ベイマツ

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ベイマツ
ワシントン州 Anacortes Community Forest Lands
保全状況評価[1]
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
分類新エングラー体系
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: マツ綱 Coniferopsida
: マツ目 Coniferae
: マツ科 Pinaceae
: トガサワラ属 Pseudotsuga
: ベイマツ P. menziesii
学名
Pseudotsuga menziesii (Mirb.) Franco[1][2]
和名
ベイマツ、アメリカトガサワラ、ダグラスファー、オレゴンパイン[2]、ダグラスモミ[3]
英名
Douglas Fir, Oregon Pine
Pseudotsuga menziesii
Pseudotsuga menziesii

ベイマツ(米松、学名Pseudotsuga menziesii)は、マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹。和名は「アメリカ産のマツ」の意味だが、マツ属の仲間ではなくトガサワラに近縁である。

別名はアメリカトガサワラ(亜米利加栂椹)、ダグラスファーダグラスモミ、Douglas fir)、オレゴンパイン (Oregon pine) 。なお、ファーはモミ、パインはマツの意味である。

特徴[編集]

カナダアメリカ合衆国本土にかけての、北米大陸太平洋岸に分布する。

日本が北米から大量に輸入しており、北米からの輸入量はベイツガに次いで多い。

保全状況評価[編集]

LOWER RISK - Least Concern (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))[1]

IUCNレッドリストでは、1998年版で軽度懸念に評価されたが、更新が必要とされている[1]

利用[編集]

適度な硬さを有している、加工性・耐久性に優れる、木目が美しいなどの点で、住宅用建材としては優れた資質を備えており、アメリカ国内ではもとより、日本でも木造枠組壁構法の建材用として需要が高い。日本のホームセンターでも簡単に入手が可能。

脚注[編集]

関連項目[編集]