総理大臣杯競走

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
総理大臣杯
(クラシック)
格付け SG
1着賞金 3500万円
優勝戦 6名
各準優勝戦上位2名
準優勝戦 得点上位18名
予選 4日間
出場資格 SGおよびGI,GII優勝者
GIIIおよび一般戦の優勝回数が
上位の選手または、優先出場者
主催者 各市町村、組合
開催地 日本の旗 持ち回り
開催時期 3月下旬
第1回執行日 1966年3月10日
主な記録
最多優勝者 彦坂郁雄(3回)
2連覇達成者 西島義則(1997年,1998年)
完全V達成者 彦坂郁雄(1982年)
最年少優勝者 服部幸男(当時24歳2ヶ月)
最年長優勝者 岩口昭三(当時48歳0ヶ月)
次回開催予定
開催期間 第50回 2015年(平成27年)
3月17日3月22日
開催地 尼崎競艇場
テンプレートを表示

総理大臣杯競走(そうりだいじんはいきょうそう)は、競艇SG競走の1つ。通称「総理大臣杯」「総理杯」。2014年からは「ボートレース クラシック(BOAT RACE CLASSIC)」という通称名称も用いられる[1]

概要[編集]

1966年(昭和41年)、連合会は総理大臣杯を下付される競走を新たな特別競走として位置付け「鳳凰賞競走」と命名した。総理大臣杯の下付については、全国モーターボート競走会連合会会長の笹川良一が当時の岸信介元総理、佐藤栄作総理に要請し、1965年(昭和40年)2月には全施協と連合会が連名で申請を行い、同年3月、総理大臣杯を下付する旨正式通知があった。

第1回大会が3月10日から15日までの6日間、平和島競艇場において府中市主催により開催され、長瀬忠義が第1号総理大臣杯の栄位を獲得した[2]

1988年(昭和63年)、3月24日から29日までの6日間戸田競艇場にて開催された第23回大会より、「総理大臣杯競走」に名称が変更される。

1年のSG競走の開幕戦がこの大会となる。開催日は3月の下旬に行われる事が多いが、年によっては3月から4月の月跨ぎ開催がある。近年は「SG(西暦)シリーズ第1戦」というサブタイトルを大会名冒頭にクレジットしている。

出場資格[編集]

※級別、出走回数、事故率は不問なので優勝を重ねていれば出場できる。[3]

  • 選出除外
    • 前年の総理大臣杯競走から賞金王シリーズ戦のSG優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手。
    • 前年のモーターボート記念競走から賞金王シリーズ戦のSG準優勝戦で選手責任のスタート事故を起こした選手。
    • 前年の賞金王決定戦(トライアル、順位決定戦、優勝戦)で選手責任のスタート事故を起こした選手。
    • 負傷・病気等により出場を辞退した選手。(これに限り、出場停止の対象外)
    • 選考期間から総理杯前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手[4]。(一部を除く)※これは、出場が決まっていても取消の対象。
  • 選手の発表は1月4日頃で選手46人+予備選手が選ばれ、その後、地区選手権の6名が加わる。(重複の場合は予備選手からの繰り上がり)

賞金[編集]

優勝賞金は3500万円。[5]

SG大会のシンボルカラー[編集]

2013年大会まで春本番を告げるに因んで、この大会のシンボルカラーもピンク色(桃色)となっていたが2014年からゴールドレッド(赤+金)に色を変えて行われる。周りの円とSGの文字がゴールドの金色で円の内側は赤でSGの文字を囲んでいる。

歴史[編集]

2010年度のルール改正が行われた。[6] GII(2010年4月より)優勝者が追加され、モーターボート誕生祭秩父宮妃記念杯の優勝者が加わった。GIからGIIに格下げのモーターボート大賞はGI時代と同様に選考から存続。

2011年、第46回大会は東日本大震災の影響により3月末まで全競艇場のレース開催中止となった事に伴いこの大会も中止を余儀無くされた。[7]出場予定だった選手には出走回数等の特例が設けられた。(2011年後期級別審査のみ12回出走したとみなす。SG等の選考や通算成績などは反映されない。)[8]

なお、第46回の代替開催として、SG東日本復興支援競走が同競艇場で開催され、出場予定の選手からフライング休みなどの変更を加えた構成で行われ、優勝賞金は1000万円減額の3000万円だった。[9]又、開催時期が8月になった事で2011年の競艇は主に蒲郡のオーシャンから始まりこの戸田の東日本復興支援そして福岡のモーターボート記念と続く3連戦を中心に回っていた。

2011年、第47回大会は選手持ちのプロペラが使用できる最後のSGになった(2012年4月27日にペラが改正されるため)[10]

2012年度のルール改正が行われた。GI競走の開催時期変更に伴い、新鋭王座決定戦女子王座決定戦が前年の優勝者になり、地区選手権競走が当年の優勝者に変更される。

総理大臣杯の記録[編集]

最多優勝選手[編集]

選手名 当時の住所 1回目 2回目 3回目
彦坂郁雄(1515) 千葉県 1974年(昭和49年)
第9回 常滑競艇場
1982年(昭和57年)
第17回 下関競艇場
1988年(昭和63年)
第23回 戸田競艇場

