篠原雅武

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篠原 雅武(しのはら まさたけ、1975年 - )は、日本の社会哲学思想史研究者。

略歴[編集]

神奈川県生まれ。1999年京都大学総合人間科学部卒。

2004年同大学院人間・環境学研究科博士課程単位指導認定退学。

2007年「空間の政治理論 公的なるものの条件についての探究」で博士(人間・環境学)。

2012年4月から2017年3月、大阪大学大学院国際公共政策研究科特任准教授。2019年4月から京都大学総合生存学館(思修館)特定准教授。

著書[編集]

  • 『公共空間の政治理論』(人文書院) 2007
  • 『空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社) 2011
  • 『全-生活論 - 転形期の公共空間』(以文社) 2012
  • 『生きられたニュータウン - 未来と空間の哲学』(青土社) 2015
  • 『複数性のエコロジー - 人間ならざるものの環境哲学』(以文社) 2016
  • 『人新世の哲学 - 思弁的実在論以後の「人間の条件」』(人文書院) 2018
  • 『「人間以後」の哲学』(講談社) 2020

翻訳[編集]

  • 『政治的なものについて - 闘技的民主主義と多元主義的グローバル秩序の構築』(シャンタル・ムフ酒井隆史監訳、明石書店、ラディカル・デモクラシー) 2008
  • 『スラムの惑星 - 都市貧困のグローバル化』(マイク・デイヴィス、酒井隆史監訳、丸山里美共訳、明石書店) 2010
  • 『革命資本主義に亀裂をいれる』(ジョン・ホロウェイ、高祖岩三郎共訳、河出書房新社) 2011
  • 『フリーダム・ドリームス - アメリカ黒人文化運動の歴史的想像力』(ロビン・D・G・ケリー、高廣凡子共訳、人文書院) 2011
  • 『いくつもの声 - ガヤトリ・C・スピヴァク日本講演集』(ガヤトリ・C・スピヴァク、星野俊也, 本橋哲也共訳、人文書院) 2014
  • 『社会の新たな哲学 - 集合体、潜在性、創発』(マヌエル・デランダ、人文書院) 2015
  • 『自然なきエコロジー - 来たるべき環境哲学に向けて』(ティモシー・モートン、以文社) 2018

参考[編集]

外部リンク[編集]

  • ブログ「全生活論」[2]
  • ツイッター:[3]