空軍軍官学校

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中華民國空軍軍官學校
R.O.C. Air Force Academy
空軍官校正門前
空軍官校正門前
創立 1929年
学校種別 国立,軍学校
学長 朱玉志少将
所在地 中華民国の旗 中華民国高雄市
岡山区介壽西路西首1号
キャンパス 都市
ウェブサイト http://www.cafa.edu.tw/
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空軍軍官学校(くうぐんぐんかんがっこう、R.O.C. Air Force Academy)は、台湾高雄市岡山区に位置する、空軍軍官(将校)を養成する為の中華民国空軍の教育機関(空軍士官学校)。

沿革[編集]

空軍軍官学校は「航空救国」の号令の下、1929年南京に於いて設立された「航空班」を前身とし、1938年に現在の校名に改称された。国共内戦の影響で遷台し、現在に至っている。 2003年に大幅な教育改正がなされ、一般大学を手本としたカリキュラムが組まれた。2011年現在、教官41名、学生610名。

教育目標[編集]

  • 軍人としての気風を作り上げ、武徳・武芸を陶冶し、国防を担うという責任と誇りを培う。
  • 運用系統性における課程設計等、一般大学で求められるものと同様の基礎知識を習得させる。
  • 計画的な「体適能」の訓練課程により、強靭な精神と肉体を生み、揺ぎ無い決心と気力を培う。
  • 校内における規律の取れた団体生活を送ることで、部隊でのチームワークと誇りを培い、軍へのアイディンティティーと忠誠心、軍紀遵守を確立させる。

理念[編集]

一、提倡全人教育,培育術德兼修人才。

二、兼顧理論實務,奠定航空專業地位。

三、推展策略聯盟,落實終身學習管道。

四、符合部隊需求,培育優質建軍幹部。

カリキュラム[編集]

本学での教育は、一般大学での理工科系教育に相当し、全学年4年間にて最低でも130個分の単位を修得する。一年生では教養基礎過程として理工クラスと社会クラスに分けられ、2年生に進級後、理工クラスの者は航空宇宙学科、航空電気学科、航空機械学科のいずれかに、社会クラスの者は航空管制学科に編入される。卒業する事で、工学士および管理学士の資格と空軍少尉の階級が授与される。

空中勤務体力検査に合格した学生は、卒業後、飛行訓練が実施される。

これに不適格となった生徒は、主に司令部での航空機械、通信電子、防空作戦担当などへ進むこととなり、空軍航空技術学校、陸軍砲兵飛弾学校に進学し分科教育を受ける。

合格した生徒は、基本航空理論課程、軍事課程といった専門教育および飛行訓練を97週間(一般大学出身者は105週間)にわたって受け、卒業後少尉任官となる。

組織[編集]

校章の付いたAT-3練習機

一般教学部[編集]

  • 航空宇宙学科
  • 航空電気学科
  • 航空機械学科
  • 航空管制学科

通識教育中心[編集]

  • 数理組
  • 外文組
  • 社科組

年表[編集]

1950年ごろの軍官学校生徒
月日 事跡
1929年 9月1日 南京に於いて「航空班」を開設
1932年 - 「中央航空学校」と改称、杭州筧橋zh)に移転
1938年 - 「空軍軍官学校」と改称、雲南省昆明に移転
1949年 - 国共内戦の影響により遷台、現地に落ち着く
1960年 9月 修業年数を4年に改正
2008年 6月 女性の入学枠を設置


職階[編集]

  • 校長 空軍少将(2006年、中将から変更)
  • 副校長 空軍少将
  • 教育長 空軍上校
  • 政戦主任 空軍上校
  • 飛行指揮部指揮官(副校長兼任) 空軍少将


歴代校長[編集]

