結界師の登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
結界師 > 結界師の登場人物

結界師の登場人物(けっかいしのとうじょうじんぶつ)は、田辺イエロウ漫画作品及びそれを原作としたアニメに登場する架空の人物の一覧。


間流結界師関係者[編集]

墨村家[編集]

正統継承者は、生まれつき右手の平に方印が出る。代々名前には「守」の字が入っているらしい。

墨村 良守(すみむら よしもり)14歳〔正統継承者〕
声優 - 吉野裕行・幼少時代:白石涼子
本作の主人公。墨村家22代目(予定)の結界師。現在私立烏森学園中等部3年。趣味はケーキ作り、いつも学校では給食以外居眠りしていた。
墨村 繁守(すみむら しげもり)68歳〔正統継承者〕
声優 - 多田野曜平
正守、良守、利守の祖父で、守美子の父。墨村家21代目当主の結界師。雪村時子にこそ劣るが強力な術者。現在、時子との仲は悪いが、若い頃は時子と共に烏森を守っていたこともあり、良守が目指す道を既に通ってきた様子がうかがえる。また、時子のことを本当に嫌っている訳ではなく、一人で抱え込むタイプの時子を気遣ったり、もしものときは共闘する姿勢を見せている。性格は頑固で口やかましく、正統継承者の自覚が無い良守に手を焼いているが、墨村・雪村の垣根を越え次の世代のことを考える事や、正統継承者ではない守美子、正守の動向に気を揉むなど家系や使命を超えた気遣いが多いなど、言動とは裏腹に老練の域に達している管理者タイプ。好きな言葉は「努璃意夢(どりいむ)」。好物はだしの玉子焼き。もみ上げが太い。
良守の無想の修行が最終段階に入った時、縞野から良守は繁守の手の届かなかった領域に達するという説明から繁守は極限無想を習得していない可能性が高い。
書道が趣味で度々作中でその腕を見せており、作者によれば墨村家の収入の一つとなっているらしい[1]
正統継承者ではない上に、一番下の孫である利守には甘い所があり、本来は正統継承者しか読むことが許されない巻物の読み方を利守に教えたりしていた。
墨村 正守(すみむら まさもり)21歳
声優 - 宮内敦士
良守と、利守の兄で墨村家の長男。詳細は十二人会を参照。
墨村 利守(すみむら としもり)9歳
声優 - 川庄美雪
正守、良守の弟。結界師。三影小学校で昨年度は3年1組だった。後に小学4年生となった。術はあまりうまくないが、現実的で下の兄の良守よりもしっかりしている。しかし、守美子が帰って来た際には、歳相応の一面を覗かせてもいる。学校で図書委員をやっているためか、あだ名は「トショ」。「妖はこういう心遣いを大事にする」と、斑尾に毎日ドッグフードをあげている。有能な兄達の背中を見て、少々嫉妬や劣等感を覚えている。しかし、練習はしている模様。ピーマンが苦手。
墨村 守美子(すみむら すみこ)
声優 - 金野恵子
正守、 良守、利守の母で、繁守の娘。修史の妻。結界師。非常に肝が据わっており、土地神クラスの龍を手玉に取るほどの実力者。父の繁守いわく「放蕩娘」。常に放浪し、各地で妖を退治しているらしいが、烏森の動向を細かに把握していたりと、素性に謎が多い。宙心丸には今ひとつ気に入られなかったためか正当継承者にはなれなかったが、結界師としての実力は極めて高く、開祖であり自分以上の術者は居ないと自負していた間時守をして"次元の違う術者"、"無想を使った良守でさえ足元にも及ばない程の術者"と言わしめる程であり、彼女と時守の出会いにより烏森の封印計画が大きく動き出すこととなった。作者によれば彼女は時々墨村家の口座にかなりの額のお金を振り込むことがあるらしく、実は墨村家の家計を支えている。
真白湖に行ったことがあるようで、そのため裏会の調査室からは神佑地狩りの疑いをかけられている。またその理由の一つとして、かつて暴れている土地神を抑えるという仕事で神殺しを行ったことがあり(土地神には世継ぎがおり、土地神の世代交代の一環だったとも言える)、その後放浪するようになったらしい。
烏森を覇久魔で完全に封印するため、墨村家に、自身の7割程度の記憶・能力を有する自分そっくりの式神を送った。その後覇久魔の地で発動された良守の真界の中に残り、中から真界を完全に閉じて宙心丸を封印した。結果自身は真界から二度と外に出られなくなった為、最後に式神を残して夫への感謝の言葉を伝えた。また、料理や裁縫は得意でない。
墨村 修史(すみむら しゅうじ)
声優 - 村治学
正守、良守、利守の父。守美子の夫。墨村家に婿入りした主夫。舅の繁守からは「修史くん」ではなく、「修史さん」と呼ばれている。売れない小説家。元・松戸平介の助手であり、霊感こそ無いが、下級の妖に効果のある独自の魔除けの作成・使用が可能(作中で語られる通常者としては松戸を除き異例の能力)。非常に温和な性格。世話好きで、よくフリル付きエプロン姿で家事をこなし、料理の評判は良い。妻に神佑地狩りの疑いをかけられてかなり動揺している。しかし、それでも料理の腕をふるい、家事も普通にこなしている。
斑尾(まだらお)
声優 - 大西健晴
約500歳の墨村家付きの妖犬。生前の名は「銀露(ぎんろ)」。嗅覚で妖の位置を探る。オネエである(作者によれば妖犬なのでどっちでもいいとのこと)。気分屋だが、面倒見は良い。普段は普通の妖犬だが、本体は墨村家の家にある石にあり、紫色の数珠の首輪を外すことで本来の姿を取り戻す。
本来の姿は巨大な姿の妖犬で尾に強力な毒を持つ妖毒使い。鹿の生肉が好物。
生きていた頃は鋼夜と山に住んでいたが、山を人間に荒らされ餓死。その後、成仏できずに相棒の鋼夜とともにその山を彷徨っていたが、間時守と出会い一目ぼれし、墨村家に仕えるようになった。
縞野(しまの)
無想部屋の番人。縞々模様の普通の大きさの猫の姿だが尾は二つに分かれていて(要するに猫又)、木札の鍵をつけた首輪をしている。一人称は「小生」。本来の役割は下地ができた段階でその者が極限無想へ至る資質があるか見定めることで無想にも入れていない状態で現れることはないが、良守の場合は烏森が覚醒しかかっているこの時期に呼応してかなり早い段階から現れた。かつて、間時守の能力によって従わされた妖で、その時は人の数倍もの大きさだった。
電撃針(でんげきはり)
二本の尾の先の毛を尖らせて、相手のこめかみに刺して、電撃を見舞う。無想部屋で修行している墨村の者には、精神の治療として用いる。

雪村家[編集]

