秩父鉄道800系電車

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小田急1800形電車 > 秩父鉄道800系電車
800系電車

秩父鉄道800系電車(ちちぶてつどう800けいでんしゃ)は、かつて秩父鉄道に在籍した電車である。

概要[編集]

1979年小田急1800形電車22両を譲り受け、デハ800形-クハ850形の2両編成10本を1981年までに竣工させたもの。秩父鉄道入りに当たっては、外板の塗り替え、床板の張り替え、電気連結機器の撤去とジャンパ栓取り付けなどの改造が実施された。番号は基本的に元の車番から千の位を取っただけであったが、デハ1806-クハ1856が予備部品確保のため解体され、デハ1811-クハ1861がデハ806-クハ856になった。なお、浦山口駅などの一部の駅で行われている側扉の部分締切が行われるようになったのはこの形式からである。

塗装の変化[編集]

1986年からは他の車両と同様に、従来の茶系の2色塗装から黄色に茶色帯に変更された。

置き換え[編集]

老朽化などにより、1989年から元国鉄101系電車1000系に置き換えられる形で1990年までに全廃された。国鉄でも小田急1800形の種車となった63系電車(後の72系電車)を置き換えた101系が、ここ秩父でも63系の残党を置き換えることになった。廃車時に発生したデッドマン機能付のマスコンは1000系に流用されている。

廃車後[編集]

武州荒木駅近くの公園で保存された800系クハ859

廃車後は、一時期石原駅構内に留置された後、ほとんどの車両が解体されたが、デハ801が群馬県群馬町(現高崎市)の自動車工場に保存された(現在は他所に移動)。また、デハ802・クハ852が群馬県高崎市に、デハ805が自社広瀬川原駅(熊谷工場)に、クハ859が武州荒木駅近くの公園にそれぞれ保存されたが、いずれも後に解体されている。