自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生

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自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生
前身 プロレタリア革命派(全国協議会)
設立 1996年8月
解散 2012年5月
重要人物 宮部彰(代表)
主要機関 工人社(活動拠点)
関連組織 共産主義労働者党
ウェブサイト www2s.biglobe.ne.jp/~mmr/glocal/
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自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ・蒼生(じち・れんたい・エコロジーをめざすせいじグループ・そうせい)は、1996年から2012年まで存在していた日本構造改革新左翼党派。略称政治グループ蒼生。機関紙はグローカル

概要[編集]

共産主義労働者党の中間派であるプロレタリア革命派(全国協議会)が1996年8月に臨時党大会で「自治・連帯・エコロジーをめざす政治グループ蒼生」と改称し誕生した。機関紙名「グローカル」は「グローバル」と「ローカル」をあわせた造語。

過去、三里塚闘争成田空港問題)ではプロ革派の青年組織であるプロレタリア青年同盟(プロ青同)が、1978年3月26日、日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)戦旗・共産主義者同盟 (戦旗日向派)と赤ヘル三派を組んで成田空港管制塔占拠事件を起こすなど、成田空港開港阻止の中心党派として活動した。

「政治グループ蒼生」は、反グローバリゼーションエコロジー社会を掲げ、レイシズムナショナリズムに対して反対した。活動は学習会・講演会活動やパンフの作成など草の根レベルの運動も行なったが、「市民派」とした政党(主に地方政党)の支援や地方議会(同グループは「制度圏」と呼んだ)などにも力を入れた。共労党時代には環境政党原発いらない人びと」や「平和:市民」に関わり、2004年の参院選挙ではみどりの会議(選挙区では民主党)を支援し、虹と緑みどりのテーブル、および前2団体が発展解消・統合した団体であるみどりの未来、民主党とも協力関係にあった。

2012年8月、「政治グループ蒼生」は解散した。

組織[編集]

  • 指導者(代表):宮部彰
  • 機関紙誌:グローカル
  • 活動拠点:工人社
  • 青年組織:プロレタリア青年同盟(プロ青同、PYL)
  • 関連組織:国連・憲法問題研究会

年表[編集]

  • 1996年
  • 1997年
    • 1月 機関紙「統一」を「グローカル」に改称
  • 2004年
    • 7月11日 参議院選挙でみどりの会議の中村敦夫代表委員(比例区)が落選。みどりの会議の国会議員は0となった。政治グループ蒼生は敗北だが善戦したと評価。敗因を年金問題にまったく触れずにいたことに求め『「主張したいこと」と「有権者が求めている」こととの間のギャップに無自覚だった選挙戦術の誤り(趣旨)』と分析した。
  • 2004年
    • 7月22日 みどりの党党大会で党の解散と新しくみどりのテーブルの発足が決定される。
  • 2005年
    • 2月13日 みどりのテーブルの設立総会が開かれ、正式に発足。
  • 2006年
  • 2012年
    • 5月 解散を発表。
    • 8月 解散大会を開催。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]