綺麗

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綺麗
サザンオールスターズスタジオ・アルバム
リリース 1983年7月5日
1984年2月25日(CD盤)
1989年6月25日(再発)
1998年4月22日(再発)
2008年12月3日(再発)
録音 1983年4月6月
VICTOR AOYAMA STUDIO
ジャンル ロック
時間 48分41秒
レーベル ビクタータイシタ
プロデュース 高垣健
サザンオールスターズ
チャート最高順位
サザンオールスターズ 年表
バラッド '77〜'82
(1982年)
綺麗
(1982年)
原由子 with サザンオールスターズ
(1983年)

綺麗』(きれい)は、サザンオールスターズの6枚目のオリジナルアルバム1983年7月5日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル

目次

[編集] 解説

この作品は本作収録の18thシングルEMANON」との同発で、2作品ともジャケット写真を含めタイトル表記以外は同じである。この2作品を含む以降の作品は全て発売元がサザン専用のプライベートレーベルビクターTAISHITAレーベルからの発売となった。因みに命名はメンバーの原由子によるものである(ビクタータイシタ参照)。ジャケットに使用されているLP盤と再発のCD盤とでは微妙に異なる。さらにジャケット裏面も、1989年の再発盤と1998年のものでは違ったものになっている。

1998年の再発盤の初回限定盤は、オリジナルLP復刻ジャケット(いわゆる紙ジャケット)仕様で、森雪之丞によるライナーノーツが封入されている。

桑田佳祐は前作『NUDE MAN』を出した直後、周りから「英語だらけですね」と言われていたようで、本作は歌詞に英語も少なく、言葉の意味を重視した作りになっている。この作品の半年前に『バラッド '77~'82』が発売されているため、この作品以降の主なバラード曲は『バラッド2 '83~'86』に収録されている。


[編集] 収録曲

シングル収録曲は各シングルで説明しているため、ここでは説明を省略する。なお、オリジナル・アナログ盤では8曲目からがB面となっていた。

  1. マチルダBABY
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    アルバム曲だがライブで演奏されることが多い。原由子が弾くシンセサイザー1980年に流行したテクノ風の音色で、ライブでは曲順の構成上、『ミス・ブランニュー・デイ』と連続して演奏される場合が多い。
    またライブではサビの部分で爆発する演出が恒例となっているが、2004年の年越しライブ『暮れのサナカ』で演奏された際、爆発の火花が天井に引火し、小さく炎上している模様が生中継だったWOWOWで放送された。
  2. 赤い炎の女
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    スパニッシュ音楽を取り入れた曲で、歌詞はレズについて歌われている。2006年THE 夢人島 Fes.で演奏された。
  3. かしの樹の下で
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    桑田佳祐原由子によるデュエット曲。歌詞は中国残留孤児について歌われている。歌詞中に登場する「牡丹」はレコードジャケットに採用されている花である。
  4. 星降る夜のHARLOT
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    「HARLOT」とは英語で売春婦の事で、歌詞も売春婦の日常を描いたもの。
  5. ALLSTARS' JUNGO
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    18thシングル「EMANON」c/w。 
    当時流行りのテクノに、アフリカンリズムを取り入れた曲。松田弘ドラムが、スネアを殆ど叩かずタムでリズムを刻んでいる。
  6. そんなヒロシに騙されて
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    原由子ボーカルの歌謡曲。"ヒロシ"とはメンバーの松田弘から拝借した名前だが、歌詞の内容と本人に直接関係はない。ジューシィ・フルーツ高田みづえもカバーしヒット。間奏では男性メンバーによる原に向けたアイドルファンのような掛け声も収録されている。
  7. NEVER FALL IN LOVE AGAIN
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    歌詞に「レイ・チャールズ」が登場する。ちなみにレイ・チャールズはサザンの『いとしのエリー』をカバーしている。
  8. YELLOW NEW YORKER
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    白人至上主義人種差別への怒りをぶつけ、黄色人種としてのアイデンティティーを歌った曲。
  9. MICO
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    “MICO”とは歌手弘田三枝子のことである。弘田は公式にもこの愛称を用いている。
  10. サラ・ジェーン
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    少女が日常に退屈して家出をする内容の歌詞で、ビートルズの「She's Leaving Home」がモチーフとされる。
  11. 南たいへいよ音頭
    (作詞・作曲:関口和之 編曲:サザンオールスターズ)
    ベース関口和之メインボーカル曲。作詞・曲も本人が担当。後に自身のソロアルバム(World Hits!? of Southern All Stars)でカバーすることになる。
  12. ALLSTARS' JUNGO (Instrumental)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    同曲のインストゥルメンタル。間奏部分のみ収録されている。演奏時間はわずか43秒と、現時点でサザンの楽曲として、最も収録時間が短い曲である。
  13. EMANON
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 弦管編曲:八木正生)
    18thシングル。
  14. 旅姿六人衆
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    歌詞には“Mr.Suizu”と言う人物が登場するが、これは当時サザンのステージディレクターを務めていた水津雄二のことである。この歌詞の前に「華やかな者の影で今 動く男達」とあるが、『華やかな者』はサザン自身、それに続く歌詞はステージを影で支えるスタッフ達を指しており、タイトルは全国でのライブツアーに回るサザンのメンバーを、歌詞はライブのスタッフとファンへの感謝の気持ちを表している。
    この曲は桑田の「ごめん、俺が悪かった」と言うセリフで始まる。この後に「あ~あ、悪かった」という声も収録されている。後者については誰の声であるかは不明である。
    テレビ朝日ワールド・プロレスリング』の特番でエンディング・テーマに起用された事があり、最近では日本テレビ系『ザ!世界仰天ニュース』に出演する加藤大のテーマソングのような形でよくOAされている。また、2006年フジテレビ系列で放映されたドラマ『死亡推定時刻』で、クレジットは無かったもののエンディング・テーマに使用され、作中でも登場人物によって繰り返し歌われた。
    曲のラスト部分は、桑田も敬愛するビートルズのヘイ・ジュードのパロディと思われる。
    サザンの大ファンである平井堅が、学生時代、特にこの曲に心酔していたことを明かしている。

[編集] 参加ミュージシャン

  • マチルダBABY
    • 矢口博康:Sax
  • かしの樹の下で
  • NEVER FALL IN LOVE AGAIN
  • YELLOW NEW YORKER
    • 矢口博康:Sax
  • MICO
    • 矢口博康:Sax
  • サラ・ジェーン
  • 南たいへいよ音頭
    • 矢口博康:Sax
  • EMANON
    • 玉野嘉久グループ:Strings
    • 兼崎順一:Trumpet
    • 武田和三:Trumpet
    • 清水靖晃:Sax
    • 早川隆章:Trombone
    • EVE:Chorus
  • 旅姿六人衆


前作:
NUDE MAN
サザンオールスターズオリジナルアルバム
次作:
人気者で行こう
オリコン週間LPチャート第1位
1983年7月18日付~1983年7月25日付(2週連続)
前作:
サウンドトラック
プルメリアの伝説
サザンオールスターズ
綺麗
次作:
田原俊彦
波に消えたラブ・ストーリー
オリコン週間LPチャート第1位
1983年8月8日付(通算3週)
前作:
田原俊彦
『波に消えたラブ・ストーリー』
サザンオールスターズ
綺麗
次作:
サウンドトラック
フラッシュダンス

[編集] 外部リンク