血漿タンパク質

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血漿タンパク質(けっしょうタンパクしつ)とは、血漿の約7%を占めるタンパク質のことである。血漿タンパク質はアルブミングロブリンフィブリノゲンの3種類に大別される。この項では血漿タンパク質の重要な役割について述べる。

膠質浸透圧[編集]

血漿タンパク質は毛細血管壁を透過しないため、膠質浸透圧(膠質はねばりのある性質のこと)を発生し、毛細血管領域における水の濾過量の決定要因として重要である。浸透圧の高いほうへ水が移動するからである。膠質浸透圧の発生には、アルブミンが最も重要である。

抗体としての役割[編集]

グロブリンのうち、γ(ガンマ)グロブリンとよばれる分画は、免疫グロブリン(めんえき-、immunoglobulin)ともよばれ、リンパ球によって産生される抗体である。免疫グロブリンには、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類がある。

血液凝固[編集]

血管が損傷して血液が流出すると、出血を止めるべく血管と血液に変化が生じる。 第1段階では、血小板が凝集して血小板血栓が形成され、一時的な止血を行う。つづく第2段階でフィブリノゲンフィブリンに変化し、血小板血栓を包み込んで補強する。

参考文献[編集]