羅生門 (バンド)

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羅生門(らしょうもん) は、1971年に結成された日本のロックバンド

来歴[編集]

1971年に元ザ・ハプニングス・フォークニ河内と元ザ・ハーフ・ブリードポール湯川、元エモーションの近尾春親(現・近田春夫)らによって結成される。同年、ファースト・アルバム『日本国憲法』をリリース。同作はアメリカ独立宣言に曲を付けたフィフス・ディメンション「The Declaration」(1970年)の日本版と言うべきもので、 日本国憲法の第1章から第10章まで計10曲が収録された。翌72年にアメリカの先住民問題をテーマにしたセカンド・アルバム『インディアン、死よりも赤を選ぶ』を発表し、同年限りで解散。元々スタジオ・ミュージシャンによる企画物バンドで、中心人物であるクニはスケジュール等の都合もあって、レコーディングのみの参加に留まり、メンバーにも名を連ねていない。また、バンドとしての実体も、僅かな期間のライブ活動に限られていたという。

メンバー[編集]

  • ポール湯川【ポール・リー】(ボーカル、ギター)
  • 杜吉弘【ぺぺ吉弘】(ベース、リーダー)
  • 金澤淳一【金沢ジュン】(ドラム)
  • 金子道大(フルート、サックス)
  • 近尾春親【現・近田春夫】(キーボード)

ディスコグラフィー[編集]

アルバム[編集]

シングル[編集]