羽生蛇村

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羽生蛇村(はにゅうだむら)は、SCEIホラーゲームSIREN』及び『SIREN:New Translation』に登場する架空の。××県三隅郡所属。埼玉県のある廃村がモデルとなっている。

目次

[編集] 特徴

行政上は「」で片側一車線の細い県道しか通っていないが、1976年時点で国土交通省運輸局が所在(地名表示は羽生蛇)していることから、三隅郡近辺では最も大きい。村名はバミューダ・トライアングルから取られている。

三方を山々に囲まれた三角形の盆地に位置し、その中心を縦断するように流れる眞魚川(まながわ)を中心にして田畑や集落が広がっている。眞魚川は氾濫しやすく、また数十年に一度、地震や飢餓などの自然災害に見舞われているが縄文時代より人が生活していた形跡が残っているほど歴史は古い。近隣の村との関わり合いを持たない閉鎖的な村であり、村民のほとんどが信仰する眞魚教(まなきょう)という土着信仰があり、生贄を伴なう秘祭が行われていたと言われている。

この眞魚教のルーツは飛鳥時代まで遡り、1300年にわたる羽生蛇村の歴史と共に宗教として形式化されていった。現在の眞魚教は、徳川幕府の宗教弾圧によって密教となった江戸時代に、同じく密教化したキリスト教の影響を強く受けたため、儀式なども似たものになっている。『SIREN』では不入谷の教会を、『New:Translation』では刈割の聖堂を拠点とし、教主である求導師(きゅうどうし)とその補佐役の求導女(きゅうどうめ)は、皆から慕われ必要不可欠な存在である。『SIREN』では牧野家が求導師を世襲している。

眞魚教の象徴であるマナ字架は「生」という漢字を逆さにしたデザインで、信者が持つメダルや、村独自の墓碑としても用いられ、村で生まれた新生児の額に魔除けのために墨で描く風習がある。名前の由来は「生(なま)」の逆さ読みだが、「生きる」の逆で「生きない」という隠喩も込められている。

眞魚教に関連した村の民俗行事に、旧暦大晦日から元日まで行われる海送り(うみおくり)と海還り(うみがえり)がある。大晦日に黒装束を着て眞魚川に入り一年の罪や穢れを清める儀式が海送りで、水辺を現世と常世の境目と見立て現世の穢れを水に流し、常世(不老不死の理想郷)の神の恩恵を願ったものが始まりとされている。そして年が明けて海送りを終えると行われる儀式が海還りで、穢れを清めた人が常世の神の恩恵を受けたとされ、村人からもてなしを受けるものである。

このような特異な民俗のほか、1938年に起こったとされる「××村三十三人殺し」の都市伝説や、近隣の村から「神隠し村」と呼ばれるほど行方不明者が相次ぐ土地であったり、ツチノコ空魚などの未確認動物UFOの目撃情報が度々寄せられるなど超常現象がよく起きるミステリースポットでもある。特に全国でブームを巻き起こしたツチノコは、羽生蛇村でも村おこしの一環として、村役場つちのこ委員会から100万円の懸賞金がかけられている。

1970年代から高齢化が進んでいて農地の大半が耕作放棄の状態にあり、また北の山間部を学区域とする村立羽生蛇小学校折部分校では、2学年1クラスという極めて小規模な編成となっているなど、人口流出による過疎化も進んでいた。

[編集] 特産・名物

最後に挙げられる名産品は、羽生蛇三大麺と呼ばれる羽生蛇村特製のイチゴジャムを山盛りに使った特徴的な郷土料理である。『SIREN』に登場した羽生蛇蕎麦は、近いものを挙げれば盛岡冷麺キムチ抜きにイチゴジャムをトッピングしたもの[1]。『New:Translation』に登場したはにゅうめんは、醤油ラーメンにイチゴジャムをトッピングしたものであり、1950年代の地震の時に村在住の甘塩太郎が偶然開発、復興の際の炊き出しで被災者に振舞って以来、羽生蛇随一の名産となり、村民はおろか昆虫も調理済みの鍋に三日三晩絶えず群れるほど親しんだとされる[2][3]

1976年時点で羽生蛇蕎麦は大字粗戸の大家食堂にて330円[4]、はにゅうめんは波羅宿の狩武食堂にて200円で販売されていた。

[編集] 脚注

  1. ^ 製作元のSCEIスタッフが実際に作り試食したが、ゲームのキャッチコピー同様の味がしたとのこと。
  2. ^ こちらもスタッフは試食している。『New:Translation』の登場人物、嶋田習次の大好物でもある。
  3. ^ イチゴジャムが大量に使われているが、村ではイチゴ栽培が盛んなのかは不明。
  4. ^ 1976年の災害後も村が存在し続けている『SIREN』の世界では、2003年現在も存在していることが宮田司郎の台詞から判明している。

[編集] 外部リンク

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