虚構新聞
| URL | http://www.kyoko-np.net/ |
|---|---|
| 使用言語 | 日本語 |
| 運営者 | UK |
| 設立者 | UK |
| 設立日 | 2004年3月 |
虚構新聞(きょこうしんぶん)は、日本のウェブサイトのひとつ。「実際にありそうで実は存在しない」ネタをニュースとして掲載している。
目次 |
[編集] 概要
2004年3月に、滋賀県在住の塾講師・UKによってすでに運営されていた個人ホームページ「楠木坂コーヒーハウス」上で、UK自身がエイプリル・フール限定のウソのニュースを掲載した事に端を発している。「1本だけ書くつもりがまとめて3~4本書いた」(UK・以下同)[1]。その後もエイプリル・フールにとどまることなく、月に1~2本のペースで新しいウソニュースを投稿、20本ほどたまったところで「虚構新聞」としてサブページ化する事を思い立って作成されたものである[1]。
2008年に独自ドメイン名での運用が開始されるまで、先述のサイトのサブページとしての運用が続けられていた。
虚構新聞はその全てがUK個人のネタで成り立っており、虚構新聞上に掲載されている情報は99%がウソである[1]。しかし100%ウソではなく、例えば"虚構新聞は虚構新聞社なる株式会社組織によって運営されている"は完全なウソであるが、"1880年4月1日創業"(4月1日だけ正しい)や"社員数1人"(1人だけ正しい)など、わずかな真実を加える事によって、ネタがさらに現実味を帯びる構造となっている。また表示される広告は全て本物である[1]。なお、かつて「鏡子さん」なる秘書がいたとされているが、これは虚構をローマ字表記すると"KYOKO"となる事から考え出されたUKのネタで、サイトの運営は創設以来、UK一人のみで続けられている[1]。
本当にだまされる人が出ないよう、タイトル脇に、背景色と同じ色で"これは嘘ニュースです"と書かれており、転載のためにコピー&ペーストしようとすると気がつく、という仕掛けである。だが、「4月から、17文字に ツイッター」や「フォロワー300人以下は強制退会 SNS化を徹底」はTwitter上で拡散し、真に受けるユーザーも多かったという[2][3][4]。またぴーかんテレビの「セシウムさん」事件を取り上げたネタを、ウォール・ストリート・ジャーナルが引用してしまったこともあった[5]。
たまに"ネタを投稿したい"とか"このネタを使ってください"などの投稿希望者や、実際にネタを送りつける閲覧者があるというが、UKは「自分のサイト内で全て完結したい」と全て断っている[1]。
虚構新聞の名称およびサイト装丁は、もともとUKが住む滋賀県で刊行されている京都新聞のサイトを参考(「KYOTO」と「KYOKO」は一文字違いである)にして作成された。その後、朝日新聞、産経新聞、読売新聞などのニュースサイトを参考にして徐々に変更が加えられ、現在の形になった[6]。
2010年12月15日には、今までのネタを集めた単行本『号外!!虚構新聞』が笠倉出版社から発売された[7]。書籍版の虚構新聞が発売されたことを伝える記事では、「『号外!!虚構新聞』発売開始 早朝から長蛇の列になればいいのに」と書かれている。
2011年7月、iOSアプリケーションの提供を開始した[8]。
[編集] 逸話
「ありそうで実際にはない」事にこだわった結果、執筆当時には本当になかったものが、その後現実のものになってしまう場合がある。例えば
- ど根性スイカ(2006年6月19日)[1]
- Googleユニバース(2007年7月27日)[2]
- 衛星写真まで拡張したGoogle Earthが宇宙版にまで拡大した、というパロディ。
- リスモくん死去[3]
- iPhoneがauからも発売されることが報じられたのを受けて掲載されたパロディだが、その直後にLISMO Music Storeのサービス終了が発表されるなどの出来事が発生。これを受け虚構新聞は「虚構が事実になってしまったのは遺憾である」として、「お詫びと訂正」を発表した[13]。また同記事のタイトル脇の文字も、「これは嘘ニュースのはずでした」になっている。
などである[1]。
[編集] 脚注
- ^ a b c d e f g 99%がウソ記事!?──「虚構新聞社」の社主が語る、ノンフィクションな本音 ASCII掲載 - 古田雄介の“顔の見えるインターネット”
- ^ “【やじうまWatch】 それでもやっぱり…虚構新聞の嘘記事に釣られるTwitterユーザー ほか -INTERNET Watch”. Impress Watch. 2011年8月2日閲覧。
- ^ “【Twitter】有料化の次は虚構新聞発、フォロワー数300人以下は強制退会のデマ騒動 2011/07/11(月) 17:19:38 [サーチナ]”. サーチナ. 2011年8月2日閲覧。
- ^ “『号外!! 虚構新聞』 ま た お ま え か(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース”. エキサイト. 2011年8月2日閲覧。
- ^ 【情報】ウォール・ストリート・ジャーナルが虚構新聞の嘘ニュースに釣られる事例が発生(twitpic、2011年8月8日)
- ^ “フィクションばかりを配信する謎のニュースサイト「虚構新聞」 その“真実”に迫る”. nifty. p. 2. 2011年12月17日閲覧。
- ^ ISBN 978-4773085389
- ^ “【やじうまWatch】 信頼されない報道機関を目指す」虚構新聞社のiPhoneアプリが登場 ほか -INTERNET Watch”. Impress Watch. 2011年8月24日閲覧。
- ^ “ニュース和歌山-9月2日6面”. ニュース和歌山. 2011年7月18日閲覧。
- ^ “asahi.com:【大阪】ど根性スイカ 高槻にもあり - 食”. 朝日新聞社. 2011年7月18日閲覧。
- ^ “「ど根性」スイカと日々草 住民に勇気/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの”. 2011年7月18日閲覧。
- ^ “コンクリのすき間から…亀岡でど根性スイカ実る : 京都新聞”. 京都新聞社. 2011年7月18日閲覧。
- ^ 虚構新聞が出した、前代未聞の「お詫びと訂正」が記録的なRT数を達成(やじうまWatch、2011年10月3日)
[編集] 外部リンク
- 虚構新聞
- 楠木坂コーヒーハウス(虚構新聞の親ページ)