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』にも氷遁忍術が登場するが、カカシにコピーされる[4]。
- 氷遁秘術・魔鏡氷晶(ひょうとんひじゅつ・まきょうひょうしょう)
- 【白】血継限界を用いた氷遁系の秘術。冷気によって自身のみを映す氷の鏡を作り出し、術者はその間を光速で移動できる。無数の鏡で敵をドーム状に包囲し氷間を光速で移動しながら中にいる敵に千本を投げつける、空中に一枚の氷の鏡を出現させ不意打ちする等の使い方がある。
木遁(もくとん) [編集]
木遁は水遁と土遁の性質を持つチャクラを組み合わせて使用する。発動には非常に高い精密さと千手一族の血継限界が必要となる。ヤマトが木遁系の術の使用を可能にしているのは、大蛇丸の実験により初代火影・千手柱間の細胞を埋め込まれて育てられた実験体であるためである。ダンゾウも大蛇丸との接触によって初代火影の細胞を自身に埋め込んでおり使用を可能にしている。しかし、この方法での使用には相応のリスクもあり、柱間細胞への支配力が落ちた場合は細胞に肉体を乗っ取られる危険性がある。なお、詳細は不明だがマダラも初代火影の力の一部を手に入れており、関連性が示唆されている。印は最後に巳の印が多い。関連性は不明だが強い生命力を持つ九尾チャクラに反応し、発生した樹木が活性化されている描写がある。
- 木遁の術(もくとんのじゅつ)
- 【初代火影・千手柱間、ヤマト、志村ダンゾウ】樹木を自在に操る[5]。
- 木遁・挿し木の術(もくとん・さしきのじゅつ)
- 【うちはオビト】作中での使い方は次の通り。作中では即死を狙って使用されている。
- 敵に先の尖った鋭い枝を投げつけ、当たると同時に印を結んで一気に枝分かれさせ、串刺しにする。または、敵に槍投げの要領で投げて直接突き刺す。
- 十尾の掌や指から雨のように降らせる。あまりに数が多く、かわし切ることは困難。
- 木遁・四柱家の術(もくとん・しちゅうかのじゅつ)(補助)
- 【ヤマト】何も無い野原に巨大な一軒家を創造する。野宿の際などに用いる術。
- 木遁・連柱家の術(もくとん・れんちゅうかのじゅつ)(補助)
- 【ヤマト】一度に何軒もの家を作り出す。使用するとチャクラを多量に消費する模様。
- 木遁・四柱牢の術(もくとん・しちゅうろうのじゅつ)(補助)
- 【ヤマト】地中から多数の角材を生成させ、瞬時に牢屋を形成する。複数敵を捕獲する。
- 木遁・樹縛栄葬(もくとん・じゅばくえいそう)
- 【ヤマト】木の根を敵の足元から成長させて身動きを取れないようにし、さらに成長させて圧死させる。最終的にその木は一本の大木へと変化する。アニメ版オリジナルの術。
- 木遁・大樹林の術(もくとん・だいじゅりんのじゅつ)
- 【ヤマト】腕を巨木へと変化させる。高速で伸長し、先端は杭のように枝分かれを起こすため、敵を拘束したり、串刺しにすることもできる。
- 木遁・樹界壁(もくとん・じゅかいへき)(補助)
- 【ヤマト】大木を幾重にも組み合わせて壁をつくる。アニメ版オリジナルの術。
- 木遁・樹海降誕(もくとん・じゅかいこうたん) (補助)
- 【ヤマト】比較的小規模な森林を発生させる。
- 木遁秘術・樹界降誕(もくとんひじゅつ・じゅかいこうたん)(万能、攻撃・防御・補助)
