福島孝徳
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ふくしま たかのり
福島 孝徳 |
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| 生誕 | 1942年 (69–70歳) |
| 出身校 | 東京大学 |
| 職業 | 医師 |
福島 孝徳(ふくしま たかのり、1942年 - )は、アメリカ合衆国在住の日本人医師である。専門は脳神経外科であり、脳腫瘍に対する「鍵穴手術」の考案者として知られる。東京大学医学部卒業。カロライナ脳神経研究所、デューク大学、ウェストバージニア大学、カロリンスカ研究所、マルセイユ大学、フランクフルト大学教授を兼任。塩田病院附属福島孝徳記念病院 最高顧問・院長。東京クリニック所属。
目次 |
[編集] 来歴
亡父はかつて明治神宮の神官、権宮司であった。東京大学病院の内科医師である叔父に憧れ東大医学部に1浪の後、入学。東京大学病院研修医の時に世界で初めて内視鏡を使った脳の病気の診断を行い、様々な症状の原因を解明。東京警察病院に勤務後ドイツに留学、そこで脳外科の限界を思い知らされる。
1978年に帰国し三井記念病院脳神経外科部長に就任。頭部を大きく切開することなく、数センチメートルほどの小さな穴から顕微鏡を使い巧みに脳腫瘍を切除・縫合する鍵穴手術(キーホール・オペレーション)の確立に着手。現在200点にも及ぶ、鍵穴手術に必要な脳外科手術用の顕微鏡や器具の開発を医療器メーカーと共同で行いつつ、更なる臨床経験を積むため全国の病院を回り、多い時で一日11人年間900件にも及ぶ手術を手掛けていく。
1985年に鍵穴手術を確立するも、臨床が重視されず、論文の数と人脈が医師の評価基準とされる日本の医学界に疑問を持つようになる。48歳の時南カリフォルニア大学医療センターより脳神経外科教授のオファーを受け渡米。臨床実績が評価される土壌で、鍵穴手術を用いて多くの難手術を成功させる手腕から「神の手を持つ男」「ゴッドハンド」や海外では「侍ドクター」と呼ばれるようになる。いくつかの大学病院を回った後ノースカロライナ州へ場を移し、脳外科症例数全米1位のデューク大学へ脳神経外科教授として就任する。
現在はデューク大学教授の傍ら、世界中を回り難易度の高い脳腫瘍手術、診察を行っている。また、全国の脳外科医を集めたセミナーの自費主催、設備水準の低い病院の医療機器購入を援助するなど、後進育成と高度な医療を受けられる環境作りに非常に熱心である。またアメリカのみならず日本やヨーロッパなど自分の力が必要と言われれば世界中の病院に足を運び、脳腫瘍だけでなく脳動脈瘤や三叉神経痛などの手術も行いこれまでに20,000以上の命を救ってきた。
クリッピング手術の権威上山博康とは若い時から互いに意識し合うライバル関係にあったが、福島が脳腫瘍手術の権威、上山が脳動脈瘤手術の権威となった現在は、互いに認め合い、共同でセミナーを開催し若い医師の教育を行っている。最近は若い医師の育成に熱心であり年に2回アメリカで脳外科医のためのセミナーを開いており日本から学びに来る医師の留学費用の援助までしている。
2006年10月には、東京クリニックが開院。同クリニックを日本での拠点の一つとする。2007年には自身の生い立ちが「神の手を持つ男」として漫画化。取材や講演会では一人称を「福島先生」としている。
2007年に千葉県に福島孝徳記念クリニックが開院。2009年7月、福島孝徳記念クリニックは47床への増床(102床までの許可)により福島孝徳記念病院に改称し、2009年には年間手術件数が500を超え、良性脳腫瘍については日本で最多となる。
[編集] 人物像
若い頃からドラムを演奏している。手足を別々に動かす器用さをドラムで磨き、それが今日の超人的な脳外科手術の技術に繋がっている。
[編集] 申告漏れの指摘
日本で3年間のうちに得た所得5億円超を日米両国で申告していなかったとされ、無申告加算税を含め1億数千万円の支払いを東京国税局に求められていることが、2009年9月に毎日新聞の報道で明らかになった。「経費に消えているから申告しなくて良いと米国の会計士に言われた」「日本で得たお金は人のために使っている。米国に持ち帰ることはない」「患者から謝礼は受け取らないが、受け取ったら米国で運営している自分の財団に寄付している」「源泉徴収されているので支払う必要は無い」などと語っているが、福島が執刀を行ったことのある九州の病院関係者は、アメリカで申告するので源泉徴収をしないように依頼されたと証言しており、食い違いを見せている。さらに、国内でのスケジュール調整や連絡を医療機器販売会社に行わせていたためこの会社がPE(恒久的事業施設)とされて、消費税の申告、納税も求められている[1]。