正統継承者は、生まれつき左胸に方印が出る。代々名前には「時」の字が入っているらしい。

雪村 時音(ゆきむら ときね)16歳〔正統継承者〕
声優 - 斉藤梨絵
本作のヒロイン。雪村家22代目(予定)の結界師。現在烏森学園高等部2年。髪がかなり長く、一箇所にまとめて結っている。ゴキブリが大の苦手(しかし、ゴキブリ以外の昆虫は割と平気である)。
幼い頃から、結界師の仕事に誇りを持っている。11歳のときに良守を庇って右腕に傷を負い、その時の傷が残っている。術のパワーや持久力では良守に及ばないものの、精度、技術は非常に高く、一度に複数の結界を形成し、滅却することができる。時子曰く、力の操作が上手い。しかし、パワー、持久力が少ないため、回数、個数に限界があるため、多重結界は「あなた向きの術ではない」と言われている。また、他人が作り出した空間を読み取ってすり抜けたり、術者の痕跡を探ることができる。また、閃が心を読むとき、それを感知できる。
年長ということもあって、後先考えずに行動しがちな良守の手綱役を務めており、ビンタや念糸での拘束など実力行使に及ぶことも辞さない。普段は冷静で状況判断能力に長けているが、1人の時は良守にひけをとらないくらい無茶な行動をとる。また、非常に気が強く勝気で、怒らせた相手には容赦がない。その怒ったときの理不尽なまでの暴力から、良守にはしばしば「鬼」だと恐れられている。良守への認識は「弟のようなもの」と言っているが、自分でもよく分からないらしい。
箱使いが烏森が現れた際には、単独で空間のすり抜けを会得した。緋田郷の主が烏森に出現した際良守と閃が窮地に陥り、やむを得ず土地神殺しの禁を犯してしまう。その咎めを受け夕上や夜城によって断頭島に連れて行かれてしまうが、夕上と良守の協力もあり、断頭島から脱出することが出来た。夕上に諭され、少しずつではあるが良守を頼りにするようにしている。烏森の覚醒に備え、波同の修行を始めている。その後波同の修行を完成させ、夕上の協力を得て覇久魔の異界に潜入。波同最終奥義、空身を使用しつつまほら様に説得を試み、失敗して溶かされてしまうが、"眺める者"によって再生した。
全てが終わった後、数学教師になる夢を良守に語った(彼の「城を建てたい」夢に協力したい思いもあるらしい)。
雪村 時子(ゆきむら ときこ)70歳〔正統継承者〕
声優 - 田中真弓
時音の祖母で時雄の母。雪村家21代目当主の結界師。力・技術を兼ね備えた、強力な術者[2]。若い頃は、暴走して理性を失うと、無意識に空間のひずみを形成し、その中の一つに自ら落ちて行方をくらましているときもあった(閃曰く「暴走キャラ」)。正守の調べでは、同世代の繁守よりも烏森の影響を強く受けているらしい。責任感が強く、なんでも自分ひとりで背負い込んでしまう傾向があり、性格的には時音よりは良守に近い。繁守とは逆な実務者タイプ。時音同様、ゴキブリが大の苦手。墨村家を好んでおらず、正守と話す時音に「墨村の者と話すんじゃありません!」と言って強引に引き離す事もあったが、良守に助言をすることもある。兄がいるらしいが、詳細は不明。
雪村 静江(ゆきむら しずえ)
声優 - 百々麻子
時音の母。一般人と思われるが、結界師の仕事や裏会などの来客には寛容。両親不在の折はカレーを差し入れたり、姑の時子とは違って墨村家ともそれなりに親しくしている。スリッパを使って中身が出るかでないかの微妙な加減でゴキブリを仕留める。性格は温厚。
雪村 時雄(ゆきむら ときお)
声優 - 横堀悦夫
時音の父で時子の息子。結界師。正統継承者ではなかった。特に秀でた術者ではないが、人が好くおだやかな人物。時音が幼い頃、烏森守護の任務中に受けた傷により亡くなった。時音に「奴らに隙を見せるな」と言い遺す(この「奴ら」が何を指しているのかは不明)。
なお、作者の田辺は知人に「何故この父親があの母親と結婚したのか」とツッコまれたらしい[3]
白尾(はくび)
声優 - 石井正則
約400歳の雪村家付きの妖犬。嗅覚で妖の位置を探る。生前は間時守に飼われていた。「二匹でこの地を守れ」という主人の言葉を今も守る忠犬。女好き。自慢の鼻を争う、斑尾とは仲が悪い。あだ名を付けるのが好き。時音のことを「ハニー」と呼ぶ。首輪は緑色の数珠。なお、斑尾が真の姿を現した際に、時音に「あんたも(数珠を外したら)あんなのになるの!?」と問われたさいには、「さあな」と答えている。
三毛野(みけの)
波同部屋の番人。姿は雌猫で、尻尾は一本だがとても長い。時音を「真の抜け師」にするべく修行をさせる。なお彼女によれば最強ランクの結界師は抜け師らしい。

その他[編集]

間 時守 (はざま ときもり)
声優 - 山野井仁
400年以上前の間流結界術の開祖。自ら考案した結界術と、自分の領域に入った妖を従える力を操る、凄腕の術者。幼少期は持って生まれた高い異能により、親をはじめとした周囲の人間から受け入れられず、力を高めるにつれて精神的に暗がりに身を落としていったが、月影との出会いにより踏みとどまれた。しかし、月影が身篭ったことで二人の仲が引き裂かれることになり、烏森家や自分を認めない世界への復讐として生まれてくる我が子にこの世の全てを捧げようと土地の力やあらゆる秘術、禁術を宙心丸に施すが、月影の死を通して、自分の考えの愚かさに気付かされ、宙心丸が安らかに眠れる場所を探すことになる。そして、烏森の地に宙心丸を封印するが(この際土地の力しか借りられなったと言っていることから宙心丸の共鳴者ではない可能性が示唆されている)、不完全だったため墨村、雪村を見張りにつけることになる。斑尾曰く声質がいい。逢海兄弟ともそれぞれの性格を熟知しているほど面識があり、彼らの裏会創設にも手を貸している。
すでに亡くなったかと思われていたが、宙心丸の守りをする墨村良守、守美子(の式神)の前に姿を現わした。容姿は白い髪の30~40代ほどの男性だが、肉体を失っており、意識体のような状態。そのため自在に服装を変えたり、何の術も使わず空に浮かんだり出来る。実際にはすでに小さな結界すら作れないほどに力が衰えており、宙心丸への未練だけでこの世に残っている。良守に「真界」を完成させて新たな異界を作らせ、良守の存在と引き換えに実の息子・宙心丸を完全封印させるために、良守の修行を行う。
覇久魔の地で宙心丸が真界に封印された後、良守によって「宙心丸のそばにいてやれ」という言葉と共に真界内でのみの実体と僅かな力を与えられた。
九門(くもん)
蜥蜴のような顔・ライオンのような長いたてがみ・猿のような体の妖。本来の姿の状態では、空間に自在に扉(名前の通り、最大9つ出現可能)を出現させてそれらを繋げることで空間移動が出来る(しぐまには「どこでもドア」と形容された)。
真の姿は常人の数倍の体躯だが、斑尾や白尾と同様に首輪をつけることで人形のようなサイズとなる(この状態で上記の能力が使えるのかは不明)。
黒曜(こくよう)
黒い龍。かなり位の高い妖である。月のない夜が好きらしい。
宙心丸(ちゅうしんまる)
かつて時守の手によってウロ様に代わり烏森の地下に封印され、妖を呼び寄せてパワーアップさせる元凶となっていた、魂蔵持ちの少年。烏森家の姫・月影と、烏森家に雇われた時守との間にできた子供で、自分を認めない烏森家や世界への復讐とこの世の全てを生まれてくる子供に捧げようとした時守の手によって神祐地の力を利用した秘術(もしくは禁術)を施され、この世の全てをひっくり返すほど莫大な土地の力を得た上で誕生した。四百年以上生きているが、肉体を持たず時の停止した異界に封印されているため、小さな子供の容姿を保っている。
善悪の区別のない無邪気な性格で、退屈を何よりも嫌う。そのため墨村、雪村の者のうち、資質のある者を「共鳴者」=正当継承者として選定、さらにそのうち自身がより「面白そう」とみなした者(例.時子、良守)に好んで力を分け与え、より強い結界師として仕立て上げている。彼らの中でも良守を飛びぬけて気に入っており、最大の「共鳴者」として多く力を与えている。一方で時守については、隠し事が多い事は良く思っていないが、生まれてから傍で自分を見守ってくれた彼を父とは知らないながらも慕っている。
封印される前は、そこに存在するだけで有機物、無機物を問わず、結界などで守る術がなければ何であろうと瞬時にその命を奪い取り、妖には器が耐えきれず消滅させてしまう程の力を注ぎこむ存在であった。生まれてすぐにその力で烏森家を全滅させ、その後は時守によって自分の力や時守との血のつながりを知らされないまま育てられるも、成長するにつれて自身の力に自覚が芽生えるようになり、心の傷と力の成長がひどくなる事を憂いた時守の手によって、時の停止した異界に閉じ込められた上で烏森に封印された。
時守が宙心丸の完全封印を可能とする結界師として良守を選定したことで、守美子の手引きによって烏森から外に出され、新たにまた時の停止した玉へと暫定的に封印されたことで、斑尾らと同様の状態となって良守らと共同生活を送る。
その後まほら様に譲られた覇久魔の地に作られた良守の真界に完全封印された。真界内には城・城下町・家臣等様々なものを作ってもらい、真界から去っていく良守に満足の言葉を送った。
月影(つきかげ)
400年以上前の烏森家の姫。体が弱く外に出られなかったため、好奇心から現れた妖に大量の妖を呼ぶよう頼んでしまっており、そのことから時守が烏森家に雇われた。人の感情を映像化した形で見ることができ、時守が闇に心を落としかけていながらそこから抜け出たいと思っていることを見抜いた。やがて時守と惹かれ合い彼との間に宙心丸を身ごもるが、激怒した父に2人は引き離され、彼女は宙心丸の出産後、全生命を奪われ死亡した。

裏会[編集]

裏会を参照。

扇一族[編集]

