航海データ記録装置

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航海データ記録装置(こうかいデータきろくそうち)とは船舶に搭載され、海難事故の原因解析のための各種データを記録する装置。

船舶分野において、海難事故の原因究明を目的とする「航海データ記録装置」 (Voyage Data Recorder, VDR) の搭載が国際航海に従事する船舶に関して(新造か否かやトン数その他の条件あり)要件に当てはまる船舶には義務付けられる。機能的には航空用のFDRCVRの機能を合わせたようなもので、日付・時刻を中心に船位、船速、船首の方位等に加え船橋音声や通信音声やレーダ画像や船橋等に伝えられるアラームも一緒に記録される。取り込む信号インターフェースや信号の種類については規格や船級ごとのルールで定められている。

最終記録媒体としては船体固定タイプと浮揚タイプの2種類が想定されており、それぞれ探索用の水中ビーコンや無線発信装置の要件が異なる。

軽微な事故の場合、船体の電源が落ちることがなく最終記録媒体にデータを書き続けると古いデータを上書きしてしまう。そのような場合主管庁の判断でデータの記録を停止する措置がとられる場合もあると言われている。

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