細雪 (1983年の映画)

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細雪
監督 市川崑
脚本 日高真也
市川崑
原作 谷崎潤一郎
製作 市川崑
田中友幸
出演者 岸惠子
佐久間良子
吉永小百合
古手川祐子
音楽 大川新之助
渡辺俊幸
撮影 長谷川清
編集 長田千鶴子
製作会社 東宝映画
配給 日本の旗 東宝
公開 日本の旗 1983年5月21日
上映時間 140分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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細雪』(ささめゆき)は谷崎潤一郎の『細雪』を原作に1983年5月21日に公開された日本映画。製作は東宝映画。配給は東宝フジカラービスタビジョン。上映時間は140分。  

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

エピソード[編集]

  • はじめ、蒔岡鶴子役は山本富士子に主演依頼をしていたが、当時山本は舞台中心に活動していたため降板。市川崑監督が岸に出演を国際電話で依頼、「仕方ないからあんたに」「ミスキャストで申し訳ないが」「恵子ちゃんの関西弁ヘタなんやけれど山本富士子断れて困っとるんや」と懇願され、即答で引き受け一時帰国したエピソードを岸恵子自身が「市川崑監督を偲ぶ会」で披露した。またこらの経緯は日経新聞の1ヶ月連載『私の履歴書』岸恵子が詳細に書いている。結果、佐久間良子と岸恵子で物語を牽引し上質な作品にすることに成功している。
  • 古手川祐子の入浴シーンも湯気の上がり方が気に入らないと3回撮り直すなど監督の拘りが随所に表れている。
  • ラストの花見の回想に入る直前の、小料理屋での貞之助と女将のシーンは、監督夫人で脚本家の和田夏十が執筆した。当時和田は病気療養中であり、しかも休筆以来滅多にシナリオを書く事はなかったが、この場面だけは「サーッと書いてくれた」という。本作は1983年1月下旬にクランクアップしたが、和田は完成した作品を観る事なく2月18日に逝去、本作が実質的な遺作となった。病状が急変する前に、それまでに撮り終えた場面のラッシュを市川監督がビデオに起こして自宅で観せたところ、和田は「養子の二人の男性が素晴らしい」「あの二人がとてもうまく描けているから成功しているんじゃないか」と喜んでいたという。

受賞歴[編集]

関連項目[編集]

出典・参考文献[編集]

  • 『シネアスト 市川崑』(キネマ旬報社)
  • 『市川崑の映画たち』市川崑・森遊机(ワイズ出版)