連覇達成選手[編集]

選手名 当時の住所 基点制覇 2連覇
西島義則(3024) 広島県 1997年(平成9年)
第32回 住之江競艇場
1998年(平成10年)
第33回 丸亀競艇場

完全V達成選手[編集]

選手名 当時の年齢 当時の住所 開催年 大会回数 予選 準優勝戦 優勝戦 開催場
彦坂郁雄(1515) 41歳 千葉県 1982年(昭和57年) 第17回 11111 1着 1着 下関競艇場

最年少、最年長での優勝選手[編集]

達成年齢 選手名 当時の住所 開催年 大会回数 優勝戦日 開催場
24歳2ヶ月 服部幸男(3422) 静岡県 1995年(平成7年) 第30回 3月21日 平和島競艇場
48歳0ヶ月 岩口昭三(1670) 福井県 1990年(平成2年) 第25回 3月26日 平和島競艇場

歴代優勝者[編集]

1966年~1990年[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催場 優勝者 当時
枠番 コース 決まり手 選手名 年齢 住所
第1回 1966年(昭和41年) 3月15日 平和島競艇場 4枠 - - 長瀬忠義(1284) 40歳 広島県
第2回 1967年(昭和42年) 3月7日 住之江競艇場 4枠 - - 竹内虎次(899) 35歳 岡山県
第3回 1967年(昭和42年) 9月5日 6枠 1コース - 石川洋(1199) 32歳 愛知県
第4回 1968年(昭和43年) 9月10日 戸田競艇場 2枠 - - 岡本義則(1488) 33歳 福岡県
第5回 1970年(昭和45年) 3月6日 住之江競艇場 2枠 - - 加藤峻二(1485) 28歳 埼玉県
第6回 1971年(昭和46年) 3月9日 蒲郡競艇場 2枠 1コース 逃げ 松尾幸長(1440) 30歳 佐賀県
第7回 1972年(昭和47年) 3月21日 福岡競艇場 1枠 2コース まくり 石黒広行(1693) 31歳 愛知県
第8回 1973年(昭和48年) 3月6日 浜名湖競艇場 6枠 1コース 逃げ 鈴木文雄(1493) 37歳 岐阜県
第9回 1974年(昭和49年) 3月27日 常滑競艇場 1枠 2コース 恵まれ 彦坂郁雄(1515) 33歳 千葉県
第10回 1975年(昭和50年) 3月25日 下関競艇場 4枠 2コース まくり 石原洋(1572) 32歳 岡山県
第11回 1976年(昭和51年) 3月21日 住之江競艇場 3枠 4コース 恵まれ 常松拓支(1686) 37歳 大阪府
第12回 1977年(昭和52年) 3月8日 下関競艇場 1枠 5コース 恵まれ 山本泰照(1845) 35歳 岡山県
第13回 1978年(昭和53年) 3月21日 丸亀競艇場 6枠 1コース 逃げ 北原友次(1481) 37歳 岡山県
第14回 1979年(昭和54年) 3月26日 浜名湖競艇場 2枠 3コース 差し 松尾泰宏(1203) 42歳 佐賀県
第15回 1980年(昭和55年) 3月11日 蒲郡競艇場 6枠 6コース 差し 中本逸郎(2760) 26歳 広島県
第16回 1981年(昭和56年) 3月24日 児島競艇場 2枠 4コース 2M差し 平尾修二(2485) 33歳 香川県
第17回 1982年(昭和57年) 3月9日 下関競艇場 4枠 1コース 逃げ 彦坂郁雄(1515) 41歳 千葉県
第18回 1983年(昭和58年) 3月23日 平和島競艇場 5枠 1コース 逃げ 高峰孝三(2390) 37歳 群馬県
第19回 1984年(昭和59年) 3月6日 常滑競艇場 3枠 4コース まくり 増沢良二(2582) 31歳 群馬県
第20回 1985年(昭和60年) 3月26日 平和島競艇場 1枠 5コース まくり 黒明良光(2090) 37歳 岡山県
第21回 1986年(昭和61年) 3月25日 6枠 4コース まくり 古川文雄(2170) 37歳 佐賀県
第22回 1987年(昭和62年) 3月10日 蒲郡競艇場 5枠 4コース まくり 国光秀雄(2697) 33歳 長崎県
第23回 1988年(昭和63年) 3月29日 戸田競艇場 3枠 2コース 2M差し 彦坂郁雄(1515) 47歳 千葉県
第24回 1989年(平成元年) 3月30日 2枠 2コース まくり 高橋博文(2446) 41歳 大阪府
第25回 1990年(平成2年) 3月26日 平和島競艇場 5枠 5コース まくり差し 岩口昭三(1670) 48歳 福井県

1991年~2000年[編集]

