肥前山口駅

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肥前山口駅
駅舎(北口)
駅舎(北口)
ひぜんやまぐち - Hizen-Yamaguchi
所在地 佐賀県杵島郡江北町大字山口1381-1
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
電報略号 ヤマ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
1,231人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1895年明治28年)5月5日
乗入路線 2 路線
所属路線 長崎本線
キロ程 39.6km(鳥栖起点)
牛津 (5.4km)
(5.1km) 肥前白石
所属路線 佐世保線
キロ程 0.0km(肥前山口起点)
(5.1km) 大町
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1913年に山口駅から改称。

肥前山口駅(ひぜんやまぐちえき)は、佐賀県杵島郡江北町大字山口にある、九州旅客鉄道(JR九州)のである。

概要[編集]

佐賀県中部地域の鉄道交通の要衝となる駅で特急「かもめ」の一部を除く全列車が停車する。当駅の所属線である長崎本線[1]と、当駅を起点とする佐世保線の2路線が乗り入れている。佐世保線の列車は一部の普通列車を除いて長崎本線鳥栖駅方面に直通している。

国鉄時代から長崎駅佐世保駅発着の優等列車が数多く当駅で分割・併合をしていたが、2011年3月12日のダイヤ改正により「かもめ」「みどり(・ハウステンボス)」の併結運転が終了し、当駅で分割・併合を行う優等列車はなくなった[2]。現在は肥前大浦駅早岐駅発着の普通列車1往復の分割・併合と、「みどり」1往復について「ハウステンボス」編成の増解結のみが行われている。

また、1989年5月1日名寄本線天北線が廃止されて以降、最長片道切符の終着駅となっている。

2002年からワンマン運転が導入された。当初は当駅以西の長崎本線および佐世保線のみが対象だったが、翌年に長崎本線全線に拡大された。ワンマン運転の列車は当駅で精算方法が変わり、当駅以東の長崎本線では車内精算を行わない。また、基本的に普通列車の乗務員交代(南福岡運転区・久留米運輸センター・博多運転区と長崎運輸センター・佐世保運輸センター)もこの駅を境に行われる。 だが、稀に長崎・佐世保から鳥栖まで乗り通す乗務(長崎・佐世保運輸センター所属運転士)長崎から博多まで普通列車に乗り通す乗務(南福岡運転区所属運転士など)も存在する。

歴史[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを持つ地上駅。1番線と2番線の間に1本、5番線の横に2本留置線があるがこれらには番線は付けられていない。1番線(単式ホーム)・4番線と5番線(島式ホーム)の一部(2両分)は、817系電車の停車を考慮してホームがかさ上げされており、ホームと電車との段差がほとんどない。3本あるホーム、さらに南北双方の出入口にはエレベーターが設置されている(計5基)。

当駅付近の配線はかつて長崎本線が早岐駅経由だった名残で、鳥栖駅方面からの長崎本線と佐世保線の線路がほぼ一直線に連続しており、長崎駅方面への長崎本線の線路は下り側から見て大きく左にカーブする形になっている。

かつては出入口は北側のみであったが、駅裏だった南側に国道34号江北バイパスが完成し、住宅や店舗が増加した。このため南側からの利便性向上を図るため、2003年12月に南北自由通路に増設する形で橋上駅舎が建設された。みどりの窓口自動券売機も設置されているが、自動改札機は設置されていない。2005年になり自動放送が導入された。

のりば[編集]

当駅は長崎本線と佐世保線の分岐駅であるため始発・終着の列車が多いことから、2番のりばを除いてすべてのホームに2方向以上の列車が発着する。

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 長崎本線 上り 佐賀新鳥栖鳥栖方面
佐世保線 武雄温泉早岐佐世保方面 特急は使用しない
2 長崎本線 上り 佐賀・新鳥栖・鳥栖・博多方面 特急はこのホームから発車(「みどり4号」は
1番のりば、「かもめ2号」は3番のりばから発車)
3・4・5 長崎本線 下り 肥前鹿島多良諫早長崎方面 特急は3・4番のりばから発車
上り 佐賀・新鳥栖・鳥栖方面 4番のりばは使用しない
佐世保線 武雄温泉・早岐・佐世保・ハウステンボス方面 特急は3・4番のりばから発車

利用状況[編集]

2011年度の1日平均乗車人員は1,231人である[3]

日中は「かもめ」(長崎駅方面)と「みどり」(佐世保駅方面)が接続するダイヤが組まれているが、当駅自体の利用客はそれほど多くなく、特急の利用者も博多駅方面への利用が大半で、長崎駅・佐世保駅方面への利用は少ない。かつて運行されていた本州に直通する優等列車のうち、当駅で分割・併合を行わない列車は多くが通過していた。「かもめ」「みどり」は当初は分割・併合を行うため全列車が停車していたが、全列車併結運転ではなくなった1985年以降、単独運転の「かもめ」の一部は当駅を通過していた。その後2004年3月のダイヤ改正でいったん全列車が停車するようになったが、併結運転が完全に終了した2011年3月12日以降は再び一部の「かもめ」が通過している。

なお「みどり」に関しては当駅を通過する列車が設定されたことはない。現在も「みどり」と併結運転を行っている「ハウステンボス」も同様であるが、「ハウステンボス」の前身にあたる「オランダ村特急」は通過していた。

年度 1日平均
乗車人員
2000年 1,097
2001年 1,130
2002年 1,144
2003年 1,103
2004年 1,129
2005年 1,121
2006年 1,139
2007年 1,181
2008年 1,161
2009年 1,139
2010年 1,195
2011年 1,231

駅周辺[編集]

駅北側[編集]

JR線最長片道切符完乗の記念碑

駅南側[編集]

デルタ線[編集]

  • 当駅には、機関車を方向転換するためのデルタ線(三角線)が設置されていた。これは、転車台(ターンテーブル)を設置すると佐賀平野の軟弱な地盤では地盤沈下してしまう恐れがあったためである。1970年ごろを境に撤去されている。

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
長崎本線
普通
牛津駅 - 肥前山口駅 - 肥前白石駅
佐世保線
  • 特急「みどり」「ハウステンボス」停車駅
普通(約半数は長崎本線鳥栖駅方面に直通)
(牛津駅 - ) 肥前山口駅 - 大町駅
九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)(新鳥栖駅から武雄温泉駅までは在来線を活用予定。武雄温泉駅以南は建設中)
佐賀駅 - 肥前山口駅 - 武雄温泉駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  2. ^ 「かもめ」と「みどり」の併結運転は1986年から1988年にかけて一時中断していたが、当時は寝台特急「さくら」「あかつき」の長崎駅・佐世保駅発着編成が分割・併合していた。
  3. ^ 佐賀県統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]