扇 二蔵(おうぎ にぞう)82歳
扇一族本家・現当主。若い頃は「風神(ふうじん)」の異名を持ち、「雷神」・竜姫と組んで暴れまわっていた。日永の七郎に対する依頼を、扇一族当主としての最終試験ととらえており、七郎が兄らを殺害した事によりひとまず合格扱いとしている。後に七郎に家督を譲る。
扇 七郎(おうぎ しちろう)17歳
扇一族本家七男で次期当主見込。7歳の時次期当主に決定されており、現在は親族が経営する高校に通いながら次期当主として仕事を行っている。正守曰く対象物を呪力でなくその存在を支配下におく真の自然支配系能力者である。裏会の最高幹部でさえあっさりと勝利・殺害してしまうほどの、歴代扇家能力者の中でも圧倒的な実力を持っており、天の定めのように人を殺す様子から「死神(しにがみ)」の異名を持つ。その名の示す通り、仕事の際は背中に死神の絵がプリントされた黒い袖付きのマントを仕事着として身につける。自らの希望により学校生活と仕事を両立するなど、「今」を生きる事にこだわりを持ち、未知のものとの遭遇を喜ぶ若者。ただし扇一族の血と業にまみれた歴史を重く受け止めている事から、仕事に関しては決して私情を挟まない強いプロ意識を持ち、標的となれば血を分けた家族であろうが平然と手にかけるが、標的を逃がしたり無関係の者を巻き込んだりする事は好まず、部下想いな面もある。だが、扇一郎ら兄の殺害を行ったときは「無惨に死体を残して十二人会第八客を表す札は割れ」という依頼を無視して死体を塵にし、札は割らずに持ち帰った。
容姿端麗で複数の女友達がいる様子。影宮閃曰く「既に何一つ勝てる気がしない」。よく「魍魎桜(もうりょうざくら)」の元に向かい、繭香と話をする。
逢海日永に雇われて扇一郎、狐ノ塚奇平ら最高幹部の殺害など裏会の破壊を行った。烏森狩りを行おうとして良守達に邪魔されたミチルらの前に現れ、ミチル、カケル(魂蔵のため後に再生)、弐号を殺害した。しかし標的の一人であった壱号を殺しそびれた上に標的ではない参号を傷つけたことなどにより、日永に解雇された。
嵐座木神社で日永に部下の3分の2を奪われてしまう。その後竜姫に誘われて打倒日永に協力し、冥安を殺害した他、洗脳された裏会幹部達を次々と打倒した。その後嵐座木神社に戻り、予め受けていた時守と守美子の要請・説得により繭香を殺害した。
全てが終わった後、父親から正式に扇一族の家督を譲られた。
扇 一郎(おうぎ いちろう)
声優 - 郷里大輔
裏会最高幹部十二人会第八客。
かなりの巨漢で、常に天蓋をかぶっている。兄弟6人で体を改造して1体の集合体となり力を増幅させる術を使っている。その術を解くと6人分の内臓のような肉片とに別れ、その肉片が肉体になる。術を解く際に集合体として受けた傷を1人に集中させて切り離すこともできるようで、正守との戦闘の際は六郎に傷を集中させた状態で変化した。
無茶な術で兄弟6人を合体したため風使いとして相当の実力を持っており、かなり広い地面を砕いたり、岩石の塊をいくつも浮かせて敵にぶつける程の力を持ち、巨大な竜巻を起こしたり、正守の絶界でも防ぎ切れないほどの衝撃波を放つことができる。七郎が次期当主に決定される前に、一郎から六郎の兄達は既に肉体改造をして強大な力を持ち、裏会最高幹部になっていたが、それでも正統継承者にはなれず、次期当主が決定された後も、彼等の父親はその決定を変えなかった。
家にいるときは培養液のようなものに浸かっており、眼球が常人とは違ったものとなっている。
六郎によると兄たち5人は「もう人間じゃない」とのことで、一郎側も、末席である六郎はどうでもいいような振る舞いである。奥久尼には「悲しい人」と評されている。
奥久尼が流した、神佑地狩りの方法についての偽情報に引っかかり、他人が管理する神佑地を破壊した。その後、はめられたのを察し、風源寺に隠れていたが、七郎により5人まとめて殺害された。
扇 一郎(おうぎ いちろう)
扇一族本家長男で、表向き「扇 一郎」として活動している集合体の中核。神佑地の力を手に入れるのが目的で、烏森を奪うために裏で密かに黒芒楼との繋がりを持っていた。他にも烏森に黒兜を解き放つなど、一般人にも被害が及びかねないことを平気で行う。正守を陥れようとしたり、自分の部下をも手に掛けたり、ピンチの時には弟を身代わりにしてでも生き延びようとする狡猾な男。七郎によって殺害。
扇 二郎(おうぎ じろう)
扇一族本家次男。七郎によって殺害。
扇 三郎(おうぎ さぶろう)
扇一族本家三男。七郎によって殺害。
扇 四郎(おうぎ しろう)
扇一族本家四男。七郎によって殺害。
扇 五郎(おうぎ ごろう)
扇一族本家五男。外出の際は左目に五と書かれた眼帯をしている。土地神クラスの妖を瀕死にするほどの実力者。左目の横に六つ並んだ巴の刺青が彫られている。行正達が妖退治に向かっている森でその森の土地神を痛めつけて行正達の前に落とした。その後、その土地神と交戦している行正達が土地神を殺したように見せかけようとしたが、突然現れた別の土地神クラスの妖にその土地神が殺されてしまう。そのため、その土地神クラスの妖を行正が1人で殺したように見えるようにじわじわその妖を傷つけた(その結果、その妖は表面上は行正が殺したことになっている)。七郎によって殺害。
扇 六郎(おうぎ ろくろう)24歳
扇一族本家六男。顔は鼻と口がマスクで覆われそれ以外も布で覆われている(額に六つ並んだ巴の刺青が彫られており、改造の影響か鼻がない)。また、手足も鎧で覆われている。見た目は子供のような容姿だが、正守より年上である。かなりの術者だが「扇一郎」のなかでは最弱であり他の兄弟によると足を引っ張っていたらしい。扇一族の正統継承者ではないことに劣等感を抱いており、兄達に切り捨てられることを恐れている。良守に対しては、力は欲しくないが追い求めなければ居場所がないと話している。体を改造しており、他の兄弟と合体して「扇一郎」となれる。性格は一郎や七郎からは甘いと言われているが、父の二蔵曰く六郎が一番子供たちの中で自分に似ているらしい。
扇一族のため、風を操ることができる。兄達の手足として動くと決めており、神佑地のことを調べているようである。波平とともに墨村家を訪ね、神佑地消しの容疑者を墨村家の者として挑発して墨村家と交戦状態になり、波平を連れて共に空へ逃げた。その際、あまりの乱暴さに反論した波平を傷つけ空から落とした。
その後、正守と扇一郎との戦闘の最中、合体を解かれてすべての傷を負わされて兄弟から見捨てられた。瀕死の重傷だったが奥久尼の部下の治療を受け一命を取り留める(しかし細胞が痛んでいたため、術をかけられた)。夜行本拠地で暮らしていたが、七郎によって本家へ連れ戻される。本家から家出して行方不明になっていたが、嵐座木神社が総帥に襲撃された際、本家に戻り二蔵を連れ出した。
裏会総帥による動乱ののち、七郎の当主就任を見届けた。

部下[編集]

紫島(しじま)
七郎の従者を務める、角刈りに眼鏡の青年。七郎が正統継承者に選定された7歳の頃からの主従関係で、七郎を「坊ちゃん」と呼び慕っている。

黒芒楼[編集]