- 【初代火影・千手柱間、うちはマダラ】「木遁・樹界降誕」とも言う。木ノ葉の里の創設者である初代火影が開発した術であり、上記の「木遁・樹海降誕」の上位種である。あまりの難易度故に本人以外習得したものがいないという幻の木遁忍術。チャクラを生命の源として巨大な樹木を生成し、それらを意のままに操ることで、攻防や敵の捕獲まで行える万能の術(つまりはノーマルの「木遁の術」をそのまま強化したもの)。「闘の書」では秘伝となっている。
- 木遁・花樹界降臨(もくとん・かじゅかいこうりん)(万能、攻撃・防御・補助)
- 【初代火影・千手柱間、うちはマダラ】地面から木の根や茎を成長させて周辺を巨大な樹木が無数に絡み合う地形に変え、巨大な花を咲かせる(その光景は極楽浄土のイメージに近い)。花の花粉を吸うと身体が動かなくなる。
- 木遁・木錠壁(もくとん・もくじょうへき)(補助)
- 【ヤマト】シェルタートンネルのような、木製の半ドームを形成する。敵の攻撃や爆風を防いだり、敵の逃走を少しでも遅らせるために用いる。
- 木遁・黙殺縛り(もくとん・もくさつしばり)
- 【ヤマト】腕から木をロープのように伸ばし、敵をグルグル巻きにして動きを封じる。
- 木分身の術(もくぶんしんのじゅつ)(補助)
- 【ヤマト、うちはマダラ、初代火影・千手柱間】「木遁分身」とも言う。木でできた分身を作る。他の分身と違い細胞を元に作られており、十分な攻撃・防御力を持つため単身で戦場に送られることもある。また人型のみならず、種子状に変化させることで発信機となる。この術の本体と分身かを見分けられるのは写輪眼のみと言われる。
- 多重木遁分身の術(たじゅうもくとんぶんしんのじゅつ)
- 【うちはマダラ】木分身の術でできた分身を多数出現させる。マダラは五影に対し一人につき須佐能乎を発動した五体を交戦させることで、五影を圧倒的に不利な状況に追い込んだ。
- 木変化の術(もくへんげのじゅつ)(補助)
- 【ヤマト】木を利用する以外は基本的に「変化の術」と同じが(ナルト曰く「めんどくさそうに使わなくてもいいじゃない」)、斬撃からは完全に防がれる。また、作中ではこの術を看破するのはカブトのような感知タイプの忍のみ。
- 木龍(もくりゅう)
- 【初代火影・千手柱間、うちはマダラ】象のような鼻を持つ巨大な木製の龍を作り出し、尾獣のチャクラを吸い取る。かつてマダラが操っていた頃の九尾をも縛り上げたといわれている。
- 火影式耳順術・廓庵入鄽垂手(ほかげしきじじゅんじゅつ・かくあんにってんすいしゅ)
- 【ヤマト、初代火影・千手柱間】詳細は封印術を参照。
炎遁(えんとん) [編集]
天照の黒炎を形態変化させる術。純粋に火遁の上位種なのか、万華鏡写輪眼による血継限界なのかは不明。
- 炎遁・加具土命(えんとん・かぐつち)
- 【うちはサスケ】詳細は写輪眼を参照。
熔遁(ようとん) [編集]
- 熔遁・護謨玉(ようとん・ゴムだま)
- 【ドダイ】体内のチャクラをゴムに変換して口から吹き出し、球体を作り出す。陽動に用いることも可能。
- 熔遁・護謨壁(ようとん・ゴムへき)
- 【ドダイ】口からゴムを吹き出し、壁をゴムでコーティングする。
- 熔遁・灼河流岩の術(ようとん・しゃくがりゅうがんのじゅつ)
- 【老紫】口から高熱を帯びた多量の火山弾(溶岩の塊)を吹き出す。
- 熔遁・石灰凝の術(ようとん・せっかいぎょうのじゅつ)
- 【黒ツチ】体内のチャクラを石灰に変換し、口から吹き出す。石灰は水に反応して凝固する速効性のセメントであり、水遁系の術で範囲を広げることで効果を発揮する。十尾に対しては大多数で使用し、水遁系の術と火遁系の術を併用することで身動きを(一時的に)封じた。
溶遁(ようとん) [編集]
強い酸性を有する粘質の液体を操る忍術。
- 溶遁・溶怪の術(ようとん・ようかいのじゅつ)
