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『花鳥風月』(かちょうふうげつ)は、日本のロックバンド・スピッツのスペシャルアルバム。1999年3月25日にポリドールより発売。初回盤のみブック仕様、及び「特別対談」と称された解説書が付属。
[編集] 概要
- シングルのB面曲、未発表音源、インディーズ作品、提供曲のセルフカヴァーなど、全てアルバム初収録で構成。選曲はメンバーによるもの。
- 前作『フェイクファー』を出した頃からメンバー内では「B面集を出したい」と言っていた。当時はベスト盤ブームであったため、本作はそのアンチテーゼでもあった(しかし、同年12月にメンバーには不本意な経緯でベストアルバムはリリースされてしまう)。
- アルバムの仮タイトルは「裏街道」であった。
[編集] 収録曲
- 流れ星 (5:11)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:白井良明、スピッツ & クジヒロコ
- インディーズ時代からライブでは披露され(当時はレゲエ風のアレンジだった)、「名前をつけてやる」の頃にはレコーディング候補にもなっていたが、中止になり、辺見えみりへと提供された曲。草野の口から「自分たちでCDにすることは無いだろう」と語られていたが、本作で新録初収録と言う形になった。後に20thシングルとしてリカットされる。
- 愛のしるし (3:02)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:白井良明、スピッツ & クジヒロコ 弦編曲:白井良明 & 深澤順
- PUFFYに提供した楽曲のセルフカバー。本来は8thアルバム『フェイクファー』の収録候補だった。歌詞のみPUFFYが歌うことを想定して書き下ろされた。もともとPUFFYに提供してもシングル化の予定はなかったが、結果的にシングルになり大ヒットした。PVではメンバー達がサラリーマン、医者、警察官など、様々なコスプレをした。
- スピカ (4:19)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 棚谷祐一
- 19thシングル『楓/スピカ』より収録。『フェイクファー』のレコーディングで最も初期に録音された楽曲。「運命の人」かこの曲が先行シングルの予定であったが、アルバムのコンセプトと合わなくなってきたために未発表となる。後にリゾッチャのタイアップが付き『楓』と両A面でシングルカットされる。仮タイトルは「粉のように」。後に椎名林檎がカバーする。
- 旅人 (3:31)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
- 14thシングル『渚』のB面。『インディゴ地平線』のセッションで最初に録音された楽曲。後にケリー・チャンがカバーする(オケはスピッツのものと同じ)。仮タイトルは「アロサウルス」。
- 俺のすべて (4:03)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
- 11thシングル『ロビンソン』のB面。当時ロビンソンはポップすぎてシングルにはどうかということであったが、この曲がA面でも嫌だということで結果的に「ロビンソン」がA面となる。最後のサビ前のブレイクが、ロビンソンカップリング時よりも若干短めになっている。
- 猫になりたい (4:58)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:土方隆行 & スピッツ
- 9thシングル『青い車』のB面。最終段階まではこの曲をA面にする構想でシングルジャケットも猫の置物をモチーフに作られている。後につじあやのにカバーされる。
- 心の底から (4:28)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:笹路正徳 & スピッツ
- 6thシングル『裸のままで』のB面。ライブではこの当時観客の反応が悪かったためか一度きりの披露であった。メンバー自身「歌詞がクサすぎて恥ずかしかった」と語っている。
- マーメイド (3:42)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 4thシングル『惑星のかけら』のB面。同名アルバムのセッションで録られたものだが、「波のり」とこの曲を迷った末に「波のり」が収録されたためにアルバム化の機会を逃す。しかし、予想外にライブでは定番レパートリーとなりファンから「マーメイドはどのアルバムに収録されていますか?」と尋ねられるほどであったという。
- コスモス (4:21)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 5thシングル『日なたの窓に憧れて』のB面。ジャン・ポール・ベルモンドの映画にインスパイアされてできた曲で、仮タイトルは「ベルモンド」。リリース当時は一度もライブで披露されたことのない報われなかった曲。曲としてはミニアルバム『オーロラになれなかった人のために』の延長であると語っている。
- 野生のチューリップ (3:24)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 未発表音源。流れ星同様にアマチュア時代からライブで披露され、2ndアルバム『名前をつけてやる』のセッションでは録音までされたものの、コンセプトに合わず未収録となっていた。1995年、遊佐未森に提供され、シングルとして発表している(ただ、女性が歌うのに“サカリの頃の”という詞は問題があるとして“祈りを込めた”に変えてある)。スピッツによるオリジナルバージョンは本作で初CD化となるが、本作は牧野英司によって新たにリミックスされたものである。
- 鳥になって (5:12)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 3rdシングル『魔女旅に出る』のB面。元々はスピッツの最初に商品となった楽曲で自主制作ソノシートのA面に収録されていた。
- おっぱい (3:48)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- インディーズ盤『ヒバリのこころ』に収録されていた曲。メジャーデビュー後もライブでは何度か披露されていたために再商品化の要望が高く、インディーズ盤にプレミアがついてしまったこともあり収録される運びとなった。Mr.Childrenの桜井和寿がこの曲を絶賛している。本作ではイントロを一部カットしている。
- トゲトゲの木 (4:24)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ
- 同じくインディーズ盤『ヒバリのこころ』より収録。レコーディングを前提に演奏した初めての曲であると語っている。河口湖での強行合宿で録音された。当時草野は自信作だったという。
[編集] アナログ盤
- DISC 1
- Side A
- 流れ星
- 愛のしるし
- スピカ
-
- Side B
- 旅人
- 俺のすべて
- 猫になりたい
- 心の底から
- DISC 2
- Side C
- マーメイド
- コスモス
- 野生のチューリップ
-
- Side D
- 鳥になって
- おっぱい
- トゲトゲの木
[編集] 参考資料