薬研
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薬研(やげん)は、漢方薬などをつくるとき、薬種を細粉にひくのに用いる器具[1]。「くすりおろし」ともいう。石製のほか、鉄製、木製、陶製がある[1]。かつては石製のものが多かったが、今日では金属製のものが多い。
概要 [編集]
中央に窪みのある船形の器具の窪んだ箇所に、薬種(薬効のある草、根、木、乾燥させた動物質のもの等)を入れ、中央に握り手の部分となる軸を通した円盤状の車輪(薬研車という[1])を前後に往復させることによって、薬材を押し砕いて細粉にする。
唐辛子の調製などにも利用された。また、花火の焔硝を作るのにも用いられた[1]。
なお、小舟部分の断面はV字形となっているところから、城の防御施設において、断面U字形の空堀を「箱堀」などというのに対し、断面V字形の堀を「薬研堀」と称した。