声優 - 松井菜桜子
黒芒楼の主。正体は土地神クラスの黒芒(くろすすき)の化け狐。白いわく「振る舞いはただのわがまま娘」が示す通り、全ては楽しいかつまらないかで判断され、自らの城の存続すらも例外ではない。体調が悪いため城から出られず退屈していた。主としての実力を備えており、白が攻め入ったときは座したままで打ちのめした。無数の尾で対象を囲むことにより、相手の潜在意識や潜在能力を探ることが出来る。良守に城を破壊させる為に大量の力を預けていた。最後は衰弱し、黒芒楼と共に消滅した。徹頭徹尾、人間の価値観に迎合することなく自らの価値観で行動した「神」らしい土地神。
アニメによると白の左眼が苦手らしい。
白(びゃく)
声優 - 津田健次郎
黒芒楼の統括者。79歳。本名・白沼(しらぬま)。松戸の友人で加賀見リサの夫。不老不死を望んだ妻・リサのために、実験を繰り返すが失敗。その時得た知識と技術を元に、左の頭から腕にかけて無数の蟲により構成される妖仕様の体になった(体の成長は止まった模様)。実は完全な妖にはなっていない人間であり、松戸からなにもかも中途半端と評された。元々は自分のやりたいことを見つけられない普通の人間であった。左目から蟲を放ち、相手の体に入れ操ることが出来る。力を求めて放浪中、黒芒楼に攻め入り姫の命を狙うも敗北(白の顔にある×印の傷はこのとき姫につけられた物)。姫の言葉から自分の本当に望むものを見つけようと黒芒楼に加わり、積極的に黒芒楼を拡大していた。黒芒楼の幹部達を蟲によって支配下に置いているが、火黒や紫遠など一目置く実力を持つものには蟲を入れておらず、白より古株の紅朱にも蟲を入れていない。松戸・加賀見との戦いに敗れるも、姫により傷を癒される。しかし白は最期まで姫に付き従い、自分が人間になりたかったこと(本人曰く、人間らしい人間を見ると心がざわめいたらしい)を理解して、姫と共に消滅した。
火黒(かぐろ)
声優 - 平田広明
包帯を巻き、炎を彩った和服を着たミイラ男のような人型の妖。生身のころは江戸時代末期に生まれた人斬りだった。妖の中でも戦闘に特化したタイプ。比較的若く尖兵的立場だが、その戦闘能力は黒芒楼の中でもケタ違い。性格は好戦的で冷酷。彼の言う「自由」とは つながりから離れること=孤独(本人も「自由=孤独を恐れないこと」といっている)であり、そのためか、自分と同じように孤独である限を仲間に引き込もうとした。孤独な者に関わろうとし、孤独から解放される者を殺そうとする姿勢をみせる。
白が火黒の強さに目をつけ蟲を入れようとするが失敗し、そのとき自ら黒芒楼に加わった模様。
独自の美学を持ち、仲間であっても、無様な戦い方をしたら容赦なく斬り捨てる、自分より戦いを優先させ、より強いものと戦うことを望み、そのためであったら、敵であろうと生かしておく。人皮を着た状態(行動力・戦闘力を制限された状態)でも限をも凌ぐ圧倒的なスピードを誇る。全身から無数の刀を生やす能力を持ち、普段は掌から刀を生やしての2刀流で戦うが、戦況によっては腕や胴体から刀を生やす事により標的を引き裂き貫く場合もある。その刃に斬られた箇所は、妖でも再生が困難になりダメージが残る。烏森への総攻撃の際、完全変化した限を奇襲。その刃にかけて致命傷を負わせた。
アニメでは生前の描写が加えられており、黒田源一郎(くろだげんいちろう)という名が紹介されている。江戸時代、天下泰平の世に生まれた貧乏侍だったとされており、ある道場の門下の一人だったが師範代を決める勝負で友人であり恩人である坂井との勝負に負け、負けた理由についての坂井からの助言を取り違え人斬りに落ちてしまった。この際、間時守と出会い「絶界」の脅威を目の当たりにして妖の力を求めるようになる。最後は妖の誘惑に負け唯一の友人である坂井を斬り捨てて妖となることを望み、雷の直撃を受けて妖となった。雷を受けた際に黒焦げとなり、現在の風貌に変わった。
本人は生きていた頃、刀で人を斬る刹那の感覚(何も考えない一瞬)を求めており、ついには人間から妖となり、永い時間を手に入れたが求めたものとは何か違っていたらしい。良守により、孤独に耐えられなく仲間を求めていると指摘されている。最期は良守の真界を受け、刹那の感覚を思い出して消滅した。
牙銀(がぎん)
声優 - 三宅健太
黒芒楼の幹部。実行一部長。炎鬼で、その身体から発する熱は、無色沼の水を飲んだそばから蒸発させ、一晩とかからずに干上がらせるほど。短気で好戦的な性格で、アニメでは部屋に大量の武器を飾っている。部下には気まぐれな性格で情緒不安定と評されているが、統率力には長けているらしくアニメでの牙銀の死後、実行一部の統率が取れていないことを江朱が嘆くシーンがある。人の姿はライオンのような髪の鎧を着た人間だが、本当の姿は6本の腕を持ち、炎をまとった半人半馬で背中に炎の翼をはやして飛べる(アニメでは鳥の翼のようになっていた)上に炎のバリア(良守が結界で滅そうとし、それができないほど)を自分の周りに張れる。烏森への最初の総攻撃では圧倒的な実力を見せ付けたが、完全変化した限の攻撃を受け撤退。リベンジに燃え、その後の烏森襲撃にも参加するが正守の絶界で瞬殺される。アニメでは第一次襲撃の際に限が倒された直後、激怒した良守の手で滅せられる。部下が3人いる。
紫遠(しおん)
声優 - 田村真紀
黒芒楼の幹部。実行二部長。数々の僕(しもべ)を的確に統率し、犠牲も最小限にとどめる。戦闘力は高く、蜘蛛を使った傀儡能力を持つ。めんどくさがり屋で、城にいた理由も気に入っていたから。白にもその能力を高く評価されており、蟲を入れられることもなかった。黒芒楼崩壊時に碧闇が取引を持ちかけたがそのまま碧闇を僕とし、藍緋の飛ばした綿毛の一つを持ち、黒芒楼を去った。その後、13巻の表紙から、綿毛は髪に飾っている模様。仮面をつけた全身黒ずくめの人の形をした部下を持つ。知能は低いのか、「キー」としか言えない。碧闇もこのようにされたが、そのときの紫遠の発言から、この姿になっても妖の頃の能力は残っている模様。
藍緋(あいひ)
声優 - 小島幸子
黒芒楼の幹部。研究部長。姫の健康状態の管理も担っている。大昔より生きてきた、超巨大な花に似た、知能・戦闘力ともに秀でた高等な妖。人皮の改良や妖達の教育に取り組んでいる。人皮を使わずとも人間の姿に化ける能力を持っており、常に人の姿をしている。それについて本人は「人間に飼われていた時期があり、その経験からの癖」と言っているが、昔人間の男を愛したことがあり、その頃から心の底で人間に近づきたいと思うようになったためである(本人は否定している)。その時に知った人間の絆に憧れを抱いている。
かつて、とある体の弱い人間の男(後に初代人皮のデザインのモデルになった)に惚れられて少し強引に求愛を受けて、その男の住んでいた屋敷に魔除けで封じられて住むようになった(その男を喰えば魔除けは解除されたが藍緋はなぜかそうしなかった)。当初は人間に興味はなかったが、その男の兄が死に、その男が家族を支えるために頑張るようになってから体を酷使していたにもかかわらず生命力が上がっていたのを見て、人間に興味を抱くようになった。最終的にはその男を愛していたようで、その男が死んだ後に彼の体を喰らわなかった。アニメでは大幅に設定が変更され、その男を愛していたが、その男が家族のために頑張り人と関わるのを見て、彼の元を去った。
男の死後、人間を食べるのを止めたが、それが原因で戦闘力は大きく弱体化することになる。
自由を望んでおり、白の死後蟲が体から抜けて城から逃げようとするが、それを阻もうとした火黒と戦い致命傷を負い、最期は綿毛を外の世界に飛ばして息絶えた。
碧闇(へきあん)
声優 - 山本健翔
黒芒楼の幹部。情報部長。百目千珠眼)の妖でなんでも見通すことが出来る(しかし、無色沼にあるウロ様の寝床を見通すことは出来なかった)。額の所に大きな目があるようだが、普段は全身を布でおおっている。アニメでは気配を消すのが得意という設定があり、斑尾らも途中まで気づかなかった。他にも幻影を使う技を披露している。頭の良さは天下一品で、烏森について様々なことを推理した。アニメでは烏森を調べた際に良守達に会っている。ずる賢く、基本的に敬語で話す。黒芒楼崩壊の際、紫遠を利用しようとしたが、あっさり傀儡にされた。
影縫い(かげぬい)
アニメで使用。影に針を刺すことで刺された相手の動きを封じる。刺された相手は自分の影のあるところまでしか移動できない。ただ雲で日が隠れるなどして針を刺している影が消えると術は解ける。
江朱(こうしゅ)
声優 - 田村勝彦
黒芒楼の幹部。総務部長で城の整備を請け負っており、城の崩壊が激しくなった終盤は多忙で会議にも顔を出さなくなった。黒芒楼の中でも際立って人間的な考えをしており、牙銀を脳筋と呼び馬鹿にしている。300年以上前から黒芒楼に仕えており、黒芒楼では一番の古株。城の絶頂期を知っているせいか、城の復興に誰よりも情熱を注いでいる。本当の姿は敵を絡めとる伸縮自在の脚を持つタコのような姿。良守を捕らえようとしたが、良守の絶界に弾かれ、その隙に良守に瞬殺された。
アニメでは時音と対決しているが瞬殺された。
波緑(はろく)
声優 - 中村大輔
黒芒楼が烏森に放った刺客。妖の姿は緑色の巨体で1つ目、4本の腕を持つ。戦闘では持ち前の怪力で木や岩を投げつける。無口。人皮の姿は肩まである緑色の長髪の青年。良守に倒される。
赤亜(せきあ)
声優 - 佐藤せつじ
黒芒楼が烏森に放った刺客。赤色の大きいイカに似た妖。戦闘では足の触手で木や岩などを持って戦う。饒舌で軽い性格。人間の姿はオレンジ色の髪をした青年。茶南の命令で時音を人質に取ることに成功したが「美学がない」という理由で火黒に倒される。
灰泉(はいぜん)
声優 - 西凛太朗
黒芒楼が烏森に放った刺客。無口で人間の姿はスキンヘッドの青年。戦闘では煙幕と結界すら溶かす溶解液を使う。煙幕と溶解液で良守らを追いつめるが時音の結界で串刺しにされ、良守に滅せられた。彼が攻撃の要であった為、このことにより戦局が一気に逆転した。
茶南(さなん)
声優 - 咲野俊介
黒芒楼が烏森に放った刺客。茶色の大きい体の蝙蝠に似た妖でリーダー的存在。戦闘では両翼についた鋭い刃を使う。人間の姿は茶色の髪をし顎鬚を生やした青年。赤亜に命じて時音を人質にとったが、「美学がない」という理由で火黒に倒される。
監視者
声優 - 竹若拓磨
仮称。どこまでも伸びる腕を持つ。戦闘は専門ではない。烏森に白羽児と共に現れ、白羽児と戦闘している結界師を観察した。良守に発見されたため戦い(白に増強剤を打たれていた)、烏森からの逃亡に成功するも増強剤の副作用で死亡した。城に戻ってデータを報告する任務を達成しようとしていたが、蟲を引き抜かれてデータが白の手に入ったことから、城に着く前に見捨てられた。
左金(さこん)
声優 - 川本克彦
実行一部のNo.2。アニメオリジナルキャラクター。アニメでは第一次烏森襲撃の際に牙銀が戦死してしまったため、以降の牙銀が務める筈だった役柄(無色沼襲撃、第二次烏森襲撃)を引き継いで登場した。牙銀の後を受けて実行一部長に就任、新幹部に昇進した。良守曰く牙銀より禍々しい妖気らしい。金髪の中国人風の男。火黒いわく、実力的には牙銀と1、2を争うらしく、夜行のメンバーの攻撃をモノともしなかった。常に敬語で話すが、性格はずる賢い。本当の目的は黒芒楼を利用して烏森の力を手に入れ、黒芒楼を潰して自らが支配者となることだったが、白に見透かされており、結局捨て駒として使われていた。
第二次烏森襲撃の際は総指揮(原作での牙銀の役)を務めて参加、夜行のメンバーの攻撃を退けた後亜十羅を人質に取り、烏森明け渡しを要求した。その後牙銀に似た巨大な正体を現すが、亜十羅を奪還し攻撃に転じた正守の絶界で瞬殺された。
渦闇(うずやみ)
竜巻のようなものを起こし、触れたモノを闇の中に消し去る術。これにより無色沼に大穴を開けた。第二次烏森襲撃時にも夜行のメンバーの攻撃を消し去ったりメンバーを吹き飛ばす際に使用した。
緋水(ひすい)
声優 - 駒谷昌男
黒芒楼研究部。アニメオリジナルキャラクター。藍緋の部下。知能はあまり高いと言えない。水棲生物と人を足したような姿をしていて、身体を水に変え、バラバラになっても再生することができる。火黒に挑発され、初代人皮を着て(猫背である)烏森を襲撃、時音に身体の一部を滅せられるも不意を突いて再度襲いかかったが、駆けつけた良守によって倒された。
ヘビ女
声優 - よのひかり
アニメオリジナル。角のはえた気持ち悪い女の姿をしている。黒芒楼に侵入した時音と出会い、時音を人間に化けた妖と勘違いして時音をブサイクと笑ったために時音の結界で城壁に頭をたたきつけられた。

