絹雲母
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絹雲母(きぬうんも、sericite、セリサイト)は、層状珪酸塩鉱物である白雲母の細粒なもので、粘土鉱物の一種である。
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性質 [編集]
理想化学組成は白雲母と同じKAl2AlSi3O10(OH)2である。単斜晶系。
産出 [編集]
大規模な絹雲母鉱床は、酸性または中性の火山岩類が熱水変質を被って形成されることが多く、絹糸状もしくは粉末状の塊として産出する。主に、長石が変質し、鉄、マグネシウム、カルシウム等が溶脱して形成される。
日本では、戦後の復興期に様々な鉱山がセリサイトの採掘を行ったが、現在でも採掘を続けているのは愛知県北設楽郡東栄町にある粟代鉱山と、島根県出雲市上島町にある鍋山鉱山のみである。
粟代鉱山では、三信鉱工株式会社が「三信マイカ」という商品名で精製後のセリサイトを販売しており、高純度かつ不純物が少ないことから、主に化粧品や薬品原料として用いられている。
また、鍋山鉱山では、斐川礦業株式会社により「斐川マイカZ20」という商品名で販売されており、工業原料から化粧品原料まで幅広い用途で使用されている。
用途 [編集]
一般には、化粧品のファンデーションやセラミックの素材として用いられている。また、耐熱性のある潤滑材として使用。微粉砕したものは、プラスチックなどの強化材としても使用されている。
関連項目 [編集]
参考文献 [編集]
- M. Rieder et al. "Nomenclature of the micas", The Canadian Mineralogist, Vol. 36, pp. 41-48, 1998. PDF
- 松原聰・宮脇律郎『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。