葉室和親

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

葉室 和親(はむろ かずちか、1949年4月15日 - )は日本外交官。駐トンガ特命全権大使東京大学理学博士

人物[編集]

熊本県出身。1979年東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了し理学博士号取得。博士論文は「東伊豆単成火山群の地質と岩石」英語: (Geology and petrology of the Higashi-Izu monogenetic volcano group)[1]。1980年外務省入省。ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部一等書記官時には大陸棚限界委員会(CLCS)委員も務めた[2]。外務省経済局経済安全保障課海洋室長、在ニューヨーク日本国総領事館領事を経て、2010年から国際連合日本政府代表部参事官、2012年から駐トンガ特命全権大使[3]。2013年3月にはトンガのシアレアタオンゴ・トゥイバカノ首相との間で15億7300万円を限度とする無償資金協力「マイクログリッドシステム導入計画」の交換公文への署名を行った[4]。2023年、瑞宝中綬章受章[5]

同期入省[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 葉室和親「東伊豆単成火山群の地質と岩石」 | 東京大学学位論文データベース
  2. ^ 「沖ノ鳥島を基点とする大陸棚限界延長申請への勧告」参議院
  3. ^ 「駐米大使に佐々江氏=丹羽大使交代を決定-政府」時事通信2012/09/11
  4. ^ 「トンガに対する無償資金協力「マイクログリッドシステム導入計画」に関する交換公文の署名」外務省
  5. ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日