封魔師[編集]

金剛 毅(こんごう たけし)17歳
魔物「邪煉」を追っている。髪の色は水色でオールバック。12歳の時、邪煉に襲われたが黒鉄に助けられた。彼に弟子入りを頼むも受け入れてもらえず、1本の釘を渡され、「おれが必要なときはあの星に向かって呼んでくれ」と言われた。しかし、その後何回か呼んだらしいが来なかったらしい。15歳の時に再会するが3日後に黒鉄は邪煉に喰われ、黒鉄の跡を継いで封魔師になる。
斑尾いわく、実力はあるらしい。実際、釘は良守の結界を貫き、良守がその釘の力で動けなくなるほど。ハイテンション(心を喰らう邪煉と戦う上で必要)で、ノリ突っ込みも上手。小さい頃は有り余った力で岩をよく砕いていた。邪煉との戦いで師匠の心中を悟り、邪煉と戦うのに必要なのは強気ではなく「自らの罪を受け止め、それを乗り越えること」だと気づき、みごと邪煉と契約する。良守と時音との別れの際、「おれが必要なときはあの星に向かって呼んでくれ!!」と言っていた。
黒鉄(くろがね)
金剛が12歳の時、彼を救った人物。金剛が15歳の時、再会したがそのときは、かつての生気はなくやつれていた。そしてその3日後、邪煉に喰われる。実は鎖上が封印した邪煉を見張る役を交代したときに邪煉の誘惑に負け、邪煉を逃がしてしまったうえに、鎖上が喰われてしまう。そのため彼は邪煉を封印することを目標としていた。金剛と同じくオールバック。
鎖上(さがみ)
黒鉄の兄弟子にあたる。邪煉を封じ込めたことのある実力者。邪煉は黒鉄を「あいつ(鎖上)が死ねばおまえが最強の封魔師だ」と誘惑し、その結果鎖上は逃げ出した邪煉に食い殺される。同じくオールバックの模様。

異能者[編集]

角志野(かくしの)兄弟
箱使い。髪を剃っている。双子の兄弟で弟の名は「礼二(れいじ)」。かなり仲が良かった模様。考えるとき、部屋の中を、しゃべりながら徘徊する癖がある。箱を使って空間をつなげることができる。その空間は、兄弟同士でさえ勝手に侵入することはできない。普段は別々の空間で暮らしているようで、妖を檻に入れ札で封じている。兄は夜行を混乱させていたが人質の操と明の策略で一番危険な妖を解放されてしまいその妖に食われる。その後、弟は兄が死んだことを知って怒り、黒兜を解き放つ。その後、奥久尼に捕まり、その事件のすべてを白状させられる。その後どうなったかは不明。
吉田
通称ラッキー吉田。小柄な男。かつて不当な罪で拘束されて牢に入れられたが、牢屋を気に入ってしまい、40年ほど住んでいる(夕上いわく「偏屈王」)。ただ時々外を見たくなることがあるらしく牢屋には抜け穴が作られている。だが夕上と時音が彩子から逃げるために吉田の抜け穴を使い、その際時間稼ぎのためのトラップ(爆弾)で抜け穴は崩壊した。

私立烏森学園[編集]

生徒[編集]

田端 ヒロム(たばた ヒロム)
声優 - 手塚祐介
烏森学園中等部3年1組。良守のクラスメイトだった。自称「情報の魔導師、烏森学園のデータバンク」。ガセネタが多いようだが、彼の情報が本編で登場するときはたいてい真実である(例:ジュリアが良守を狙ったとき)。髪の毛は天然パーマ。良守とは3年で違うクラスになったが、休み時間に遊びに来ている。
市ヶ谷友則(いちがや とものり)
声優 - 大原崇
烏森学園中等部3年3組。良守のクラスメイト。眼鏡をかけている。良守、田端と3人でいることが多い。無口だが田端ヒロムなどにつっこむことがある。
神田 百合奈(かんだ ゆりな)
声優 - 和希沙也
烏森学園中等部3年3組。良守のクラスメイト。愛称は「ユリ」。霊感があるが、それが自身のコンプレックスになっている。若干天然で、妄想癖がある。見えるものが霊なのか霊でないのか区別することが出来ない。良守のことが気になっている(本人は恋愛感情ではないといっている)。霊や妖のことで良守に相談することがあり、学校で起きる事件に振り回されることがある。
まどか
烏森学園高等部に通う時音の同級生で、放課後も一緒に買い物に行く大の仲良し。良守が時音を好きなことを一目で見抜く鋭い一面もある。時音がとる行動を見て「ふしぎちゃん」と言ったことがある。また、兄がおり、昔からアホだったが今は少し変わったらしい(それでも彼女曰くまだまだアホ)。アニメではモブキャラクター扱い。
六本木 樹理亜(ろっぽんぎ じゅりあ)
烏森学園高等部(1年D組)の生徒。美人だがしつこいため、何度も振られている。田端によると烏森の女豹の名をほしいままにしている超危険人物。ターゲット(獲物)を追うときは通常の20倍の身体能力を発揮する。良守に一目惚れし、良守の下駄箱に自分の写真やハートの切抜き、コ○ン君のぬいぐるみなどを貼り付けたりする。性格はかなり大胆。最後は良守のラテン系貴公子風式神の包容力に惚れてしまった。
キョーコ
声優 - 世戸さおり
烏森学園中等部3年1組。百合奈の友達。リーダー的。女々しい男はタイプじゃないらしい。
アヤノ
声優 - 岡本奈美
良守のクラスメイトで、百合奈の友達。ぽっちゃり。
品川 葵(しながわ あおい)
声優 - 白石涼子
アニメオリジナルキャラクター。限と同じ2年1組の生徒で、百合奈の幼稚園からの幼馴染み。絵が上手く容姿も良いが、家が裕福で世間知らずな面があり、百合奈同様に妄想癖がある。限が夜間に屋根の上を走っている所を「忍者の末裔」と思い込み、翌日限が登校の途中に見つけた捨て犬に持っていたパンを食べさせていたところを見て、彼のことが好きになり惚れ込んでいる。良守の忠告を聞いた百合奈が注意したものの、違った解釈をされてしまう。結局、限には見向きもされずフラれてしまうも、前述の捨て犬を拾い「ゲン」と名付け、忍者犬に育てることにしたらしい。
川上 きらら(かわかみ きらら)
声優 - ゆりん
アニメオリジナルキャラクター。時音の友人でまどかの代理としての役回りが多い。
篠原 真桜(しのはら まお)
声優 - 弓場沙織
アニメオリジナルキャラクター。時音をライバル視している。

先生[編集]

