第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズ

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2011年12月3日12月4日阪神競馬場で施行された第25回ワールドスーパージョッキーズシリーズについて記述する。

概要[編集]

全出場騎手は11月17日に発表された。なお前年度は東京競馬場で1日3競走に変更になり3競走ともに「JC 30th Anniversary 2010」の副題が付けられて実施されたが、本年は阪神競馬場で2日間4競走で行われた。また、前々年までの「スパートロフィー」から「ブライドルトロフィー」にレース名が変更された。これはスパーが意味する拍車の使用が2010年から原則禁止になったためである。

レーススケジュール[編集]

なお、最終戦のゴールデンホイップトロフィーは、平地GIのジャパンカップダート開催当日に行われる最終レースであるため、JRAプレミアムレースにも指定されている。

レース番号 発走時刻 レース名 名称由来 施行距離 出走条件
5回阪神1日第10競走 15時10分 ゴールデンサドルトロフィー サドル=(クラ) 芝・内1400m 3歳以上1000万下
5回阪神1日第12競走 16時20分 ゴールデンブライドルトロフィー ブライドル=頭絡 ダート1800m 3歳以上1600万下
5回阪神2日第10競走 15時00分 ゴールデンブーツトロフィー ブーツ=長靴 芝・内2000m 3歳以上1000万下
5回阪神2日第12競走 16時20分 ゴールデンホイップトロフィー ホイップ=(ムチ) 芝・外1600m 3歳以上1600万下

出場騎手[編集]

騎手名 地区 出場回数
ラモン・ドミンゲス 北アメリカ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 初出場
ジョン・ヴェラスケス 初出場
ジョン・ムルタ ヨーロッパ アイルランドの旗 アイルランド 2年連続6回目
ポール・ハナガン イギリスの旗 イギリス 初出場
イオリッツ・メンディザバル フランスの旗 フランス 2年ぶり5回目
エドワード・ペドロザ ドイツの旗 ドイツ 初出場
ルーク・ノレン オセアニア オーストラリアの旗 オーストラリア 初出場
ブレット・プレブル アジア 香港の旗 香港 5年ぶり3回目
吉原寛人 金沢 日本の旗 日本 初出場
蛯名正義 美浦 2年連続6回目
横山典弘 2年ぶり8回目
岩田康誠 栗東 2年ぶり6回目
福永祐一 2年連続4回目
池添謙一 初出場
川田将雅 初出場
補欠騎手
騎手名 地区
田辺裕信 美浦
川須栄彦 栗東
木村健 兵庫
  • 池添謙一はこの年、オルフェーヴルクラシック三冠を達成し選考委員会で「顕著な活躍を認められた騎手」として特別枠で選出された(勝利度数では関西11位)。
  • 福永祐一は2011年のサマージョッキーズシリーズのチャンピオンとして選出。なお、勝利度数では関西2位である。福永が関西2位枠ではなくサマージョッキーシリーズ優勝騎手枠からの出場となったため関西2位枠には関西3位の川田将雅が繰上げで出場。補欠は関西4位の川須栄彦が繰上げであるが、川須は2010年騎手デビューの2年目であり、デビュー間もない騎手が補欠とはいえ選出されること自体が珍しい。

レース結果[編集]

ポイント表[編集]

  • 競走名のGはゴールデン、Tはトロフィーの略。
順位 騎手名 国・所属 GサドルT GブライドルT GブーツT GホイップT トータル
1 J.ムルタ アイルランド 7着(5P) 3着(13P) 5着(10P) 1着(20P) 48P
2 吉原寛人 金沢 1着(20P) 1着(20P) 13着(1P) 13着(1P) 42P
3 横山典弘 関東 3着(13P) 13着(1P) 6着(6P) 2着(15P) 35P
4 J.ヴェスケラス アメリカ 14着(1P) 2着(15P) 11着(2P) 3着(13P) 31P
4 岩田康誠 関西 5着(10P) 5着(10P) 14着(1P) 5着(10P) 31P
6 蛯名正義 関東 8着(4P) 8着(4P) 1着(20P) 15着(1P) 29P
7 川田将雅 関西 6着(6P) 6着(6P) 3着(13P) 12着(1P) 26P
8 R.ドミンゲス アメリカ 9着(3P) 7着(5P) 9着(3P) 4着(11P) 22P
9 B.プレブル 香港 4着(11P) 11着(2P) 7着(5P) 9着(3P) 21P
9 I.メンディザバル フランス 2着(15P) 14着(1P) 15着(1P) 8着(4P) 21P
9 P.ハナガン イギリス 13着(1P) 4着(11P) 8着(4P) 7着(5P) 21P
12 福永祐一 関西 12着(1P) 12着(1P) 2着(15P) 10着(2P) 19P
13 L.ノレン オーストラリア 10着(2P) 10着(2P) 4着(11P) 14着(1P) 16P
14 E.ペドロザ ドイツ 15着(1P) 9着(3P) 10着(2P) 6着(6P) 12P
15 池添謙一 関西 11着(2P) 15着(1P) 12着(1P) 11着(2P) 6P

達成された記録[編集]