- 【五代目水影・照美メイ】体内のチャクラを強い酸性で粘質の液体に変換し、口から吹き出す。
沸遁(ふっとん) [編集]
水遁と火遁を組み合わせた忍術。
- 沸遁・巧霧の術(ふっとん・こうむのじゅつ)
- 【五代目水影・照美メイ】体内のチャクラを強酸の霧に変換し、口から吹きだす。その酸の強さはサスケの須佐能乎から生成された骨を溶かす程。
嵐遁(らんとん) [編集]
水遁と雷遁を組み合わせた忍術。『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』にも登場するが、ダルイと同血族がターゲットとなったかは不明(当時の原作で嵐遁は未登場)。
- 嵐遁奥義・嵐鬼龍(らんとんおうぎ・らんきりゅう)
- 【卑留呼】雷を帯びた黒い雲を成長させ、チャクラを吸収する巨大な積乱雲を作り出し、嵐や雷で周囲を破壊する。劇場版オリジナルの術。
- 嵐遁・雷雲腔波(らんとん・らいうんくうは)
- 【卑留呼】雷を帯びた黒い雲を発生させ、放電により敵を攻撃する。劇場版オリジナルの術。
- 嵐遁・励挫鎖苛素(らんとん・レイザーサーカス)
- 【ダルイ】合わせた両手から強力なレーザー光線を高速で複数飛ばす。光線は自在に曲げることができ、人質をかわして敵だけに飛ばす陽動にも使える。
爆遁(ばくとん) [編集]
この術には、血継限界としての術と、デイダラが手に入れた禁術の2通りある。尚、どちらも岩隠れの里出身者が扱う。
- 爆遁・地雷拳(ばくとん・じらいけん)
- 【ガリ】拳で殴りつけた物体を内側から爆砕する。疾風伝では飛んできた複数のクナイの軌道を変えて相手に弾き返すという使い方をした。
灼遁(しゃくとん) [編集]
- 灼遁・過蒸殺(しゃくとん・かじょうさつ)
- 【パクラ】自分の周囲に展開させた火球を対象に当て、対象の水分を蒸発させミイラ化させる。疾風伝では複数の火球を一つに収束させて広範囲を焼け野原にした。また、水遁に相殺される設定も追加されている。
磁遁(じとん) [編集]
磁力を操る忍術。使い手は主に手持ちの金属製の武器(砂鉄、砂金、手裏剣など)に磁力を纏わせ、自在に操る。サソリは血継限界を継承しているわけではなく、三代目風影の傀儡を通して使用する。下記のもの以外に四代目風影、雲隠れのトロイも用いる。
- 砂鉄界法(さてつかいほう)
- 【三代目風影、サソリ】磁界の反する二つの高密度の砂鉄の塊を結合し、磁力を一気に高め、その磁界の反発力で広範囲に砂鉄の針を棘の如く拡散させる。
- 砂鉄結襲(さてつけっしゅう)
- 【三代目風影、サソリ】膨大な量の砂鉄を高密度に圧縮させる。硬質かつ重度の増した、巨大な鋼鉄製の武器を瞬時に生成させる。その形状は術者の思うがまま。標的のタイプや戦闘領域の地形に合わせた、的確な攻撃法を選択できる。原作では三角柱、四角柱の形状が登場しており、アニメでは独楽のような動きをするものも登場。
- 砂鉄時雨(さてつしぐれ)
- 【三代目風影、サソリ】砂鉄を微小な粒状に固め、「散弾」の如く、広範囲を一斉に攻撃する。さらに、砂鉄の「弾丸」を鋭利な針状に変化させ、殺傷能力を上げるなどの攻撃パターンも存在する。
アニメオリジナル [編集]
晶遁(しょうとん) [編集]