黒須(くろす)
声優 - 志村知幸
烏森学園中等部の国語教師で、良守の担任。イチゴ大福が好物である。なにかと動物霊に好かれる(ただし本人は霊感がないため、全く気づかない)。田端曰く3年の終了式には3本締めで締めると予想されている[4]
青木(あおき)
声優 - 北西純子
黒須の同僚の女の先生。
三能 たつみ(みのう たつみ)
声優 - 大川透
烏森学園高等部の英語科教師で園芸部顧問。美しいものを愛するナルシスト。異能者で、守護霊の蛇であるロクサーヌ(声優 - 松井稜太郎)シモーヌ(声優 - 高橋麗美香)ジョセフィーヌ(声優 - 市川結花)を操る。蟲に憑かれていたところを良守たちに助けられた。
茶野 元晴(さの もとはる)
中等部の社会科の先生。良守曰く、生徒思いの優しい、いい先生。「ダンディー茶野」と呼ばれ、ヒゲスマイルが一部の生徒からは人気。7・3分けとチョビヒゲが特徴だが、実はズラで、キヨコを追いかけていた良守の念糸が間違って彼の頭に当たって引っ張ったことで露見してしまう。しかし、良守の先生を心配する姿を見たキヨコによって記憶操作され、良守以外は全員忘れている。

その他の人物[編集]

花乃小路 夢子(はなのこうじ ゆめこ)
声優 - 野沢雅子
ニコニコ心霊相談所主宰者で、成仏できない霊の相談にのっている。通称「マザーさん」。かなりのお金持ち。良守とも知り合い。霊は見えるが触ることは出来ない。
月地ヶ岡 俊彦(つきじがおか としひこ)
声優 - 石田彰
かまぼこちくわが主力商品の月地々岡食品の次期社長と言われる人物。両親が死んでふさぎ込んでいたが、兄が作った「母が天国から宅配便で送ってきたケーキ」を食べて笑顔になった(母が作ったものではないことはバレバレで、兄がケーキを作ってくれたのが嬉しくて笑った)。兄が突然死んだことを恨んでいたが、良守の手で兄の霊と心を通わせ、兄が成仏した後は良守の素性をたどり、墨村家に大量のちくわとカマボコを届ける。
三河島 学(みかわじま がく)(声優 - 田中真弓)/駒込 太一(こまごめ たいち)(声優 - 津村まこと
利守の友達。あだ名は「ガッチョ」と「コンタ」。2人とも勉強ができず、先生からの追加課題をよく利守に手伝ってもらっている。昼間は親がいないため、普段はコンタの家で勉強している。
松戸 平介(まつど へいすけ)
声優 - 野沢那智
70歳。大学の名誉教授。霊が見え、異界愛好家でもある。繁守の旧友。かつて繁守修史が師事していた。人を喰った言動や達観した考え方をするが、純粋さが源泉となっている。妖の研究により普通知りえないような妖の情報にも精通しており、その知識量、分析能力は繁守や正守も頼りにするほど。自分の死後、魂や肉体の一部を与える条件で多数の悪魔を飼っており、それぞれに美しい女性の姿を模倣させている。白沼の妻であった加賀見リサを愛していた。自分が偽装死を行うべく夜行に協力を依頼した。法的には死亡となっているが、死体は偽装のため実際は生きている。黒芒楼の一件以来行方不明になっている。
加賀見(かがみ)
声優 - 百々麻子
平介が偶然魔法陣によって召喚した高位の悪魔で、「平介の魂」と引き換えに平介と契約した。平介が愛していた加賀見リサの姿と立居振舞を模させられており、彼の一番のお気に入りである。時々素の性格が表に出る事があり、平介にたしなめられる。身体を自由自在に変化させることができ、戦闘時は巨大な蜘蛛の姿に変化する事を好み、主に体の一部を超スピードで相手に突き刺す攻撃を繰り出す。その力は絶大であり、紫遠ですら戦わずに逃げ出す程で、事実、白沼とその部下たちを一瞬のうちに皆殺しにした。白沼との戦いで松戸を裏切ったと思われたが、実際には中枢の位置の見極めに手間取っただけで、契約通りに最後まで松戸の味方だった。
加賀見 リサ(かがみ リサ)
声優 - 本名陽子
白沼の妻。平介の想い人だった女性。白沼をつなぎとめるため、我が身を美しくすることに奔走した。自分が長生き出来そうにない事を悟り、迷ってばかりいる白沼のため最終的には不老不死を望んだ。しかし実験に失敗して二目と見られない姿になってしまい、自ら死を選んだ。
初代人皮のモデル
声優 - 高橋広樹
初代人皮のモデルだった男。 商人の家の息子だったが病気がちで働くことも夜に眠ることも出来ず、夜の森を散歩していたところを藍緋と出会った。さびしかったため懇願して藍緋を自分の家に連れてきた。また、藍緋に会いに行くようになってからは別の妖に会ってもいいように魔よけを勉強した。だが、兄が死んだことをきっかけに家族を支えるために体を酷使し、その後弟が立派に成長したのを見届けてすぐに亡くなった。
アニメではひ孫(声優 - ゆりん)が出来るほど長生きし(原作では藍緋と出会ったのは明治初期(文明開化の後)となっているがアニメでは50年前の設定)、藍緋の綿毛を拾って亡くなった(その綿毛が藍緋だと気づいていた模様)。
和尚
声優 - 麦人
良守の修行場の寺の住職。アニメでは良守に助言していた。
八王子 君也(はちおうじ きみや)
声優 - 平川大輔
中央東高校の2年生で、通称「中高(ナカコー)のプリンス」。地元女子からの人気は絶大で、行く先々に人だかりができるほど。脳男に取り憑かれていた。脳男から情報を聞き出すために、時音にボコボコにされる。身長が足らず、時音の恋愛対象外。
ラテン系貴公子風式神(ラテンけいきこうしふうしきがみ)
声優 - 成田剣
良守が幻のケーキを手に入れるためにつくった式神。情熱のトルネードという必殺技を使う(原作では目が光り回転して相手を吹き飛ばすだけだが、アニメでは高速回転しながら竜巻のようなものをおこしていた)。そのときの決めゼリフは「つまらぬものを蹴ってしまった」。その後、ゴキブリ事件やジュリア事件など、たびたび登場している。
サンディー・ブラックマン18歳
金髪の美女。日本語が上手で日本に留学している。昼はバイトをし、夜は勉強している感心な学生。黒雲斎が寄るせいで霊力が高まって、変なものが寄ってしまいそれを黒雲斎が怒って追い返すという悪循環の繰り返しで霊が見える一歩手前まで来ていた。黒雲斎をストーカーと思い込んでおり、彼が怖くて夜も寝られなかったらしい。
志々尾 鉄斎(ししお てっさい)55歳→現在59歳
声優 - 谷昌樹
志々尾限の父。志々尾道場の師範。妻(限の母)同様、長子である兄たちの限へのいじめ虐待)に気づいていなかった。彼の話によると志々尾家には限以外にも時々妖混じりが出るらしい。本人は「強さを求めた因果」ではないかと語っている。
志々尾 剛(ごう)22歳→現在26歳
志々尾家の長男。3人の兄の中では最も暴力的で、限を酷くいじめていた。覚醒した限に傷つけられる。アニメは未登場。
志々尾 将(しょう)19歳→現在23歳
志々尾家の次男。感情的で乱暴な性質の人物。兄弟と共に限をいじめていた。覚醒した限に傷つけられる。アニメは未登場。
志々尾 雄(ゆう)17歳→現在21歳
志々尾家の三男。消極的であるが暴力的な性格。上の兄と共に限をいじめていた。覚醒した限に傷つけられる。その後はうわ言のように「限は化け物だ」と繰り返していたらしい。アニメは未登場。
志々尾 涼(ししお りょう)16歳→現在20歳
声優 - 小笠原亜里沙
志々尾家唯一の女子で長女。勝気な面を持つが、上述の兄たちとは違い暴力的ではなく、限のよき理解者。限が周囲(特に兄たち)からのいじめを受けていることに気が付いていたが、あまり彼の力になれなかった。限を裏会に預ける話に合意し、結果的に限を裏切ってしまう。家を飛び出した限を説得するが、重傷を負う。限が夜行に所属した後は手紙を送っていたが、彼が目を通すことはなかった。
山口 勉(やまぐち つとむ)
声優 - 日野未歩
限の小学校時代の同級生。町会長の息子でいつも子分のサブ(声優 - 瑚海みどり)と共に限をいじめていたが、覚醒した限に傷つけられる。
坂井(さかい)
声優 - 宮本充
アニメオリジナル。無頼漢に襲われたときに黒田(後の火黒)に助けてもらったのがきっかけで、黒田を道場に行かせるようにした。その剣術の実力は黒田を凌ぐほど。師範代を決める試合で黒田に勝利し彼にに助言を与えるが、結果的にそれが黒田を人斬りに落とさせてしまう。それを償うために黒田を追い真剣勝負をするが、彼を斬ることをためらってしまい刺殺され絶命する。
銀次(ぎんじ)
カラス連合総元締。通称隻眼の銀次。異名通り隻眼である。烏天狗とも話をつけることができるカラスが、そのためにはそれなりの対価が必要(ただし、ビー玉1個で話がつく)。

[編集]

