美酒鍋
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美酒鍋(びしょなべ、または びしゅなべ)とは、広島県東広島市西条地域で作られる、日本酒を使った宴会料理。
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[編集] 概要
鶏肉、豚肉と野菜を主体に、日本酒と塩・胡椒だけで味付けをするシンプルな鍋料理。ただし「鍋」とはいうものの、調理には深めの鉄板を用いることが多く、汁気をほとんど出さない「炒り煮」状態で食べる料理である。調理の途中で普段は飲んでいる日本酒を惜しみなく使うが、アルコール分が抜けて酒のうまみだけが残るため、酒の飲めない人や子供でも食べられる。
名前の「びしょ」とは酒蔵の若い蔵人のこと(蔵人や杜氏は水仕事が多く、常に着物が「びしょ濡れ」であったことから)。西条の日本酒メーカーである賀茂鶴酒造の専務であった石川和知が終戦直後に(安く手に入る)鶏の内臓を使ったもてなし料理として考案した料理で、元々は石川の名前にかけて「五右衛門鍋」と呼ばれていたという。それが、たまには若い蔵人にも腹一杯の料理を食べさせたいという石川の気持ちから酒蔵の賄い料理として広まり、「びしょ鍋」と呼ばれるようになった。なお、「美酒鍋」の字は近年になって充てられたものである。読み方は、かな表記や交ぜ書きの場合は「びしょなべ」または「びしょ鍋」と表記してそのまま読むが、「美酒鍋」の様にすべて漢字で表記した場合は「びしゅなべ」と読むのが通例であると言われる。[1]
[編集] 作り方
- 材料はニンニク、長ネギ、人参、白菜、玉葱、コンニャク、豆腐、鶏肉、砂肝(砂ずり)、豚肉、酒、塩、胡椒。ニンニクと鶏肉、砂肝、豚肉、酒と塩胡椒は欠かせない。
- ニンニクは薄くスライスし、他の野菜は好みの食べやすい大きさに切る。コンニャクは小さく手でちぎり茹でる。
- 砂肝は薄切りにし、豚肉、鶏肉は食べやすい大きさに切っておく。
- 豚肉、鶏肉、砂肝を鍋(鉄板)に入れ、油が溶けたらニンニクを加えて炒める。
- 野菜、その他の材料を入れ、酒を少しずつ加えながら煮詰める。塩胡椒で味を整え完成。
- 熱い場合には、溶き卵を絡めて食べる方法もある。