アニメオリジナルの、水晶を使用した術。地中または空気中のあらゆる物質を水晶に変換でき、周りは材料で満たされていると言っても過言ではない。但し、チャクラまでは結晶化できない模様。また、晶遁に関連した術や攻撃を受けると、体内の細胞(血液)さえも結晶に変わる。かつて雲隠れの里の忍が被害を受け、一つの村が一夜で壊滅したと言われており、それ以降は単なる噂とされていた。色はローズクォーツに近い。現実の水晶と同じく分子レベルで結合している(モース硬度では最高を10とすると7である)ため、破壊するには相当な威力が必要とされる。カカシの写輪眼でコピーできないことから、血継限界の一種といえる。攻守双方において非常に高い能力を示すが、耐性を持つため効かない相手も存在する(チャクラの極端に高い三尾や、術への耐性を得た寄壊蟲や、チャクラで体を覆ったヒナタなど)。
- 晶遁の術(しょうとんのじゅつ)
- 【紅蓮】あらゆる物質を結晶化させる。
- 結晶・巨大六角手裏剣(けっしょう・きょだいろっかくしゅりけん)
- 【紅蓮】手のひらに巨大な六角形の結晶をつくり、これを手裏剣のように投げ飛ばす。
- 結晶・六角手裏剣乱舞(けっしょう・ろっかくしゅりけんらんぶ)
- 【紅蓮】手のひらに作った六角形の結晶を手裏剣のように大量に投げ飛ばす。
- 晶遁・一糸光明(しょうとん・いっしこうみょう)
- 【紅蓮】自身を結晶で囲い、その結晶からビームを発射して攻撃する。
- 晶遁・御神渡りの術(しょうとん・おみわたりのじゅつ)
- 【紅蓮】湖の水面を敵に向かって結晶化させ、最終的には敵を串刺しにする。
- 晶遁・紅の果実(しょうとん・くれないのかじつ)
- 【紅蓮】味方を結晶の防御壁で包む。
- 晶遁・翠晶鏡(しょうとん・すいしょうきょう)
- 【紅蓮】水晶でできた六角形の鏡を作る。
- 翠晶分身の術(すいしょうぶんしんのじゅつ)
- 【紅蓮】水晶鏡に写った自分の像から、複数の水晶分身を作りだす。作中では6体出現している。
- 晶遁・翠晶刀(しょうとん・すいしょうとう)
- 【紅蓮】腕に水晶でできた刀を作る。「結晶・翠晶刀」とも言う。
- 晶遁・翠晶迷宮の術(しょうとん・すいしょうめいきゅうのじゅつ)
- 【紅蓮】八卦八方陣に仕込んだ八角水晶の種を使い周囲を水晶の結界で包む。外見はブリリアントカットが施された宝石に近い。実際の宝石の如く、光は(迷宮の中で)乱反射を起こし、白眼を使用すると自身の姿が無数に映し出され、対象を見失う。作中では直径1km程の結界が作り出された。また、地中にも水晶の壁が伸びており、簡単に突破されない。
- 晶遁・翠晶牢の術(しょうとん・すいしょうろうのじゅつ)
- 【紅蓮】対象を水晶に閉じ込める。自身でそれを破壊すると対象は粉々に砕ける。
- 晶遁・結晶五角牢(しょうとん・けっしょうごかくろう)
- 【紅蓮】ピンク色の水晶を敵に向けて成長させる。地面から垂直に成長させることも可能。対象が水晶に触れるとその中に閉じ込められ、死に至る。水晶牢の術とは違い、対象は複数となる。対象は人の大きさから虫の大きさまで様々である。
- 晶遁・翠晶壁八の陣(しょうとん・すいしょうへきはちのじん)
- 【紅蓮】結晶の壁で敵を囲い、動きを封じる。
- 晶遁・翠晶六角柱(しょうとん・すいしょうろっかくちゅう)
- 【紅蓮】周囲に結晶でできた柱を5本立て、対象を囲む。
- 晶遁・破晶降龍(しょうとん・はしょうこうりゅう)
- 【紅蓮】水を結晶化させ、龍のような形にする。
鋼遁(こうとん) [編集]
【卑留呼】『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』に登場。体を鋼のように硬化させ、刀などの攻撃を無効とする。
迅遁(じんとん) [編集]
【卑留呼】『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』に登場。超高速での移動を可能とする。
