緑の黒髪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

緑の黒髪』(みどりのくろかみ)は、望月花梨による日本漫画作品。

花とゆめ』(白泉社)にて2001年4号から6号に掲載された。

あらすじ[編集]

両親の再婚で姉弟になったいづみ悟郎

小学生の頃、悟郎がいづみの長い髪を切ってしまったことがあった。それ以来、いづみは髪を伸ばさなくなる。

髪が伸びてくると、漠然と不安が頭をもたげる。均衡を保ってきた2人の関係が崩れるのではないかと。封印された2人の想いとは……。

登場人物[編集]

小野 いづみ(おの いづみ)
高校2年生。実母の気まぐれで妙な躾をされ、人と違った習慣を持っている。
小野 悟郎(おの ごろう)
高校2年生。いづみとは同い年。母親が躾に厳しいため、行儀は良い。
小野 美里(おの みさと)
いづみと悟郎の母親。悟郎の実母。いづみに愛情が湧かない。
小野 賢治(おの けんじ)
いづみと悟郎の父親。いづみの実父。
武田(たけだ)
いづみと悟郎の同級生。陸上部所属。

収録作品[編集]

シャボン
『花とゆめ』2001年14号-16号に掲載
憧れの存在である大好きなお姉ちゃんに貰ったシャボンは、ずっと明那の宝物である。
上京し、東京大学に通っているはずの姉が隣町で目撃された。見間違いかもしれないと思ったが、連絡が取れない。両親が留守であるのを幸いに、一人東京へと旅立った明那。姉は見つからず、お金も盗まれてしまうという災難に見舞われる中、一人の男と出会う。