まつかぜ (列車)

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(美保 (列車) から転送)
米子駅に停車中の「スーパーまつかぜ」(2008年1月)

スーパーまつかぜは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が鳥取駅 - 米子駅益田駅間で運行する山陰本線特別急行列車である。

目次

[編集] 運行概況

[編集] 運転本数・列車番号

鳥取駅 - 米子駅間(92.7km) 3往復(2・8・9・11・14・81号)
81号は毎日運転の臨時列車
鳥取駅 - 益田駅間(284.2km) 4往復(1・3 - 7・10・12号)
  • 鳥取発が下りである。
  • 13号が欠番となっているのは、上り1本が米子駅で系統分割されているため。また、毎日運転の臨時列車が下り1本のみとなっているのは、上り1本が2編成併結となるため。運転本数は「スーパーおき」を含めて鳥取駅 - 米子駅間で下り9本・上り8本、米子駅 - 益田駅間で7往復となる。
  • 列車番号は、2001D - 2012D・2014D・8081Dと運転線区等で変更がない。下りは号数+2000(1本は号数+8000)の奇数、上りは号数+2000の偶数となる。1号=2001D、2号=2002D、81号=8081Dとなる。2008年3月15日から列車番号が変更になり、それまでは2011D - 2020D・2022D・8081Dであった。

[編集] 停車駅

鳥取駅 - 倉吉駅 - (伯耆大山駅) - 米子駅 - (安来駅) - 松江駅 - (玉造温泉駅) - (宍道駅) - 出雲市駅 - (西出雲駅) - 大田市駅 - (仁万駅) - (温泉津駅) - 江津駅 - (波子駅) - 浜田駅 - (三保三隅駅) - 益田駅

  • ( )内の駅は一部列車のみ停車

[編集] 最高速度

鳥取駅 - 出雲市駅間 120km/h 出雲市駅 - 益田駅間 110km/h

[編集] 使用車両・編成

スーパーまつかぜ
←米子 鳥取→
1 2 3 4
4両編成での運転は2号のみ
凡例

後藤総合車両所所属のキハ187系気動車0・10番台の2両編成が使用されている。なお、500番台が使用されることもある。

多客期は3両または4両編成となる場合がある。2号は2編成併結となるため通常は4両編成、多客期は6 - 8両編成で運転されている。振り子装置は全区間で作動する。

[編集] 名称について

まつかぜ」の名称は1961年10月に京都駅 - 大阪駅 - 松江駅間を東海道本線福知山線経由で結ぶ山陰本線初の特別急行列車として誕生した。1964年には運転区間を松江駅から博多駅まで延長し、最盛期には食堂車を含む13両編成で運行されていた。1986年11月に福知山線・山陰本線の大阪駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)間の電化完成に伴い誕生したエル特急北近畿」に統合されることで運行を終了した。現在の「スーパーまつかぜ」は、2003年10月に「スーパーくにびき」として運行されていた列車を改称することで、かつての「まつかぜ」の名称を復活させたものである。