この新聞報道については、福島孝徳公式ホームページ(日本語)に「新聞報道の虚偽記載に関して」という本人からのメッセージが掲載されている。
2009年10月15日、毎日新聞の虚偽記事によって名誉を傷つけられたとして、毎日新聞社と朝比奈豊社長、担当記者に対し、2千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求め東京地方裁判所に提訴した。なお、毎日新聞社は問題の記事について誤りを一部認めている[2]。
[編集] 手術ミスによる訴訟
大阪府内の病院で福島から脳腫瘍の摘出手術を受けた兵庫県姫路市の女性(当時37歳)が、約10ヶ月後に死亡した件で、「切除部位を間違い、正常な細胞を摘出したのが死亡につながった」とし、遺族が病院に約1億円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。切除部位を左右間違えるというミスであった。福島は、2011年4月13日の第1回口頭弁論では手術ミスを認めたが、死亡との因果関係については争う方針を示した[3]。
[編集] 年表
- 1961年 東京都立戸山高等学校卒業
- 1968年 東京大学医学部卒業
- 1968年 東京大学医学部附属病院 脳神経外科臨床・研究助手
- 1973年 ベルリン自由大学 Steglitzクリニック脳神経外科研究フェロー
- 1975年 メイヨー・クリニック脳神経外科臨床・研究フェロー
- 1978年 東京大学医学部附属病院脳神経外科
- 1980年 三井記念病院脳神経外科部長 頭蓋底の鍵穴手術(キーホール・オペレーション)を確立
- 1991年 南カリフォルニア大学医療センター 脳神経外科教授
- 1994年 ペンシルベニア医科大学アルゲーニ総合病院 脳神経外科教授、アルゲーニ脳神経研究所頭蓋底手術センター部長
- 1998年 カロライナ頭蓋底手術センター所長 カロライナ脳神経研究所所長 カロライナ耳研究所共同所長
- 2006年 東京大手町東京クリニックの運営に参画・指導開始
- 2007年 千葉県に塩田病院附属福島孝徳記念クリニックが開院
- 2009年 増床により塩田病院附属福島孝徳記念病院に改称
[編集] 著書
- 『ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医』 徳間書店、2004年
- 『福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先』 PHP研究所、2005年
- 『神の手を持つ男』コミックチャージ(角川書店)2007年1号~2008年9号連載、(監修(作画:本そういち)) 全2巻
[編集] 出演番組
- 主治医が見つかる診療所(テレビ東京)
- 日経スペシャル ガイアの夜明け(テレビ東京)
- これが世界のスーパードクター(TBSテレビ)
- 情熱大陸(毎日放送)
- 世界のブラックジャックを探せ!(TBSテレビ)
- スーパーJチャンネル(テレビ朝日)
- 「40代女性の超難関手術に密着」前後編(2007年10月12日・19日)
- 「3患者同時手術の驚異 4cmの巨大腫よう命の危機に立ち向かう超絶技で次々取り出し」(2008年6月20日)
- 「神の手を持つ外科医(2) 巨大脳腫ようの難手術“これ以上は危険だ”秘策サイバーナイフが放射線で患部狙い撃」(2008年6月27日)
- スッキリ!!(日本テレビ、2008年08月7日)
- 人生が変わる1分間の深イイ話(日本テレビ、2009年3月16日)
- 世界を変える100人の日本人! JAPAN☆ALLSTARS(テレビ東京、2009年6月19日)「2万人の命を救ったラストホープ! 熱き心と『神の手』を持つ男」
- 紳助・徳光の一枚の写真(九州朝日放送、2010年2月28日)
[編集] 脚注
- ^ 申告漏れ:国税当局 米在住の脳手術の権威に5億円指摘 (毎日.jp、キャッシュ)
- ^ 提訴:米在住の医師、毎日新聞記事巡り (毎日.jp)
- ^ 手術ミス「神の手」医師に1億円損賠求め提訴 YOMIURI ONLINE
[編集] 外部リンク
- 福島孝徳公式ホームページ(日本語)
- 福島孝徳(英語)
- 塩田病院附属福島孝徳記念病院(日本語)
- 東京クリニック(日本語)
- 福島孝徳医師 contact (日本語)