冥遁(めいとん) [編集]
『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』に登場。敵のチャクラの吸収と解放を行う。
- 冥遁・吸穴孔(めいとん・きゅうけつこう)
- 【卑留呼】左手の印の部分から相手の術のチャクラなどを吸収し、術ごと消失させる。逆に自身の術として強化し、会得することができる。
- 冥遁・邪自滅斗(めいとん・じゃっじめんと)
- 【卑留呼】冥遁・吸穴孔で得たチャクラを水色の炎に変換し左手の印の部分から放出させ、倍返しの形で敵を遠くへ吹き飛ばす。
血継淘汰 [編集]
血継淘汰(けっけいとうた)とは、血継限界の上位に位置する、3つの性質変化を一度に合わせる超高等能力で、忍連合軍本部でも史上2人の使用者しか認知していない程の希少な能力である。
塵遁(じんとん) [編集]
一度に風遁、土遁、火遁の三つの性質を合わせる血継淘汰の一つ。元々は二代目土影・無が使用しており、三代目土影・オオノキは二代目から教わる事で会得している。なお、無は自身の体を分裂させる術(名称不明)を使用すると、塵遁系自体が使用できなくなる。
- 塵遁・原界剥離の術(じんとん・げんかいはくりのじゅつ)
- 【二代目土影・無、三代目土影・オオノキ】作中での使い方は以下の通り。使用すると金属状の音を発する。
- 両手から作り出した巨大な立方体のブロックを対象者に当て、分子レベルまで分解して消滅させる。両者がぶつかると周辺の物質が広範囲に消滅する。
- 円柱を模したブロックをビーム状に遠くへ飛ばす。使用者自身が回転し、触れた部分を一度に消滅させることも可能。
- 岩山を消滅させる程巨大な立方体のブロックを出現させる。作中ではブロックを部分的に割り、雷水龍弾を通した。この時は「塵遁・限界剥離の術」と表記されている。
その他の血継限界 [編集]
かぐや一族の血継限界 [編集]
- 屍骨脈(しこつみゃく)
- 【君麻呂、薬師カブト[6]】かぐや一族に伝わる、体内の骨を自在に操る能力。骨芽細胞・破骨細胞・カルシウム濃度など、骨に関係あるものであれば制約無く自由自在に操れるため、骨の生成・分解・硬化なども思いのままである。状態2の君麻呂は骨と身体の融合が可能。
- 唐松の舞(からまつのまい)
- 【君麻呂】体中から無数の骨を突き出す。
- 早蕨の舞(さわらびのまい)
- 【君麻呂、薬師カブト[7]】地中でも発動できる舞で、地上に無数の鋭い骨の刃を出す。骨と一体化して自由に移動できるため、回避されても不意打ちが可能。その光景は巨大な剣山の様で、太さは自在。君麻呂は状態2で使用可能となる。
- 椿の舞(つばきのまい)
- 【君麻呂】骨の刀を形成して肩から抜き取り、連続して敵を突く。
- 十指穿弾(てしせんだん)
- 【君麻呂】指の骨飛礫を飛ばす。回転が加えられており、いかなる硬質な物質でも貫かれてしまう。
- 鉄線花の舞・蔓(てっせんかのまい・つる)
- 【君麻呂】背中から脊柱を引きずり出す。脊柱は非常に長く、鞭のようにしなる。これによって敵を捕らえることが可能。君麻呂は状態2で使用可能となる。
- 鉄線花の舞・花(てっせんかのまい・はな)
- 【君麻呂】最硬化した骨で巨大な矛を作り、相手を貫く技。膨大なチャクラを用いる術のため、状態2で使用可能となる。その分チャクラの消耗も激しく、決して外さぬよう敵を「蔓」で捕える必要がある。
- 柳の舞(やなぎのまい)
- 【君麻呂】骨の刀で攻撃するが、状況によって技の形は変化する。
