華厳滝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 華厳の滝 | |
|---|---|
| 位置 | 北緯36度44分05秒 東経139度30分18.4秒 |
| 所在地 | 栃木県日光市 |
| 落差 | 97m |
| 滝幅 | 7m |
| 水系 | 利根川水系大谷川 |
ウオッちず Google Map 華厳滝
華厳の滝(けごんのたき)は、栃木県日光市にある滝。発見者は勝道上人と伝えられ、仏教経典の1つである華厳経から名づけられたといわれるが、日光では他に阿含滝、方等滝、般若滝、涅槃滝もあることから、五時の教判から、それらと同様に命名されたものと考えられている。
目次 |
[編集] 概要
男体山の噴火により堰き止められた中禅寺湖からの地表を流れる唯一の流出口大谷川にある滝。落差97mの滝を一気に流れ落ちる様は壮観で、日本三名瀑のひとつにも数えられている。
中段部分からは十二滝と呼ばれる伏流水が流れ落ち、直下型の華厳滝と相まって優れた景観を作りだしている。観光客向けの華厳滝エレベーターが設置されていて、エレベータで降りた観瀑台からは滝壷を間近に見ることができる。
1931年、国の名勝に指定(「華厳瀑および中宮祠湖(中禅寺湖)湖畔」)。2007年、日本の地質百選に選定(「華厳の滝」)。
[編集] 交通
日光駅・東武日光駅から東武バス日光で「中禅寺温泉駅」下車、徒歩5分。
[編集] 自殺の名所
華厳滝は自殺の名所としても知られるが、実はここ30年間の自殺者はいないと言われる。明治36年(1903年)5月22日、まだ18歳だった一高生の藤村操がこの滝の近くにある樫の木を削り、「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺した。その後彼に影響を受けた自殺が相次いだため自殺の名所という評判が立ってしまった。
藤村の「巖頭之感」の続きは以下の通りである。
『悠々たる哉天壊、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て此大をはからむとす。ホレーショの哲学、竟に何等のオーソリチィーに値するものぞ。萬有の真相は唯一言にして 悉す。曰く「不可解」。我この恨を懐いて煩悶終に死を決するに至る。既に巌頭に立つに及んで胸中何等の不安あるなし。始めて知る大なる悲観は大なる楽観に一致するを。』
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 国指定文化財 データベース(文化庁)

