菊池涼介

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菊池 涼介
広島東洋カープ #33
菊池涼介2014年5月.jpg
2014年5月5日(マツダスタジアム)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都東大和市
生年月日 1990年3月11日(24歳)
身長
体重
171 cm
69 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手遊撃手
プロ入り 2011年 ドラフト2位
初出場 2012年6月30日
年俸 3,900万円(2014年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

菊池 涼介(きくち りょうすけ、1990年3月11日[1] - )は、広島東洋カープに所属するプロ野球選手内野手[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

東京都東大和市出身。武蔵工大二高時代は三塁手としてプレーし、3年時の夏は長野県予選4回戦で敗退。甲子園出場経験は無し。

高校卒業後は、東海地区大学野球連盟岐阜学生リーグ所属の中京学院大学に進学[1]。1年時の春からリーグ戦に出場。リーグ屈指の遊撃手として活躍しベストナイン5度。2年時には三冠王にも輝いた。日米大学野球選手権の候補合宿では守備力を高く評価された。

2011年10月27日、プロ野球ドラフト会議広島東洋カープから2位指名を受けた。ドラフト後の指名あいさつでは、野村謙二郎監督がつけていた背番号7を希望した[2]

プロ入り後[編集]

2012年は6月29日に俊足巧打を買われ、小窪哲也に代わって1軍初昇格を果たす。その後、7月からはルーキーながら正二塁手として、怪我で離脱した東出輝裕の穴を埋める活躍を見せた。

2013年、9月26日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)で二塁手で今季497補殺を記録し、中日の荒木雅博の二塁手での補殺記録を更新する日本プロ野球記録を樹立[3]。シーズン終了までに528補殺まで記録を伸ばす。9月29日の巨人戦(東京ドーム)6回表1アウト2塁の場面で投犠打を決める。これがシーズン50個目の犠打となり、2001年に東出輝裕が記録したシーズン49犠打の球団記録を12年ぶりに更新した。11月には台湾での2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイの日本代表に選出される。

プレースタイル・人物[編集]

171cmと小柄ながら長打力もあり、さらにスローイングの正確さも備えた遊撃手[4]。一歩目の動き出しが非常に速く、ドラゴンズ谷繁元信は「グラウンドに犬が走っている」と評している。捕球から送球まで機敏なことから、12球団のスカウトからは「守りでプロの飯が食える」と評されていた[5]。プロ入り後は仁志敏久宮本慎也といった名手から守備範囲の広さを賞賛されているが、常人が追いつけない打球に追いついてしまいエラー失策)が記録されることもしばしばである[6]。その広い守備範囲からネット上の一部では「野生児」や「野人」、さらにチームスローガンの「破天荒」とも称されている。

隙を突く走塁も非常に高く評価されており、時にファンの度肝を抜く走塁を魅せつける。その1つが2012年7月3日の対阪神タイガース戦(松山坊ちゃんスタジアム)、9回表2アウト2,3塁の場面からの走塁である(この時の2塁ランナーが菊池)。チームは3対2で1点ビハインド、打者は梵英心であった。カウント2ボール2ストライクからの6球目、投手榎田大樹の投げた球に梵は空振り三振、そのまま試合終了かと思われた。しかし、捕手の小宮山慎二がボールを逸らしてしまい、振り逃げが成立した。3塁ランナー天谷宗一郎は悠々と生還、2塁ランナーである菊池は3塁を回ったところで一旦ストップしたものの、小宮山の怠慢守備を見逃さず一気にヘッドスライディングでホームインした。2塁ランナーが捕手のパスボールで本塁に生還する事は稀であり、これは菊池の走力と走塁技術の高さが生み出した象徴的なプレーとなった。尚広島はそのまま逆転勝利を収め、現地アナウンサーは「(阪神にとってこの試合は)松山の悲劇です」と発言した。