左近・右近の血継限界 [編集]
- 双魔の攻(そうまのこう)
- 【左近、右近、薬師カブト】「双魔の術」とも言う。作中での使い方は次の通り。
- 左近と右近がそれぞれ体を共有している状態を意味する(普段は左近が表に出ている)。中に入っている方はどこからでも自分の体のあらゆる箇所を飛び出させることができる。
- カブトは自身が取り込んだ人物の細胞を移植し、取り込んだ人物と体を共有した状態になり、その人物が変わると姿や術も変化する。そのためで取り込んだ人物の術の使用を可能にした。
- 寄生鬼壊の術(きせいきかいのじゅつ)
- 【右近】肉体を分解して相手の体内に入り込み、細胞を自分の細胞で侵食する暗殺専門の術。相手が自傷すると負傷するが、逆に使用中に無傷で術者を攻撃することは出来ない。右近は状態2で使用可能となる。
- 多連脚(たれんきゃく)
- 【左近、右近】双魔の攻で体を共有している時に相手を蹴る。その際に中に入っている方の足も加え、3本分の蹴りを相手に食らわせることも可能。
- 多連旋風(たれんせんぷう)
- 【左近、右近】双魔の攻で体を共有している時、多連脚と自身の回転を加えることで旋風を発生させる。アニメ版オリジナルの術。
- 多連拳(たれんけん)
- 【左近、右近】双魔の攻で体を共有している時に相手を殴る。一見1本の腕での高速パンチに見えるが、実際は中に入っている方の手も加わっている。この時は中の方の手で相手を捕まえたりできる。
卑留呼の血継限界(劇場版オリジナル) [編集]
『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』にのみ登場したオリジナルの術。全ては鬼芽羅の術から派生する。それぞれの性質変化は、鋼遁・迅遁・冥遁・嵐遁を参照。
- 鬼芽羅の術(きめらのじゅつ)
- 【卑留呼、壱】長い年月を経て卑留呼が開発した禁術。他者の体を融合させることで、血継限界を習得する。中には独自のものも含まれる。壱が使用したものは自身の口寄せ動物と体を共有した弐と参、及び自らを合成させ、最終的に強化された口寄せ動物のキメラを作り出している。
竜舌の血継限界(劇場版オリジナル) [編集]
- 竜命転生(りゅうめいてんせい)
- 死んだ相手にキスすることで自分の命を相手に与える。
脚注 [編集]
- ^ 「者の書」では、その三者が血継限界とされている。
- ^ なお、左眼は元々オビトの目であり、万華鏡が開眼する前にカカシに移植されているが、万華鏡の瞳術は元となった写輪眼の開眼者で決まる。
- ^ シスイの万華鏡写輪眼の瞳各々には違う瞳術ではなく同じ瞳術『別天神』が宿っていることがダンゾウやイタチが左右別々の目で術を使用していたことから伺える。
- ^ 当時は原作で氷遁という設定自体が未登場であり、それが血継限界であること、下記の魔鏡氷晶が氷遁であることの双方も公表されておらず、実質映画オリジナル忍術となっていたため血継限界を写輪眼でコピーできない設定が反映されなかった
- ^ 「者の書」では初代火影も使用している扱いになっている。
- ^ 双魔の攻(双魔の術)で本来の術者を出現させ、使用を可能にした。
- ^ 双魔の攻(双魔の術)で本来の術者を出現させ、使用を可能にした。
参考書籍 [編集]
- NARUTO秘伝・者の書 - キャラクターオフィシャルデータBOOK(集英社・ISBN 9784088742472)
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