英作基本文例600

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

英作基本文例600』(えいさくきほんぶんれい600)とは、鹿児島県高校教育研究会英語部会が監修し、啓隆社が発行している学習参考書。「600選」として鹿児島県下の高校生を中心に親しまれている。

概要[編集]

鹿児島県高校教育研究会英語部会が「英語の基本的文型・表現を可能な限り習得し、基礎力・表現力の向上を図る」ことを目的として監修し1971年に初版が発行された。

当初は県内の英語教諭が監修していたこともあり、直訳的な表現が多用されていたが、外国語指導助手(ALT)も監修に加わることで、口語的な表現も使用されるようになった。また、時代背景の変化に伴う文例の改変も行われている。

発行元の啓隆社は、当書を「文例集は口語中心、大学受験対策中心のいずれかに偏る傾向があるが、当書はそのどちらも両立している」と評価している。

また、九州英語教育研究団体連合会(九英連)高校出版委員会による推薦を受けている。

発行[編集]

2015年より、現行の第6版が発行されている。2001年以降は啓隆社(本社・福岡市)による発行となっている。2020年7月現在では販売シェアの約4割が鹿児島県内で占められ、九州各県を始め、宮城県福島県岐阜県などでも採用実績がある。鹿児島県内に限れば6割の高校(全日制:公立・私立)で採用されており、「高校生のバイブル」と位置付けられている。

参考文献[編集]

  • 南日本新聞』2013年1月25日付17面(373ワイド かごしま特捜隊)

外部リンク[編集]