月地ヶ岡 真彦(つきじがおか まさひこ)
声優 - 遠近孝一
パティシエの幽霊で、かまぼことちくわが主力商品の月地ヶ岡食品の御曹司。良守と出会った時、自分が死んだ事を自覚していなかった。弟俊彦の事が心配で成仏できなかったが、弟の言葉でやっと成仏した。子供の頃、両親が死んでふさぎ込んでいた弟にケーキを作り、それを食べた弟が笑顔になった事がパティシエを目指したきっかけ。時々良守にケーキのアドバイスをしていた。
村上 正直(むらかみ まさなお)
声優 - 掛川裕彦
25年勤めた大手文具メーカーをリストラされ、事故死。烏森で妖に変化しかける(会社にクビを切られたことを恨み、今度は自分が首を斬る側にまわろうとし、右腕が鎌になっていた)。その後、良守に妖化を止められ、花乃小路夢子のところに行った模様。
また、増刊の読切には彼のモデルが登場し、同じく事故死だが、性格はとても明るく月地ヶ岡真彦のようなキャラである。
ノワール
猫の霊。黒須に懐いていた。交通事故で死亡。最後にスズメを取ったことを黒須にほめられて成仏した。そのスズメは黒須が供養したが、次の日に黒須に憑いていた。
キヨコ
数年に一度烏森学園に現れ真実を告げる少女霊。田端ヒロム曰く、「漆黒の髪に真っ赤な唇で、彼女が訪れた年の烏森学園はとんでもない災害に見舞われる」。浮遊霊だが、長年現世にいた事で洗脳をするなどある程度の力はある。洗脳する力を使って言った事を真実にする事が多い。この能力で烏森の中等部に、コーヒー牛乳、「ゴワッス」という語尾、マフラーのぐるぐる巻きなどを流行させた。本当はいたずらっ子で旅好き。最後に良守に「烏森はやがて目覚める」という真実を告げた。烏森については何か知っている模様。何故か関西弁で喋る。

[編集]

土地神と側近[編集]

ウロ様(ウロさま)
声優 - 茶風林
良守たちが住むあたり一帯の土地神。良守の推測では生え抜きと思われる。普段は隣町の無色沼(むしきぬま)に住んでいるが、寝床の調子が悪くなると、結界師に修復を頼みに来る。烏森の主だったが、間時守に何度も懇願され烏森の地を譲った。今かぶっている帽子は時守から貰ったものであると思われる。ウロ様が通った所にはコケが生え、食べたものが生えることもある。良守の家ではドーナツが、黒須の机には巨大イチゴが生えた。
豆蔵(まめぞう)
声優 - 斎藤志郎
ウロ様の付き人の的存在。普段はウロ様の髪の中にいる。小さいがすごい力を持っており、崩壊中の異界をごく普通に活動でき、牙銀を「あの程度」という程。頭にある芽を自在に操ることができ、斬られたりしてもすぐに再生出来る。
黒芒楼を参照。
黒雲斎(こくうんさい)
最高位。烏森近辺で一番の霊山と言われる会羽山の土地神で大天狗。かなりの高齢であるが人間の女性にばかり興味を示しており、世継ぎを作れないでいる。人間に化けると、邪念が多すぎるためかハゲ親父になってしまう。気に入っていた女性はアメリカからの留学生・サンディー・ブラックマン(18歳)。しかし、彼女からはストーカーと思われていた。そしてそのことにショックを受け、見た目をよくすればいいと紫堂に言いくるめられて、山籠もりをし飛丸が誕生した。
飛丸(とびまる)
黒雲斎の跡継ぎ。容姿は人間の子供のようで、鼻も長くない。黒雲斎の山籠もり中に時音が訪れてしまったせいで黒雲斎同様女好きになってしまう。良守達が山から帰るときのおみやげにいたずらをしたせいで、時音と閃は一時的に胸が巨乳になった。
紫堂(しどう)
黒雲斎の家臣の烏天狗。良守に黒雲斎を山に縛り付けて欲しいと頼みにやってきた。気苦労が絶えない妖。人間に化けるとかなりの男前である。黒雲斎の山籠もりの最中に仲間の烏天狗とともに跡継ぎをまともな人格にしようとしたが、時音(閃も?)という女が来たことで、失敗した。
灰沢(はいざわ)&灰川(はいかわ)
烏天狗。良守が他の神佑地のことを調べるために会羽山に行こうと烏に頼み、良守の前に現れた烏天狗。2羽の見分けは付かない。会羽山には、灰沢が良守を、灰川が時音を連れて行くはずだったが、閃が時音に摑まったまま放さなかったため、灰川は2人を連れて行く羽目になり、会羽山に着いたとき、灰川は力尽きた。
水龍
最高位。仮称。烏森からはかなり遠いところにある湖の主。守美子によって烏森に乱暴に連れてこられた。烏森に居た影響で前より妖力の力も質も上がっている模様。
淡幽(たんゆう)
二つのビルにある神社の内の異界の主。幻術が使えるが、ものすごく臆病。普段は長い髪で中性的な容姿の人の姿だが本来はの妖。無道、良守に異界を傷つけられ一度は異界を閉じるが無事元に戻ったようである。その際、無理に二つに分かれて不安定だった異界が正守の手でひとつとなり、その異界は安定した。
ヤギ(仮称)
裏会の仕事により守美子に殺された土地神。イメージ的にヤギの白骨の頭のついた黒い獣。理由は不明だが暴れてしまい守美子により殺される。裏会の目的は静める事であった。殺された理由は不明であるが、腹の中の子供(世継ぎ?)が守美子に殺してほしいと頼んだらしく、結果としてその子供が新しい主になった。
大熊(仮称)
ある森の主。扇五郎の手で気絶させられ、行正達の前に落とされる。行正達が殺したように見せかけられるはずだったが突如現れた大ナマズに殺された。
大ナマズ(仮称)
土地神クラスだが所在地は不明。三つの大きな目を持ち、ナマズチョウチンアンコウを合わせたようなような外見。大熊と交戦中の行正達の前に現れ、大熊を殺した。扇五郎の手で、行正が殺したように見えるようにじわじわと傷つけられながら殺された。本来あり得ないはずだが自分のいた神佑地を消されたため他の神佑地を荒らしに来た。
緋田郷の主
生え抜き。唐傘をさしたお地蔵様のような姿をしている。地面に赤い正方形の陣地をいくつも出し、その赤い陣地には異物を沈める効果がある。また、上空に出現させた巨大な傘と自分の口から血の雨を放射することが出来、それに触れた物に重さを加えることが出来る。
烏森に程近い緋田郷と言う神佑地の主だったようだが神佑地狩りの犯人によって自分の土地を消されたために烏森にやってきた。自身の能力で烏森で暴れ回り、校舎を沈ませようとし、さらには良守と閃を沈めようとしたが、沈みかけていた時音に三重結界で滅された。
残ってしまった唐傘は良守によって緋田郷のかつての住処に添えられた。
繭香(まゆか)
扇本家の家の近くの裏山にある嵐座木神社の「魍魎桜(もうりょうざくら)」にいる。和服姿で人間の女性に近い姿をしており、扇二蔵の若い頃も知っており、歴代の扇家の後継者の中で七郎を最もお気に入りの模様。間時守によれば昔から優男好みらしい。昔は気性の荒い土地神だったらしく、気まぐれに嵐を呼び込んでは地域一帯を荒らしていた。まほらを嵐座木神社に移す目的で、七郎により殺害された。
まほら様(まほらさま)
裏会総本部のある最上級の神祐地・覇久魔の地の主。蓑をまとった少女の姿(一見すると蓑虫の様)をしている。元々は覇久魔にある木の中にいた様子。"眺める者"の説得によって繭香殺害後の嵐座木神社の新たな主となった。

その他[編集]

