福井青春物語

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福井青春物語
監督 森川陽一郎
製作 FREDERIC-HANDS
脚本 森川陽一郎
出演者 津田寛治山本浩司ほか
音楽 ROYAL FISHほか
主題歌 『言の葉』川上テルヒサ
撮影 森川陽一郎
メイキング『福井青春革命』:小野寺昭憲
編集 森川陽一郎
配給 FREDERIC-HANDS
公開 UPLINK X
上映時間 53分
製作国 日本
言語 日本語(福井弁
制作費 30万円(予算8万円)
興行収入 推定150~200万円
前作 小さな青春の浜
allcinema
キネマ旬報
IMDb
  

福井青春物語』(ふくいせいしゅんものがたり、英題:FOR EVERY FUKUI REVOLUTION)は、森川陽一郎監督による日本映画2005年5月1日映画祭公開、同年10月22日ロードショー公開。2007年11月14日に著作権フリー宣言された[1] [2]

目次

[編集] 概要

[編集] 低予算・ノンタイアップ

  • 短期間撮影で低予算製作のいわゆるB級映画。公式ウェブサイトによると、メインロケ撮影は3日に渡って行われたが、2005年1月5日18時頃から1月7日19時頃までの実質2日間[3]
  • 森川陽一郎監督は舞台挨拶などで「『製作予算』は8万円、最終的な『製作費』は30万円」と語っている。
    • 予算が8万円の理由は、ロケ直前の2005年元旦を迎えた時点での森川の財布の中身が8万円であった[4]ためで、タイアップや配給の無い、完全個人製作の自主映画だと言える。
  • 地方で自主制作された映画でありながら東京や名古屋などで劇場公開(2005年2006年)が行われた[5]
  • 森川自ら、渋谷の映画館に営業して回り[4]ロードショーが決まった。

[編集] ストーリー

福井に住む津田寛治(津田寛治)は映画監督を夢見て、友人の小野寺昭憲(小野寺昭憲)と穴田行央(穴田行央)と共に、自主製作映画を撮っていた。 ある日、津田に転機が訪れる。同じ福井出身で有名俳優の山本ヒロシ(山本浩司)が津田の映画に出演してくれることが決まったのだ。友人は皆協力的で、川上(川上テルヒサ)は音楽を、服屋オーナーの辻本(辻本弘治)は衣装を提供すると言ってくれている。しかし津田は、なかなか脚本が書けない。やがて福井で本当にいい映画が撮れるのかという疑問を抱き始める。

そんなとき、津田は祖父(山田昭二)に怪しげな呪文をかけられ、タイムスリップする。──高校時代、人生の分岐点が訪れる。彼女だった和歌子(北川和歌子)は女優になるために上京したが、津田は悩んだ挙句、小野寺と穴田と共に福井に残って映画を続けることを決めていた。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


タイムスリップによって人生の分岐点を目の当たりにした津田は、人生をやり直したいという願望から、和歌子と共に上京する道を選ぶ。 上京から数年が経ったが、津田の映画は成功していなかった。山本ヒロシを主演にした映画の企画書を持って山本の事務所を訪れたが、山本に会うことはできなかった。 その頃、福井に残っていた小野寺と穴田の映画に、山本が出演することが決まっていた。津田は福井に帰り、自分の企画を小野寺たちに提案するが、かつての親友たちとは確執が生まれていた。──ここで津田は目が覚めた。祖父に呪文をかけられた時に眠っていて、タイムスリップは夢の中の出来事だった。すぐに津田は脚本を書き始めた。 台詞を福井弁にして完成した脚本を見た山本ヒロシは驚いた。

ある日の夜、福井駅前。津田の映画の撮影現場に、山本の姿があり、多くのエキストラが集まっていた。有名俳優の演技に熱狂する人々。歓声はいつまでも続いた。(おわり)


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] キャスト

[編集] 撮影にまつわるエピソード

[編集] 福井へのこだわり

  • ご当地映画。全キャスト、全スタッフ、全ロケ地が福井県内という福井尽くしの青春映画。登場人物の全員がコテコテの福井弁を話す為、標準語字幕が付いている。
  • 福井県出身の俳優、津田寛治、山本浩司などが出演している。
  • 福井を代表する食べ物のいくつかが登場するが、女子高生が水ようかんを食べながら町を歩いているシーンなど、明らかに大げさな表現もある。

