肉体の悪魔 (ラディゲ)

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肉体の悪魔』(にくたいのあくま、Le Diable au corps )は、フランスの作家レーモン・ラディゲの小説。

1923年に出版されたこの作品は、ラディゲの処女小説で、代表作でもある。たびたび映画化されている。

登場人物[編集]

  • 僕:語り手。15歳の学生。
  • マルト:年上の女性。
  • ジャック:マルトの婚約者、後に夫。

あらすじ[編集]

1917年第一次世界大戦の最中、「僕」は年上の女性マルトと恋に落ちた。マルトには出征中のジャックという婚約者がいて、間もなく二人は結婚したが、その時にはマルトのジャックに対する愛は冷めていた。夫が前線で戦っている間、「僕」とマルトは毎晩のように愛し合った。そんなある日、マルトが「僕」に打ち明けた。妊娠したことを……。

分析と解説[編集]

ラディゲの処女作であるが、出版の年の末に彼は死んだ。ラディゲは登場人物も事件もすべてフィクションであると強調したが、自伝的な要素が含まれていることは否定しなかった。

その明晰かつ分析的正確さの点で、スタンダールラファイエット夫人らの小説と比較される。

主な日本語訳[編集]

映画化作品[編集]