[編集] 鳥取・島根諸都市連絡優等列車沿革

  • 1961年3月1日け鳥取駅 - 益田駅間に準急列車石見」(いわみ)新設。
  • 1962年12月1日:鳥取駅 - 境港駅間を山陰本線・境線経由の準急列車として「美保」(みほ)運行開始。
  • 1964年3月20日:「まつかぜ」博多駅まで運転区間を延長。
    このときの「まつかぜ」の運行区間である824.8kmは大阪駅 - 青森駅上野駅間運行の「白鳥」に(大阪駅 - 青森駅間:988.9km、大阪駅 - 上野駅間:702km)続き気動車特急列車としては2位となる。
    • 10月1日:大阪駅 - 大社駅・出雲市駅)間に急行「しまね」新設。
  • 1965年10月1日:ダイヤ改正に伴い以下の通り運行体系を変更。
    1. 「しまね」の名称を米子駅 - 博多駅間の急行列車に名称を変更し、従来大阪駅 - 大社駅間を運行する急行列車「しまね」を「おき」に改称。
    2. 「三瓶」、運行区間を益田駅まで延長。
    • 11月1日:新大阪駅 - 浜田駅間を運行する特別急行列車として「やくも」運行開始。
  • 1966年3月5日:準急列車制度の見直しにより準急列車「石見」・「美保」が急行列車に格上げ。
  • 1967年10月1日:「石見」に大阪駅 - 米子駅間で姫新線因美線経由で運行する急行「かいけ」を鳥取駅 - 米子駅間併結。
  • 1968年10月1日:"よん・さん・とお"と称されるダイヤ改正により以下のように変更。
    1. 雑多な列車名称の整理が行われ、「かいけ」は「伯耆」(ほうき)に改称。
    2. 「美保」 米子駅 - 境港駅間を普通列車に格下げ。
  • 1969年10月1日:「美保」鳥取駅 - 米子駅間に運行区間を短縮。
  • 1970年10月1日:「美保」鳥取駅 - 出雲市駅間に変更。
  • 1972年3月15日:山陽新幹線新大阪駅 - 岡山駅間開業に伴うダイヤ改正で、以下の様な変更が行われた。
    1. 新大阪駅・大阪駅 - 鳥取駅間を播但線経由で運行する特急「はまかぜ」が運行開始。
    2. 特急「まつかぜ」は、従来「やくも」として運行されていた列車を吸収し、1往復増発の2往復となる。但し、増発列車は、米子駅・松江駅方面への客の多くが岡山駅発着・伯備線経由の新「やくも」に移行する事を想定の上、運行区間は新大阪駅- 鳥取駅間に短縮となった。
    3. 急行「美保」は運転区間を福知山駅 - 出雲市駅間に延長。
  • 1972年10月2日:博多発着の「まつかぜ」も、京都駅から直接山陰本線に入る特急「あさしお」新設を考慮の上、新大阪駅・大阪駅発着に短縮。
    このとき「白鳥」が電車化されたことにより、大阪駅 - 博多駅間を運行する「まつかぜ(下り)1号・(上り)2号」の走行距離782kmが気動車列車としては最長運行列車となった。
  • 1975年3月10日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更。
    1. 「石見」は米子駅発着に変更となり併結区間が無くなる。
    2. 「伯耆」は「みささ」に改称。
  • 1980年10月1日:「美保」鳥取駅 - 出雲市駅間に再短縮。
  • 1982年7月1日:「まつかぜ」鳥取駅発着列車を米子駅まで延長、同時に使用車両をキハ181系へ変更(博多発着列車はキハ80系を継続)。
  • 1982年11月15日:「美保」廃止。
    この頃の下り「まつかぜ」1号の概況を以下に述べる。
    • 停車駅:大阪駅 - 宝塚駅 - 福知山駅 - 豊岡駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅) - 浜坂駅 - 鳥取駅 - 倉吉駅 - 米子駅 - 松江駅 - 出雲市駅 - 大田市駅 - 江津駅 - 浜田駅 - 益田駅 - 東萩駅 - 長門市駅 - 川棚温泉駅 - 下関駅 - 小倉駅 - 黒崎駅-博多駅
    • 所要時間:12時間55分。(大阪駅8:00発・博多駅20:55着)当時、山陽新幹線新大阪駅 - 博多駅間は、最速の「ひかり」で3時間30分強であったから、その4倍弱かかる長旅であった。そのためか、乗り通す乗客は極めて少なかったであろうと考えられる。なお、大阪駅 - 博多駅間を乗り通すと、運賃8,200円+指定席特急料金3,300円かかった。
    • 編成の詳細についてはこちらを参照されたい。
  • 1985年3月14日ダイヤ改正により、以下の通りにダイヤが変更される。
    1. 「まつかぜ」米子駅 - 博多駅間を「いそかぜ」に分離し、運行区間を2往復とも新大阪駅・大阪駅 - 米子駅間とする。また使用車両を「いそかぜ」も含め全列車をキハ181系に統一。
    2. 急行「石見」廃止。
    3. 急行「ながと」浜田駅 - 下関駅・小倉駅間に運行区間を変更。
  • 1986年11月1日:福知山線及び山陰本線福知山駅 - 城崎駅(現在の城崎温泉駅)間電化により「まつかぜ」はエル特急北近畿」に統合され運行終了。

[編集] 「くにびき」・「いなば」→「スーパーまつかぜ」の変遷

  • 1988年3月13日:米子駅 - 益田駅間に特急「くにびき」が運行開始。
  • 1996年3月16日:「くにびき」鳥取駅発着に変更。鳥取駅 - 益田駅間1往復となる。同時に、鳥取駅 - 米子駅間を運行する特急「いなば」1往復が運行開始。
    「いなば」の運転時刻は、改正前まで京都駅 - 米子駅間を走っていた特急「あさしお」のダイヤを部分的に継承した形とした。
  • 1997年11月29日:「くにびき」は鳥取駅 - 米子駅間を運行する特急「いなば」を統合。鳥取駅 - 米子駅間1往復、鳥取駅 - 益田駅間1往復。
  • 2001年7月7日:「くにびき」新型気動車キハ187系気動車化により、「スーパーくにびき」となる。鳥取駅 - 米子駅間1往復、鳥取駅 - 益田駅間2往復、米子駅 - 益田駅間2往復。
  • 2003年10月1日:「スーパーくにびき」から現行の名称である「スーパーまつかぜ」に変更。全列車鳥取駅発着となる。鳥取駅 - 米子駅間下り1本・上り2本、鳥取駅 - 益田駅間4往復。
  • 2006年3月19日:寝台特急「出雲」廃止に伴い、毎日運転の臨時列車扱いであるものの、鳥取駅 - 米子駅間に臨時特急下り「スーパーまつかぜ81号」1本を増発し、鳥取駅 - 米子駅間の上り「スーパーまつかぜ2号」を2編成併結に変更。なお、3月18日到着(東京駅発3月17日)の下り「出雲」は運行されたため、実際の運行は3月19日からとなった。
  • 2008年3月15日:鳥取駅 - 米子駅間を1往復増発し、鳥取駅 - 米子駅間3往復(うち下り1本は毎日運転の臨時列車扱い)、鳥取駅 - 益田駅間4往復となる。同時に、1往復(4・7号、この区間では下り最終・上り始発列車)が西出雲駅に新規に停車し、全車自由席の列車(2・81号)を指定席連結に変更。これにより全列車に座席指定席が設定される。
  • 2009年3月14日:朝の上り1本と夜間の下り3本が伯耆大山駅に新規に停車となる。
  • 2009年6月1日:喫煙ルームを廃止し、全車両禁煙となる。
  • 2010年(平成22年)3月13日に上下3往復が鳥取大学前駅に停車する予定。[1][2]

[編集] 脚注

  1. ^ 平成22年春ダイヤ改正についてPDF - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年12月18日
  2. ^ 平成22年春ダイヤ改正についてPDF - 西日本旅客鉄道米子支社プレスリリース 2009年12月18日
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