その他に、2014年4月24日の神宮球場ヤクルト戦での走塁も挙げられる。0アウトで1塁で打者の丸佳浩はサードのフェンス際にファールフライを打ち上げた。1塁走者の菊池は、サードの川端慎吾が捕球した瞬間にスタートを切り、2塁へタッチアップを成功させた。1塁ランナーがサードフライで2塁へタッチアップすることは常識では考えられないプレーであり、多くのファンを驚かせた。

このような菊池の異次元とも言える守備や走塁技術を野球解説者である広澤克実は高く評価しており、本人のブログで「こんな凄いプレーは滅多に見られるものではない。菊池のスタート・脚力・判断力には驚かされた。単にナイスプレーなどという言葉では片付けられないプレー。菊池はちょっとレベルが違う。持っているポテンシャルが非常に高い。敵だとか味方だとかは関係なく、ワクワク・ドキドキさせる選手で、将来が実に楽しみである。」と絶賛している。[7]

大学時代には公式戦83試合で10本塁打を記録したが、プロ入り後は長打狙いの打撃をやめ、50m走5秒9の俊足を生かしたアベレージヒッターを目指している[8]セーフティーバントを得意とする一方、予想外の場面で本塁打を放つ意外性もあり、野村謙二郎監督からは「菊池はよく分からん」と評価されている[9]

満塁男である。プロ入りした際、「プロではホームランはゼロでいい」と語るほど、ホームランに拘りは無かった。しかし2013年5月12日、2013年7月28日、そして2014年5月11日と、プロ3年間で満塁ホームランを3本も放っている(2年連続母の日に満塁ホームラン)。

都内で育った幼少期から中学まで喘息を患っていたが、野球留学長野県塩尻市にある武蔵工大二高に進学すると症状が改善したという。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2012 広島 63 234 201 21 46 5 1 2 59 12 4 2 25 1 6 0 1 42 5 .229 .254 .294 .547
2013 141 633 538 69 133 27 4 11 201 57 16 7 50 5 38 0 2 121 4 .247 .297 .374 .671
通算:2年 204 867 739 90 179 32 5 13 260 69 20 9 75 6 44 0 3 163 9 .242 .285 .352 .637
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]


二塁 三塁 遊撃
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2012 56 118 176 9 28 .970 1 0 0 0 0 .000 9 9 13 0 4 1.000
2013 141 351 528 18 115 .980 - 11 13 16 1 3 .967
通算 197 469 704 27 143 .978 1 0 0 0 0 .000 20 22 29 1 7 .981
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高、赤太字は歴代最高

記録[編集]

その他の記録
  • シーズン犠打:50 (2013年) ※球団記録
  • シーズン補殺:528 (2013年) ※日本プロ野球記録
  • オールスターゲーム出場:1回 (2014年

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 33 (2012年 - )
    • 4(2013ベースボールチャレンジ)

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 週刊ベースボール2012年7月2日号 P57
  2. ^ “中京学院大・菊池が野村監督の背番号7熱望…広島2位”. スポーツ報知. (2011年10月29日). http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/baseball/npb/news/20111029-OHO1T00048.htm 2011年10月29日閲覧。 
  3. ^ 広島・菊池が補殺499個目 二塁手の日本記録更新スポーツニッポン2013年9月26日配信
  4. ^ “【広島2位】菊池涼介 小柄でもパンチ力ありの三冠王 スローイングは必見”. スポーツニッポン. (2011年10月27日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/27/kiji/K20111027001905420.html 2011年10月29日閲覧。 
  5. ^ 玄人好み 中日・井端タイプ 岐阜・中京学院大 菊池 2011年10月21日 中日スポーツ
  6. ^ ヤクルト・宮本ら守備の達人が太鼓判押す広島・菊池の凄さ zakzak 2013年10月3日
  7. ^ 敵の好プレーと編成の課題
  8. ^ “菊池、開幕1軍へタイ・カッブ型バット導入”. デイリースポーツ. (2012年1月16日). http://www.daily.co.jp/baseball/carp/2012/01/17/0004748269.shtml 2012年1月23日閲覧。 
  9. ^ 【広島】野村監督「菊池はよく分からん」 日刊スポーツ 2013年6月9日

関連項目[編集]