糸をつむぐグレートヒェン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| クラシック音楽 |
|---|
![]() |
| 作曲家 |
| ア-カ-サ-タ-ナ ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
| 音楽史 |
| 古代 - 中世 ルネサンス - バロック 古典派 - ロマン派 近代 - 現代 |
| 楽器 |
| 鍵盤楽器 - 弦楽器 木管楽器 - 金管楽器 打楽器 - 声楽 |
| 一覧 |
| 作曲家 - 曲名 交響曲 - ピアノ協奏曲 ピアノソナタ ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンソナタ チェロ協奏曲 フルート協奏曲 弦楽四重奏曲 - オペラ 指揮者 - 演奏家 オーケストラ - 室内楽団 |
| 音楽理論/用語 |
| 音楽理論 - 演奏記号 |
| 演奏形態 |
| 器楽 - 声楽 宗教音楽 |
| イベント |
| 音楽祭 |
| メタ |
| ポータル - プロジェクト カテゴリ |
『糸を紡ぐグレートヒェン』(いとをつむぐグレートヒェン、独語:Gretchen am Spinnrade)D118は、1814年に作曲されたフランツ・シューベルトのリート。詩はゲーテの『ファウスト 第一部』を出典とする。
グレートヒェンは紡ぎ車を回しつつ、ファウストとその口車を思い浮かべて口ずさんでいる。ピアノ伴奏の反復リズムは、歌詞に応じて紡ぎ車が速まったり遅くなったりするさまや、グレートヒェンの気も狂わんばかりの昂奮を描写し、恋する娘の動揺や、悪魔の誘惑を効果的に暗示している。グレートヒェンの台詞がそのまま歌詞とされているので、明らかに女声のための歌曲であり、上記のような特色から、ソプラノとピアニストにとって意欲を求められるレパートリーとなっている。代表的な歌手として、エリザベート・シュワルツコップやジェシー・ノーマン、グンドゥラ・ヤノヴィッツらが挙げられる。
なお、シューベルトは1817年に同じく第一部より、ファウストとの愛欲の末に罪の意識に苛まれるグレートヒェンの独白(D.564、「外壁の内側に沿った小路にいるグレートヒェン "Gretchen im Zwinger"」または「グレートヒェンの祈り "Gretchens Bitte"」)への作曲を試みたが未完に終わった(20世紀になってベンジャミン・ブリテンが補筆完成させた)。
[編集] 原詩全文
- Gretchen am Spinnrade
-
- Johann Wolfgang von Goethe
- Meine Ruh' ist hin,
- mein Herz ist schwer:
- Ich finde sie nimmer
- und nimmermehr.
- Wo ich hin nicht hab',
- ist mir das Grab,
- die ganze Welt
- ist mir vergällt.
- Mein armer Kopf
- ist mir verrückt,
- mein armer Sinn
- ist mir zerstückt.
- Meine Ruh'ist hin,
- mein Herz ist schwer:
- Ich finde sie nimmer
- und nimmermehr.
- Nach ihm nur schau ich
- zum Fenster hinaus,
- Nach ihn nur geh ich
- aus dem Haus.
- Sein hoher Gang,
- Sein' edle Gestallt,
- Seines Mudes Lächeln,
- Seiner Augen Gewalt,
- und seine Rede
- Zauberfluß,
- Sein Händedruck,
- Und ach, Sein Kuss!
- Meine Ruh' ist hin,
- mein Herz ist schwer:
- Ich finde sie nimmer
- und nimmermehr.
- Mein Busen drängt
- sich nach ihm hin.
- Ach, dürft' ich fassen
- und halten ihn!
- Und Küssen ihn,
- so wie ich wollt',
- An seinen Küssen
- Vergehen sollt'!
- Meine Ruh' ist hin,
- mein Herz ist schwer.
