編成

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軍隊用語としての編成(へんせい)とは、勅令により定められた編制とは異なり、ある目的を達成するために各部隊を一時的、または半永久的に組織化すること全般を指す。機能の異なる単純な構成要素を組み合わせて目的に合った組織を作る事を指し、その組織そのものを指すこともある。

例えば大きな単位では、編制によってあらかじめ組織化された大隊や連隊、師団を組み合せて特定方面の作戦域を担当する戦略単位とする場合や、陸軍と空軍、海軍の合同軍を構成する場合などがあり、小さな単位では、既にある小隊分隊に、特殊技能を持った兵士を他の部隊から一時的または半永久的に移動させることや、戦車中隊大隊ごとに師団砲兵と兵站部隊をそれぞれ随伴させて戦闘単位とする場合などがある。

編制[編集]

編制は国軍の組織体系を勅令、又はそれに準じる公式文書で明示したものであるため、編成に比べて比較的固定的なものとなる。

軍隊では一般に、分隊を幾つか含んだ小隊が複数集まって中隊を構成するというように、組織は階層構造になっている。大隊、連隊旅団、師団なども同様である。こういった組織の構造が「編制」であり、勅令、又はそれに準じる公式文書で規定されて員数や主要装備数が「定数」と呼ばれる。単に人の集団が編制されるだけではなく、攻撃用車両は、歩兵と組み合わされて戦闘部隊として編制され、輸送部隊は兵站のために編制されている。

参考[編集]

  • 高井三郎著 『現代軍事用語』 アリアドネ企画 2006年9月10日第1刷発行 ISBN 4384040954