藻南公園
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藻南公園(もなみこうえん)は、北海道札幌市南区にある公園(分類は総合公園)。1949年(昭和24年)に開園した。敷地面積は約30ヘクタール。
目次 |
[編集] 主要施設
- 炊事広場 - 豊平川沿いで炊事が可能
- 野球場(1面) - 有料、夜間照明あり
- 硬式テニスコート(2面) - 有料、夜間照明あり
- パークゴルフ・パットゴルフ場
- 遊具
- 駐車場(2箇所) - 126台、6:30~20:30
- トイレ(5箇所)
[編集] 特徴
バーベキューやジンギスカンなどを楽しめる炊事広場が豊平川に隣接して設置されているため、川のせせらぎを聞きながらの食事が可能である。また、川遊びや、遊具を使った遊びをすることができ、休日は子ども連れの家族でにぎわう。小学校の児童たちが遠足で訪れることもある。公園から眺望できる花魁淵(おいらんふち)は、景勝地として「さっぽろ・ふるさと文化百選」に選定されている(No.067「伝説・おいらん淵」)。
[編集] 花魁淵伝説
[編集] 概説
明治時代、吉原遊郭から北海道に連れてこられた花魁(おいらん)が、人生を悲観して当時の薄野遊郭(現在のすすきの)を飛び出した。そして、追っ手に怯えながらさまよったあげく、現在の藻南公園の崖(がけ)にたどりついたのである。遊女は、これまでの自分の艱難を思い出し、さらには追っ手に見つけられたあとにされるであろう加虐に怯え、その場で豊平川に身を投げて自殺してしまった。遊女がいないことに気がついた主人は、追っ手をやり彼女を探したが、ついに下駄以外見つけることはできなかった。その後、なぜか遺体が上がることはなかったという。彼女が飛び降りた崖は、いつしか花魁淵と呼ばれるようになった。これが、花魁淵伝説と呼ばれて言い伝えられている逸話である。
[編集] 周辺事情
花魁淵と呼ばれるようになった理由については諸説あり、前述した女性が実在したのかという謎と同様に、その真偽は不明である。ただ、花魁淵付近では溺死者や自殺者があとを絶たず、彼らの霊を慰めるために、1948年(昭和23年)には三十三観音像が、1950年(昭和25年)には宝性地蔵尊がそれぞれ建立された。後者については現在も公園内に安置されている。花魁淵付近の水量は、今日よりも戦前・戦中のほうがより豊かであり、このことが水没者を多く出す一因となった。近年では2006年7月16日に、腹部に刺し傷がある男性の遺体が花魁淵付近の浅瀬で発見されている(死因は水死および出血)。2007年8月現在、男性の身元は不明である[1]。
[編集] 別の花魁淵伝説
花魁(遊女)にまつわる話として、山梨県甲州市にも花魁淵伝説が存在している。
[編集] 稲葉事件
2002年7月31日、藻南公園内のトイレで男性の首吊り死体(自殺)が警察官によって発見された。自殺した男性は、北海道警察釧路方面本部生活安全課所属の課長(階級は警視)である。
警視は、北海道警察本部生活安全特別捜査隊班長であった警部のかつての上司であるが、警部は同年7月10日に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されており(いわゆる稲葉事件、2日後に懲戒免職)、当時現職の警察官であった警部を逮捕に追い込む供述をしたのが、同じく覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されていたという会社役員である。
会社役員は、その後まもない8月29日、札幌拘置所内において自殺している(死因は窒息死)。ジャーナリストの曽我部司は、著書『北海道警察の冷たい夏 稲葉事件の深層』のなかで、これらを組織的かつ大規模な警察不祥事の一環であるとの見方を示している。
なお、警部および会社役員の自殺原因については不明である。
[編集] 札幌軟石採掘場跡
公園の南東にある駐車場のそばには、札幌軟石(石山軟石)の採掘場跡(石切場跡)がある。札幌軟石は、明治初期にアメリカから招聘(しょうへい)された、地質学者のトーマス・アンチセルおよび土木技師のA・G・ワーフィールドらによって発見されたのち、建築用石材として切出しが始まった。北海道の開拓事業中の当時は、札幌控訴院(現在の札幌市資料館)など札幌市内の洋風建築物に多く使用されたという。現在は採掘が行われておらず、だれでも自由に採掘場跡を見学できるよう整備されている。
なお、石山緑地にも採掘場跡があるが、藻南公園内にあるもののほうが古い。
[編集] 散策路
野球場すぐ近くに、「ふるさとの散歩道」という散策路が設けられており、真駒内公園や北海道青少年会館に通じている。当該散策路は事実上の林道であり、夜間照明などは存在しない。
散策路の頂上にある展望所からは、藻南公園や豊平川のほかにも、藻南橋、豊平川緑地、石山通、硬石山、石山陸橋、駒岡清掃工場などを見渡すことができる。
[編集] その他
- 毎年8月第一日曜日に「もいわ夏祭り」が開催され、花火が打ち上げられる。
- 札幌市民には心霊スポットとしても知られている。
- 花魁淵は、「花魁渕(おいらんぶち)」と表記されることもある。
- 公園内には蝦夷山桜と八重桜が植えられている。
- 管理事務所の横にはリヤカーが用意されており、荷物運搬用に使用できる。
[編集] 所在地
札幌市南区川沿9~11条1丁目、真駒内柏丘12丁目
[編集] アクセス
- 札幌市営地下鉄南北線真駒内駅からじょうてつバス南沢線[環96・南96]、または藻岩線[南95]に乗車し、「藻南公園前」で下車。徒歩1分。
- JR北海道札幌駅前からじょうてつバス定山渓線[7・8]、または藻岩線[南55]に乗車し、「藻南公園前」で下車。徒歩1分。
[編集] 写真ギャラリー
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名のない滝 |
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右上にあるコテージのようなものが展望台で、中央に見えるのが花魁淵である |
[編集] 周辺
- 藻南橋 - 公園内をまたがる橋
- 真駒内公園 - 豊平川を挟んで隣接している
- 北海道警察南警察署藻南交番
- 北海道札幌藻岩高等学校 - 出身者にタレントの大泉洋や、衆議院議員の杉村太蔵がいる
- 石山緑地
- 硬石山
- 国道230号(石山通)
- 国道453号
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- 公園検索システム
- 札幌市公共施設検索
- YOMIURI ONLINE - おいらん渕(札幌)
- もっと!札幌ウォーカー - おいらん渕の伝説