弓鉄(ゆみがね)
幼体の時は愛らしい姿をして相手を油断させ、成体になると巨大なムカデのような戦闘様態に変態する。最初は愛らしい姿で良守の油断を誘い、その隙に成体に成長して良守に襲いかかるが時音に滅された。時音の腕に傷を負わせた張本人で、良守が考えを改めるきっかけとなった妖。
土蝦蟇(つちがま)
蛙のような姿をした妖。土などを体内に取り入れ、弾にして敵に飛ばす。古い土を好むようだが、コンクリート(学校の壁)も飛ばせる。弾の威力が強いため、時音は結界を張ったままで近づけずにいたが、良守は「時音の前に出る」ために、結界を使わずに近づいて倒した。
傀儡虫(くぐつちゅう)
三能先生の蛇に取り憑いていた。
毛鞠(けまり)
足以外は針のような毛で覆われている。レベルは低いが、すばしっこい。
火土竜(ひもぐら)
アニメオリジナル。文字通りモグラのような姿で尻尾から火が出ている。
氷渡(ひわたり)
尻尾で結界を貫通するほどの氷の弾丸を作り出す。怒りっぽい。時音の技術と良守のパワーの連携に倒された。
鋼夜(こうや)
十二人会を参照。
骨太郎(ほねたろう)
声優 - 津々見沙月
鋼夜の部下。額に角を2本生やし子供の姿をした妖。魔界のプリンスを自称するなど自己主張は強いが、実力は伴っていない。仲間思いで、鋼夜を「ボス」と呼び慕っている。鋼夜の死後、彼の供養を良守に頼み、ウホ助、長尾と共に烏森を去った。
ウホ助(ウホすけ)
声優 - 田中英樹
鋼夜の部下。大きな体躯をしたの妖。猪突猛進に攻撃を仕掛けるが、結界に捕らわれた上に、鋼夜の攻撃の巻き添えになって倒れた。しかし、烏森の力によって傷は治癒した。「ウホ」しか言えない。
長尾(ながお)
声優 - 山口登
鋼夜の部下。の妖。高速飛行での攻撃を得意としているが、あっさりと結界に捕らわれた。鳴き声は「アホンダラー」。
蠍鎌(さそりがま)
声優 - 大友龍三郎
非常に強い悪臭を放つサソリの姿をした妖。鋭利な鎌と強固な外殻を持ち、並みの結界術では歯が立たなかった。正守の五重結界によって倒された。
走る森
正守が良守達をテストする為に作った森。一見森に見えるが、正体はごく普通の木の種子に植物性妖を寄生させ成長を早める札を貼った1本の木。良守と時音の連携によるバックドラフト現象で倒された。
白羽児(しらはご)
人型の三つ子の妖。一月(ひづき、声優 - くじら二月(ふづき、声優 - 斉藤貴美子三月(みづき、声優 - 姫野惠二の3人で一心同体。烏森の調査のため、黒芒楼から遣わされる。体を小さな羽に分化し、操ることができる。合体するとの妖になる。羽を刃物状にして攻撃する。最期は時音の結界に貫かれて動きを止められ、良守に滅せられた。白羽児の発言から白に虫を入れられた模様。
八つ手(やつで)
太く強靭な8本の腕を持つ妖。正守によって倒された。
大首車(おおくびぐるま)
声優 - 後藤哲夫
輪入道のような姿をした妖。体を高速で回転させることで、移動、攻撃する。良守によって倒された。
一つ目蜥蜴(ひとつめとかげ)
散々逃げ回った後志々尾に倒された。名前はアニメにて判明。
脳男(のうおとこ)
声優 - 龍田直樹
生物の脳に取り憑き、宿主の潜在能力を引き出すことができる。八王子君也に取り憑いた後、時音に乗りかえようとしたが失敗。時音に黒芒楼について問いつめられた後、最後は滅せられた。
妖曲斎
声優 - チョー
アニメオリジナル。着物をつけている狐のような妖。術を使って妖を召喚するほか、煙幕を張ったり、鎌鼬を使える。良守、時音、限の連携で倒された。
谷またぎ
アニメオリジナル。谷をすみかとする妖。巨大で一つ目で角が生えている。限に深手を負わせるほどの強さを持つ。限が仲間との連携を全く気にせずひとりで倒したため、間接的だが限が裏会で孤立する原因をつくったもののひとつである。
野守(のもり)
アニメオリジナル。無限に飲み食いできる。巨大な芋虫のような姿。黒芒楼に飼われている。無色沼の水を飲み干した。
矢影(やかげ)
アニメオリジナル。すばしっこい。碧闇が烏森を調べる際に囮として使われた。かなりすばしっこく知能は低い。細長く黒い体をしている。攻撃方法はするどい体で相手を貫くことだが作中では使われなかった。
龍蜂(りゅうばち)
アニメオリジナル。外見は大きいスズメバチで攻撃方法は連続して放たれる毒針。複数いる。時音、轟、巻緒、武光に倒された。
影斬
アニメオリジナル。2回目の黒芒楼襲来に参加した。影となって自在に地面を動くことができる。ただし影の中を移動することができない。
花魚(はなうお)
魚のような姿をした妖。額に咲く花で、獲物(小さな妖)をおびき寄せて捕らえる。良守が初陣の時に捕まえた。
邪煉(じゃれん)
普段は、黒い巨大なハリネズミのような姿をしている。普通の妖と違い、体を霧散させることができる。そのため、間流結界術のような物理的能力は相性が悪く、封魔術のような呪術的能力が相性がいい。金剛は魔物と呼んでいる。邪煉の邪気は人の心を浸食する作用があり、また邪煉は結界を溶かすことができる。人の心の闇をくすぐるのが得意で(嫉妬、罪の意識)、そして、その後人間の魂を喰らう。その後に残るのは呆けた顔の死体である。現在、一流の封魔師を確認するだけで2人も喰らっている。
鎖上に捕まり封印されていたが黒鉄を誘惑して逃げ出し、鎖上、黒鉄を喰らう。その後は黒鉄の弟子の金剛に追われて烏森にやってきた。烏森の力で金剛の刺した釘が抜けたが、良守との出会いで本当の強さを知った金剛によって再び契約され、その後は彼に追われている。
腕団子(うでだんご)
沢山の腕があり、それでまわりのものを抱えている。攻撃方法は突進。良守が絶界の練習相手にするが絶界ごと良守を吹き飛ばした。その後、時音に棒結界で動きを止められた。
雨嵐(あまあらし)
蜥蜴のような妖。雨雲と風を操る。レベルは高い方。昼間も動ける。腹の中で子供を育てる。
髪の妖
仮称。人の姿をしているが、人型ではないらしい。箱使いが黒兜が繭から誕生するまでのつなぎとして召喚した。動きが素早く人間嫌いで好戦的、おまけに周りのものからエネルギーを吸収するという、烏森に送るにはうってつけの妖。変化する前はある程度、人らしい姿をしていたが、変化後はメドゥーサのような姿となり、人の頭に当たる部分から手のような物が大量に生え、そこから髪をだして攻撃する。刃鳥の攻撃でボロボロになっても一瞬で再生するほどの再生力に加え、髪の部分が本体のようで、人の部分に攻撃しても無意味。刃鳥と良守を追いつめたが、誕生した黒兜に喰われ、何度も再生しようとするが何度も黒兜に喰われ、ついに死んでしまった。
黒兜(くろかぶと)
大昔に禁術によって生み出された戦闘型の巨大な妖。驚異的な鎧の頑丈さと再生能力を持ち、触れたところを侵食し壊していく。もともと、人と人の作ったものを破壊するようにプログラムされている、戦闘用に作られた妖だが、制御できず妖力がなくなるまで暴れ続けるため失敗作とされた。奥久尼曰く町一つ、二つが消えかけるほどの力を持つとされ、奥久尼であっても黒兜を移動させるくらいしかできない。一方であまりに強力な力のため、よほどの神佑地でないと育たない。
扇一郎が派遣した箱使い兄弟によって、烏森に繭の状態で配置され、成長を開始してしまう。完全体になった直後プログラムに従い、烏森に眠る人間=宙心丸に反応して攻撃を仕掛けたため、その怒りを買い烏森の力を奪われて崩壊した。
後に冥安によって日光耐性を付け命令を聞くようにした改良版が2体投入されたが、冥安と共に総帥の支配下に置かれ、銀魅によって両方とも細切れにされた。
無道(むどう)
元裏会最高幹部十二人会第七客。元々は魂蔵持ちの人間だったが、土地神の力を吸い取るだけの能力を得るため妖となった。詳細は元幹部を参照。
闇暗行(やみあんこう)
名前の通りアンコウのような外見の妖。尾の部分に呪具がついており使い魔である。レベルは低い妖だが体を覆う特殊な粘液と骨のない柔らかい体によって異界の崩壊にもたえられる。尾を使って攻撃する。緋田郷の崩壊していく世界の中にいたが、良守に倒され、崩壊する世界に巻き込まれて消滅した。
壺骨海(つぼこっかい)
烏森に出没した妖。骸骨の頭と無限に伸びる反物のような体を持つが、大本のつぼが壊れると死ぬ。時子が倒した。このデザインは、妖コンテストグランプリに応募されたものである。
白丸(はくまる)・黒丸(こくまる)
研究室を参照。
"眺める者"
髪の長い白い子供のような姿をした存在。覇久魔の主の説得に失敗して溶かされた時音を再生させ、意識が戻った彼女の前に姿を現した(明記が無いが時音を攻撃したのもこの存在である可能性がある)。時音はこの存在がまほら様と思っていたいたが全くの別物。基本的には「この姿が調子がいい」ということでまほらの姿をとっているが、姿は自在に変えられ、捕食の際には巨大な口をあらわにする。普段は眠りについており、目醒める度に世界の変容を見届ける使命を持つ。土地神クラスでさえ扱いきれるかは最高位の土地神でも良くて五分五分とされる神祐地の力を、複数分一手で引き受けてしまうほどに強大な力を持ち、空身を会得した時音でさえも一蹴することができる。
本人の言によれば、世界の変容を見届ける存在であり、東北などの世界各地にも存在している様子。
作者いわく「こういうわけの分からないものが好き」とのこと。

注釈[編集]

  1. ^ そのときに書かれていることは「努璃意夢(どりいむ)」や「礎無裏江(そむりえ)」など外来語の当て字であることが多い。
  2. ^ 作者は『結界師 指南之書』の中で、「私の結界師ランキングで、現時点で一番強い」としている。
  3. ^ 単行本35巻あとがきより。作者は「たぶん見合いです」とコメントしている。
  4. ^ 1年の修了式のときに一本締め、2年のときに二本締めをしたため