蟲のこゑ

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楽 譜

蟲のこゑ』(むしのこえ)は文部省唱歌。戦後は一般に『虫のこえ』と表記される場合が多い。1910年『尋常小学読本唱歌』に初出。1998年告知の『小学校学習指導要領』において、第2学年の歌唱共通教材とされている。2007年(平成19年)には「日本の歌百選」に選ばれた。

歌詞[編集]

『尋常小学読本唱歌』所載の歌詞
  1. あれ松蟲が鳴いてゐる。
    ちんちろちんちろ ちんちろりん。
    あれ鈴蟲も鳴き出した。
    りんりんりんりん りいんりん。
    あきの夜長を鳴き通す
    あゝおもしろい蟲のこゑ。
  2. きりきりきりきり きりぎりす。
    がちやがちやがちやがちや くつわ蟲。
    あとから馬おひおひついて
    ちよんちよんちよんちよん すいつちよん。
    秋の夜長を鳴き通す
    あゝおもしろい蟲のこゑ。

歌詞の改変[編集]

1932年の『新訂尋常小学唱歌』では2番の「きりぎりす」が「こほろぎや」に改められた。これは歌詞にある「きりぎりす」がコオロギを指す古語であり、「きりきり」という歌詞もまたコオロギの鳴き声を表現したものであることから、虫の名と鳴き声とを整合させるためであった。しかし、そのために「きりきり きりきり きりぎりす」というは失われた。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]