自宅サーバ
自宅サーバまたはホームサーバ(じたくサーバ、Home Server)とは、主に個人が自宅で趣味または複数台のパソコンを管理として運用するインターネットまたはイントラネット向けのサーバを指す。
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[編集] 運用形態
[編集] 機器
機器は、個人の趣味嗜好により様々な種類が使われる。本格的なサーバ環境を目指す人は、サーバ専用機器を利用し、専用ラックに載せて運用している。とはいえ、専用のものを使うことは稀で、PCをそのまま用いることが多く、近年では例として玄箱のようなNAS機器を転用して運用することもある。 これは自宅環境では専用のサーバルームを用意しづらいため、静音性を重視せざるを得ない事情もある。また、常時稼動させることにもなるため、電気代についてもある程度重視しないといけない。省電力の機器は通常のものと比較して性能に差が出るため、トレードオフの要因のひとつになっている。
[編集] OS
OSは、個人の趣味嗜好により様々な種類が使われる。Linux系、BSD系(FreeBSD、NetBSD、OpenSolarisなど)、Windows系(Windows Server 2003などのサーバ用WindowsやWindows XPのようなクライアント用Windows)のほかにホームサーバ専用のMicrosoft Windows Home Serverなどがある。 Windows系や一部のLinux系は、OSのライセンス料が必要なため、無償のOSが好まれる傾向にある。
[編集] 接続環境
日本ではFTTHやADSL等の回線に接続し、固定IPもしくはダイナミックドメインネームシステムによってドメインを(または間借りドメインにてホスト名を)名前解決して外部からの接続を受け付けるケースが多い。
[編集] サービス
[編集] Webサーバ
Webサーバは、Apache HTTP Serverを使用されていることが多いと言われている。 Windows専用のAN HTTPDや、IISなども利用されている。
自宅サーバは、狭義には自宅でWebに公開しているWebサーバのことを指すこともある。近年の常時接続の急速な普及の影響で、簡単に実現することが出来るようになり、レンタルサーバでは実現できないhttpsやsftpなどのセキュアなサーバを構築することができ、容量を気にすることなくコンテンツを公開できる。また、CGIやPHPなどのサーバサイドで実行するコンテンツを好きなだけ利用できるなどの利点がある。しかし、十分なファイアウォールソフトウェアやネットワーク機器を装備していなければ、外部からの攻撃に弱くなるという欠点がある。また、家庭用のOSでは、安定した動作は期待できないため、多くのアクセスが予想されるサーバでは、LinuxなどのOSを使う場合が多い。
自宅サーバのWebサーバの場合、他者に公開するためのサーバかコンテンツやサーバ管理などの用途に分かれる。
[編集] WebDAV
Webサーバの中には、FTPを使用せずHTTP経由でファイル転送ができる機能WebDAVを備えているものもある。Apache HTTP Serverはモジュールを追加インストールすることでWebDAVを使うことができる。この技術はセキュリティ上の問題からFTPプロトコルの使用が禁止されているネットワーク上でデータを転送するために使われることがある。WebDAVそのものがFTPとは異なるセキュリティ上の問題を抱えることもある。
[編集] FTPサーバ
FTPサーバは、 Windows系においては、FileZilla serverやTiny FTP Daemon、WarFTPd、NekosogiFTPd、IISに含まれるFTPサービス等を利用している。セキュアにファイルを転送するためには、FTPのかわりにSFTP (SSH File Transfer Protocol) やSCPが使われることもある。
[編集] メールサーバ
メールサーバは、PC-UNIX系ではsendmailやqpopper、qmail、Postfix、eximWindows系ではXmailやRadish、Exchange等が利用されていることが多いと言われている。その他にもJava製のApache Jamesなどが挙げられる。
[編集] ファイルサーバ
ファイルサーバにはWindowsマシンでLinuxがインストールされたサーバにあるファイルをLANで共有するためにSambaサーバが使われることがある。また、Mac用にはNetatalkがある。玄箱のようにファイルサーバ専用機としてつかうNASというものもある。このファイルサーバは動画保存に利用するビデオサーバ、音楽をどこでもダウンロードして聞くことができるストリーミングサーバと連携して使われることもある。
[編集] その他サーバ
その他、NTPサーバや、ネットラジオサーバ等がある。近年ではハードディスクの大容量・低価格化に伴い、自宅サーバにビデオサーバを構築しているユーザも多くなってきている。自宅の玄関に設置された監視カメラで録画した動画を随時保存するサーバや、カメラで監視しながら、携帯電話を通してペットにオートフィーダで餌をあたえるサーバや、携帯電話で家電製品の電源を管理するサーバも販売されている。
[編集] ルータ
自宅用サーバのうち、いわゆるブロードバンドルータと呼ばれているサーバにはファイアウォールが内蔵されているものが多く、それを利用することが多い。ファイアウォールソフトウェアはオープンソース製でLinuxにもインストールされているiptablesなどが挙げられる。ルータを、PCにインストールされたLinuxで構築することもできるが、手間がかかり、電力消費と騒音、コンピュータのサイズが大きい問題から小型の専用ルータも販売されている。最近のルータはなぜか「ブロードバンドルータ」や「無線LANルータ」などという名前がついているが、前者はマーケティング目的に付けられた名前に過ぎず、ルータとは変わらない。後者は「無線LAN」も使えるという意味で付けられた名前だがこちらもルータであることには変わらない。最近のルータは、様々な高機能を兼ね備えたスイッチングハブや、ADSLモデム、無線LANアクセスポイント、ファイアウォール、DHCPサーバ、IP電話、ビデオサーバ、携帯電話からのテレビ番組録画予約機能を内蔵したものも存在する。
[編集] 仮想化技術、VPN
仮想化技術としてシンクライアントを実現するためにXenが使われることがある。また、最近では無料で利用できるVMWareなどを使われることも多い。VPNソフトウェアとしてSoftEtherやOpenVPNが使われることがある。
[編集] 課題
[編集] セキュリティ
外部ネットワークからの通信を許す為、乗っ取りなど侵入される危険性が高くなる。