統一インド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

統一インド(とういつインド)とは、本来英領インドとして一つの存在であり、歴史的にも不可分の一体性を持っていたインドパキスタンバングラデシュの再統合とその結果生まれる国家を指す概念。

インド分断の経緯[編集]

そもそも現在のインドとパキスタンの分離独立は初めから予定されていたことではない。独立運動の末期になるまでムスリムヒンドゥーの間に確執はあったが、国家分裂には否定的態度をとり続けていた。しかしムスリム側の指導者ジンナーは、統一インドが独立した場合、ムスリムは少数派としてヒンドゥーに抑圧されるとの意見を持っていたため、ムスリムの多い西北インドおよびベンガル州東部を独自の国家として分離独立させることを強く主張していた。

独立運動の最高指導者マハトマ・ガンディーはインド分断には反対の姿勢を示しており、自らもムスリムへの融和をヒンドゥー側に訴えたが、結果として聞き入れられなかった。結果的にジンナーの主張がムスリムの支持を集め、ムスリムとヒンドゥー其々の為の国家が別個に独立することとなった。

統一インドへの構想[編集]

分離独立後、インドとパキスタンは数回に及ぶ凄惨な死闘を繰り広げた。親族友人が敵味方に分かれ殺しあい、インドとパキスタン、ヒンドゥーとムスリムとの関係は極めて悪いものとなる。そのような状況の中でインドとパキスタン両国の和解、更には再統一を主張する知識人が一部存在しているが、現在の印パ間の緊張状態では、そのような意見は広い支持を集めやすいとはいえない。

関連項目[編集]