積分因子
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積分因子 (せきぶんいんし、integrating factor) とは微分方程式の解法に用いられる関数である。常微分方程式の解法で最もよく用いられ、積分因子を掛けることにより不完全微分から完全微分(積分するとスカラー場を与える)を得ることができる。特に熱力学の分野で用いられ、そこではエントロピーを完全微分にするために温度が積分因子となる。
[編集] 1階の線形常微分方程式の解法
つぎのような常微分方程式を考える。
ある関数
を (1) 式の両辺に掛けると
となる。適当な
を選べば左辺に積の微分の公式が適用できて
となるから、(3) 式を積分して
となる。これを
について解くと
となる。 つぎに
を具体的に求める。(3) 式の左辺に積の微分の公式を適用すると
となり、
がつぎの微分方程式
を満たすことがわかる。ところで
なる
、
について
が成り立つ。よって
とおくと、(5) 式が解けて
となる。この
が積分因子と呼ばれるものである。
[編集] 外部リンク
- Joakim Munkhammar, "Integrating Factor" - MathWorld.(英語)