歴代 任期時間 校長姓名 備註
第一代 1928年10月10日—1929年7月2日 張静愚中将
第二代 1929年7月2日—1931年6月13日 黄秉衡中将
第三代 1931年6月13日—1932年8月13日 毛邦初中将
第四代 1932年8月31日—1934年4月12日 蒋介石特級上将
第五代 1934年4月12日—1936年2月24日 周至柔中将
第六代 1936年2月24日—1936年8月1日 陳慶雲中将
第七代 1936年8月1日—1937年5月6日 黄光鋭中将
第八代 1937年5月6日—1938年4月1日 陳慶雲中将
第九代 1938年4月1日—1947年10月1日 蒋介石特級上将
第十代 1947年10月1日—1950年4月1日 胡偉克中将
第十一代 1950年4月1日—1952年3月1日 毛瀛初中将
第十二代 1952年3月1日—1953年10月1日 方朝俊中将
第十三代 1953年10月1日—1954年12月1日 陳有維中将
第十四代 1954年12月1日—1955年9月1日 楊紹廉中将
第十五代 1955年9月1日—1962年2月8日 陳御風中将
第十六代 1962年2月8日—1964年5月16日 李向陽中将
第十七代 1964年5月16日—1967年5月16日 姜獻祥中将
第十八代 1967年5月16日—1968年4月26日 陳漢章中将
第十九代 1968年4月26日—1970年10月16日 畢超峰中将
第二十代 1970年10月16日—1972年6月1日 姚兆元中将
第廿一代 1972年6月1日—1975年8月1日 張麟德中将
第廿二代 1975年8月1日—1977年7月6日 郭汝霖中将
第廿三代 1977年7月6日—1979年8月11日 趙子清中将
第廿四代 1979年8月11日—1981年3月21日 王德輝中将
第廿五代 1981年3月21日—1982年12月1日 陽雲鋼中将
第廿六代 1982年12月1日—1985年2月1日 羅化平中将
第廿七代 1985年2月1日—1986年9月1日 唐 飛中将
第廿八代 1986年9月1日—1989年4月1日 袁行遠中将
第廿九代 1989年4月1日—1990年9月1日 欒 勤中将
第三十代 1990年9月1日—1994年1月1日 夏瀛洲中将
第卅一代 1994年1月1日—1995年8月1日 陳肇敏中将
第卅二代 1995年8月1日—1997年1月1日 王文周中将
第卅三代 1997年1月1日—2000年2月1日 陳盛文中将
第卅四代 2000年2月1日—2002年4月30日 任渝生中将
第卅五代 2002年5月1日—2003年4月30日 厳 明中将
第卅六代 2003年5月1日—2004年12月31日 彭勝竹中将
第卅七代 2005年1月1日—2006年7月31日 雷玉其中将
第卅八代 2006年8月1日—2006年10月31日 李天翼少将 少将に変更
第卅九代 2006年11月1日—2008年3月15日 廖栄鑫少将
第四十代 2008年3月17日—2009年5月31日 唐齊中少将
第四十一代 2009年6月1日—2011年2月16日 田在勱少将
第四十二代 2011年2月17日—2013年2月28日 柯文安少将
第四十三代 2013年3月1日—現在 朱玉志少将

キャンパス[編集]

キャンパス内には格納庫をはじめとした飛行訓練用施設のほか、プール、陸上競技場、テニスコートといった施設も完備されている。また、校内には空軍の歴史資料館である空軍軍史館がある。

スポーツ・サークル・伝統[編集]

主な出身者[編集]

中央航空学校[編集]

1期[編集]

(97名)

2期[編集]

3期[編集]

(1933年12月30日卒業、61名)

4期[編集]

5期[編集]

6期[編集]

(第1班:1936年(民國二十五年)10月10日卒業、1937年(民國二十六年)四月少尉任官 第2班:1937年(民國二十六年)5月1日卒業、計111名)

空軍軍官学校[編集]

7期[編集]

(1937年(民國二十六年)卒業、計153名)

8期[編集]

9期[編集]

(1939年(民國二十八年)7月1日卒業、計168名)

10期[編集]

12期[編集]

16期[編集]

18期[編集]

26期[編集]

28期[編集]

32期[編集]

52期[編集]

54期[編集]

主な教員[編集]

関連施設[編集]

外部リンク[編集]