[編集] 監督の勘違い

  • 2003年12月5日津田寛治と森川陽一郎監督が初めて対面する。この時、津田が森川に「出してよ」と言った。津田は俳優として活躍する一方で、監督として自主映画作品を撮っており、森川が主宰していた福井インディーズ映画祭に出品したい、という意味であった[6]。これを森川は「出演したい」と勘違いした。
  • 森川は自分の勘違いに気づかないまま撮影に入り、映画が完成した。
  • 2005年5月1日、初公開での舞台挨拶のステージ上で、津田はこれらの勘違いの事実を打ち明けた。満員の観客を前にして自身の勘違いを知った森川は、言葉を失った。

[編集] スタッフ

[編集] 音楽

  • ROYAL FISH & REBEL MESSENGERS - 「トランペット」「LET'S PAINT THE FUTURE」
  • The Stereo Garden - 「BABY IN CAR」「星に願いを」
  • アノヨロシ - 「NAKED HEART」「心のまま」
  • ネズミ警察 - 「死? (Dear.jim)」「ありふれた日常」
  • ROYAL FISH - 「トランペット」「存在」
エンディングテーマ
  • 川上テルヒサ&ネズミ警察 - 「言の葉」(作詞・作曲 川上テルヒサ)

[編集] キャッチコピー

  • なんやっちゃおぇー
  • 『言語:福井弁 (標準語字幕付)』
  • 『邦画の明るい未来をよろこぼさぁ! - 津田寛治』
  • 『故郷を愛するすべての人にこの映画を捧げる - 森川陽一郎』
選定

キャッチコピー選定:青戸千春

[編集] 公開歴

  • 2005年5月1日~、福井市響のホールでの『「福井青春物語」完成記念映画祭』にて3日間上映、のべ1,252名動員。
  • 2005年8~9月、福井(敦賀,大野,小浜)、東京(中野)にて上映。
  • 2005年10月22日~、渋谷・アップリンクXにて7日間ロードショー、約300名動員。
  • 2005年11月8日~、名古屋・シネマスコーレにて3日間レイトショー、約100名動員。
  • 2006年2月4日~、岐阜・シネマジャングルにて14日間ロードショー、約200名動員。
  • 2006年4~5月、福井、鯖江、新潟、長岡での劇場ロードショーが監督の不祥事で中止。

[編集] DVD販売

[編集] 登場する福井の食べ物

  • 松岡軒の羽二重餅 - 芸能事務所のシーンで、穴田行央から山本浩司への差し入れとして登場。
  • 江川の水羊かん - 福井駅前のシーンで女子高生が、服屋のシーンで津田寛治らが食べている。
  • 今川焼 - 福井駅前のシーンで登場。
  • 秋吉焼き鳥 - 焼鳥屋のシーンで津田寛治や小野寺昭憲らが食べている。
  • 福井駅駅そば - 福井駅のシーンで津田寛治が食べている。
  • ヨーロッパ軒ソースカツ丼 - カツ丼屋のシーンで小野寺昭憲や穴田行央らが食べている。
  • 五月ヶ瀬の名代手焼煎餅 - 芸能事務所のシーンで、津田寛治から山本浩司への差し入れとして登場。

[編集] おもなロケ地

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ a b 森川陽一郎 (2007-11-14). "【著作権フリー宣言】 福井青春物語". 2008-01-29 閲覧。ただし、実際にどの程度自由に扱えるのかという具体的な言及は無かった。
  2. ^ a b 森川陽一郎 (2008-04-14). "「FH式著作権フリー」と映画「福井青春物語」の著作権フリーについての説明|森川陽一郎+山内改行+青戸千春=フデハンズBLOG". 2008-05-08 閲覧。“誰もが自由に使用、複製または改変できるものとする。”と全面的にフリーであり、パブリックドメインと同義であると明言している。
  3. ^ 制作公開歴 - 福井青春物語より。
  4. ^ 「『福井力』を探る 俳優・津田寛治さん 映画監督・森川陽一郎」朝日新聞福井版 2006年1月1日
  5. ^ 映画祭公開初日トークショー(響のホール2005年5月1日)での津田寛治と森川陽一郎監督の会話より

[編集] 外部リンク