1991年の第26回大会より、ピットでの並び順が現状のルール(1枠有利)に統一された。それまでは各競艇場の選択であった。

回数 開催年 優勝戦日 開催場 優勝者 当時
枠番 コース 決まり手 選手名 年齢 住所
第26回 1991年(平成3年) 3月25日 平和島競艇場 1枠 1コース 逃げ 野中和夫(2291) 47歳 大阪府
第27回 1992年(平成4年) 3月24日 蒲郡競艇場 3枠 2コース 差し 鈴木幸夫(2876) 34歳 愛知県
第28回 1993年(平成5年) 3月23日 戸田競艇場 1枠 5コース 2M差し 植木通彦(3285) 24歳 福岡県
第29回 1994年(平成6年) 3月22日 平和島競艇場 2枠 2コース つけまい 大森健二(1910) 46歳 岡山県
第30回 1995年(平成7年) 3月21日 1枠 3コース まくり 服部幸男(3422) 24歳 静岡県
第31回 1996年(平成8年) 3月25日 3枠 1コース 逃げ 中道善博(2096) 47歳 徳島県
第32回 1997年(平成9年) 3月20日 住之江競艇場 3枠 1コース 逃げ 西島義則(3024) 35歳 広島県
第33回 1998年(平成10年) 3月22日 丸亀競艇場 2枠 1コース 逃げ 36歳
第34回 1999年(平成11年) 3月22日 児島競艇場 6枠 6コース まくり差し 今垣光太郎(3388) 29歳 石川県
第35回 2000年(平成12年) 3月20日 浜名湖競艇場 1枠 1コース 逃げ 矢後剛(3340) 33歳 東京都

2001年~2010年[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催場 優勝者 当時
枠番 コース 決まり手 選手名 年齢 住所
第36回 2001年(平成13年) 3月20日 尼崎競艇場 1枠 1コース 逃げ 烏野賢太(3304) 33歳 徳島県
37回 2002年(平成14年) 3月21日 平和島競艇場 3枠 4コース まくり 野澤大二(3534) 29歳 東京都
第38回 2003年(平成15年) 3月30日 戸田競艇場 1枠 1コース 逃げ 西村勝(3589) 29歳 埼玉県
第39回 2004年(平成16年) 3月28日 福岡競艇場 1枠 1コース 恵まれ 今村豊(2992) 42歳 山口県
第40回 2005年(平成17年) 3月27日 多摩川競艇場 2枠 3コース つけまい 笠原亮(4019) 25歳 静岡県
第41回 2006年(平成18年) 3月21日 平和島競艇場 4枠 4コース まくり 中澤和志(3952) 29歳 宮城県
第42回 2007年(平成19年) 3月21日 3枠 3コース 恵まれ 濱野谷憲吾(3590) 33歳 東京都
第43回 2008年(平成20年) 3月30日 児島競艇場 1枠 1コース 逃げ 松井繁(3415) 38歳 大阪府
第44回 2009年(平成21年) 3月22日 多摩川競艇場 1枠 1コース 逃げ 池田浩二(3941) 30歳 愛知県
第45回 2010年(平成22年) 3月22日 BOAT RACE平和島 2枠 1コース 抜き 山口剛(4205) 27歳 広島県

2011年~[編集]

回数 開催年 優勝戦日 開催場 優勝者 当時
枠番 コース 決まり手 選手名 年齢 住所
第46回 2011年(平成23年) 3月21日 BOAT RACE戸田 東日本大震災のため中止
東日本復興支援競走 8月10日 代替開催 1枠 1コース 逃げ 重野哲之(3995) 32歳 静岡県
第47回 2012年(平成24年) 3月20日 BOAT RACE戸田 1枠 1コース 逃げ 馬袋義則(3612) 39歳 兵庫県
第48回 2013年(平成25年) 3月20日 BOAT RACE平和島 1枠 1コース 逃げ 池田浩二(3941) 34歳 愛知県
第49回 2014年(平成25年) 3月23日 BOAT RACE尼崎 1枠 1コース 逃げ 松井繁(3415) 44歳 大阪府
  • 回数が太字で表示しているのは記念大会

開催予定[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ SG競走等に使用する通称名称の使用及びSGコミュニケーションロゴのリニューアルについて”. BOAT RACE official web (2013年10月22日). 2013年10月27日閲覧。
  2. ^ 第1回鳳凰賞(総理大臣杯)競走の開催(昭和41年3月)
  3. ^ これは当該年度のグランドチャンピオン決定戦競走の最後の選考レースだが、出場時A1級でないと優出完走でも出場できない。
  4. ^ 正式には「選手、審判員及び検査員褒賞懲戒規程に基づき出場停止処分を受けたため」である
  5. ^ グレードレースの見直し及び平成23年度優勝賞金額(SG競走等)について 2011年1月31日
  6. ^ SG、GIおよびGII競走開催要綱の一部改正について(2010年2月25日)
  7. ^ 当初、この大会は4000万円、最後の大会としてファンの注目度は上がっていたが中止となって結果的に4000万円としての最後の大会は2010年11月の佐賀・唐津でのチャレンジカップ競走が事実上最後となった。
  8. ^ 選手級別決定基準における出走回数の特例について(2011年4月1日)
  9. ^ 「SG東日本復興支援競走」の開催が決定 2011年5月13日
  10. ^ 新プロペラ制度について

外部リンク[編集]