翡翠国際貨運航空

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翡翠国際貨運航空
Jade Cargo International
IATA
JI
ICAO
JAE
コールサイン
JADE CARGO
設立 2004年
ハブ空港 深圳宝安国際空港
本拠地 中国 深圳市
外部リンク http://www.jadecargo.com
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翡翠国際貨運航空
各種表記
繁体字 翡翠國際貨運航空
簡体字 翡翠国际货运航空
拼音 Fĕicuì Guójì Huòyùn Hángkōng
発音: フェイツイ グオジー フオユン ハンコン
英文 Jade Cargo International
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翡翠国際貨運航空(ひすいこくさいかうんこうくう)は、中華人民共和国深圳市に本社を置いていた貨物専門の航空会社。正式名称は翡翠国際貨運航空有限公司。略称は翡翠航空

概要[編集]

  • 2004年10月、深圳航空ルフトハンザ・カーゴそしてDEGドイツ投資開発銀行の合弁事業として、深圳を本社として設立された貨物専門の航空会社。持ち株比率は深圳航空が51%、ルフトハンザカーゴが25%、DEGが24%となり、中国における初の外資系資本が入った航空会社であった。
  • 運航路線は自社ネットワークの他、親会社であるルフトハンザ・カーゴとのコードシェアー路線が組み合わされた形で構成され、会社設立当初は中国-EU間が主要路線であったが2009年春には南米(ブラジル・エクアドル・コロンビア)やアフリカ(ナイジェリア)へ向けた長大路線にも就航。中国国内のハブ都市を起点にEUの主要都市、インド、中東やアフリカへ積極的に就航地を拡大させていた。
  • 中国国内で急成長中の親会社、深圳航空でのパイロット不足も深刻であることから、翡翠航空は外国人経験者パイロットを中心として運航されており、一部情報によれば2009年1月現在日本人パイロットも在籍していた模様。
  • 2011年に運航を停止し、2012年1月に会社を解散。負債総額は43億8700万人民元で、うち34億5000万人民元は中国銀行の債権だった。[1]

コードデータ[編集]

主な就航都市[編集]

  • 中国国内 - 深圳、香港、上海浦東、天津、成都、重慶、厦門、煙台
  • アジア
    • 日本 - 大阪(関西)(2009年春より運休中)
    • 韓国 - ソウル(仁川)
    • インド - デリー、コルカタ、チェンナイ、ムンバイ
    • パキスタン - カラチ、ラホール
    • カザフスタン - カラガンダ
  • 欧州・東欧圏 - アムステルダム(オランダ)、イスタンブール(トルコ)、ウイーン(オーストリア)、ジュネーブ(スイス)、バルセロナ(スペイン)、フランクフルト(ドイツ)、ブレシア(イタリア)、タリン(エストニア)、トビリシ(グルジア)
  • 中東 - ドバイ、シャルージャー(UAE)、バーレーン(バーレーン)
  • アフリカ - ラゴス(ナイジェリア)
  • EU-南米線 - 運休中

使用機材[編集]

ボーイング747

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]