笠井町

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かさいちょう
笠井町
廃止日 1954年3月31日
廃止理由 編入合併
笠井町長上村和田村中ノ町村浜松市
現在の自治体 浜松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 静岡県
浜名郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 10.21 km2.
総人口 10,610
(1953年12月末)
隣接自治体 浜名郡中ノ町村、長上村、積志村北浜村
磐田郡富岡村岩田村
笠井町役場
所在地 静岡県浜名郡笠井町
座標 北緯34度46分07秒 東経137度47分43秒 / 北緯34.76856度 東経137.79517度 / 34.76856; 137.79517座標: 北緯34度46分07秒 東経137度47分43秒 / 北緯34.76856度 東経137.79517度 / 34.76856; 137.79517

西遠地域の町村制施行時の町村。46が笠井村。(64.豊田郡豊西村)
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笠井町(かさいちょう)は、静岡県長上郡浜名郡に属していた。現在の浜松市中央区北東部にあたり、笠井町、笠井上町、笠井新田町が存在する。本項では発足時の名称である笠井村(かさいむら)についても記す。

地理[編集]

歴史[編集]

  • 江戸時代から笠井では笠井市が開かれ、湖北の金指市や北遠の二俣市とともに流通経済の拠点となっていた。1890年(明治23年)には笠井に遠陽市場が建設されている。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により笠井村、笠井新田村、上村が合併して長上郡笠井村が発足。
  • 1891年(明治24年)9月17日 - 笠井村が町制施行して笠井町となる。
  • 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により所属郡が浜名郡に変更。
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 笠井町と豊西村と合併し、改めて笠井町が発足。
  • 1954年(昭和29年)3月31日 - 笠井町が浜松市に編入され、同日笠井町廃止。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 浜松市が政令指定都市に移行し、旧村域は東区の所属となる。
  • 2024年(令和6年)1月1日 - 浜松市の行政区再編に伴い、旧村域が中央区となる。

交通[編集]

鉄道[編集]

  • 浜松電気鉄道(遠州鉄道の子会社)
    • 笠井線(1914年 - 1944年)
      • 女学校前停車所[1] - 遠州笠井駅

バス[編集]

  • 遠鉄バス
    • (2早出線、)71・74・77蒲線:(早出町/東高入口/さぎの宮 経由 浜松駅 方面 - )西ノ山 - 笠井協働センター - 笠井本町 - 笠井 - 笠井北( - 笠井上町 方面)(大半の便は朝夕のみ運行、早出線は浜松駅方面行のみ運行)
    • 73・75・76笠井線(、78蒲線)(上石田/産業展示館 経由 浜松駅 方面 - )笠井本町 - 笠井 - 笠井北( - 笠井上町 方面)(73・76は笠井上町方面行のみ、産業展示館経由は朝のみ運行)

道路[編集]

  • 静岡県道45号天竜浜松線(笠井街道)
    • 浜松市から市野・笠井・中瀬などを経由して天竜川に架かる鹿島橋に至る街道。延宝8年(1680年)頃に作られた『青山家御領分絵図』には、東海道から分岐して北上する笠井街道が描かれている[2]。1919年(大正8年)には浜松と笠井の間が静岡県道に指定され、1925年(大正14年)には笠井と鹿島の間が静岡県道に指定された。

娯楽[編集]

  • 笠井劇場 - 劇場・映画館(1937年〜1960年代)[3]

名所・旧跡[編集]

出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 女学校前停車所は臨時停車所と思われる。
  2. ^ 旧笠井街道案内資料 遠州の街道を歩こう
  3. ^ 『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年を出典とする1960年の映画館(東海地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
  4. ^ 法永寺”. WEB版新纂浄土宗大辞典. 2024年3月2日閲覧。
  5. ^ 浜松市. “笠井観音堂と十日市”. 浜松市公式ホームページ. 2024年3月2日閲覧。
  6. ^ 福來寺 - 浜松の神社仏閣特集 - Do!はままつ”. dohama.jp. 2024年3月2日閲覧。
  7. ^ 浜松市. “東区に多く残る句碑”. 浜松市公式ホームページ. 2024年3月2日閲覧。
  8. ^ 浜松市. “春日神社境内の燈篭群”. 浜松市公式ホームページ. 2024年3月2日閲覧。
  9. ^ 浜松市. “蔵泉院の正覚坊大権現”. 浜松市公式ホームページ. 2024年3月2日閲覧。
  10. ^ 蔵泉院 - 浜松の神社仏閣特集 - Do!はままつ”. dohama.jp. 2024年3月2日閲覧。
  11. ^ 蔵泉院ライフ。 -浜松のお寺が提案する「お寺のある暮らし」”. zousenin.jp. 2024年3月2日閲覧。
  12. ^ 日々好日~臨済宗 方広寺派「蔵泉院」公式ブログ~”. 日々好日~臨済宗 方広寺派「蔵泉院」公式ブログ~. 2024年3月2日閲覧。
  13. ^ 小栗広伴 浜松情報BOOK
  14. ^ 松島十湖 浜松情報BOOK

参考文献[編集]

関連項目[編集]