禁則処理
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禁則処理(きんそくしょり)とは、約物などが行頭・行末などにあってはならないという禁止事項のこと。また、それを回避するために字詰めや文の長さを調整したりすること。
例えば句読点(、。)や閉じ括弧(」』)】など)は行頭に位置することは禁止される。これらの約物が行頭にくると見た目が悪くなるほか、読みにくくなったり文意を取り違えるおそれがある。原稿用紙などでは、禁則処理のために約物を意図的にマスからはみだすこともある。ワープロソフトウェアなどでは、自動的に禁則処理が行われることも多い。
禁則文字の種類や処理方法はJIS X 4051において規定されている。
目次 |
[編集] 禁止されているもの
[編集] 日本語
禁則対象となる文字については、出版社ごとに独特の、ハウスルールと呼ばれる規則があり、さらには出版物ごと・ページ種ごとに異なる規則を適用することも多い。そのため欧米製のDTPソフトウェアでは充分な対応ができないことが多く、電算写植システムの需要を支える要因となった。
[編集] 行頭禁則文字
- 終わり括弧類
- ,)]}、〕〉》」』】〙〗〟’”⦆»
- 行頭禁則和字
- ヽヾーァィゥェォッャュョヮヵヶぁぃぅぇぉっゃゅょゎゕゖㇰㇱㇲㇳㇴㇵㇶㇷㇸㇹㇺㇻㇼㇽㇾㇿ々〻
- ハイフン類
- ‐゠–〜
- 区切り約物
- ?!‼⁇⁈⁉
- 中点類
- ・:;
- 句点類
- 。.
※1行の字数が少ない場合などでは、2段目は禁則対象としないことも多い。
[編集] 行末禁則文字
- 始め括弧類
- ([{〔〈《「『【〘〖〝‘“⦅«
[編集] 分離禁則
- 分離禁止文字
- —…‥〳〴〵
- 組み数字
- 連数字
漢字 (グループルビ)
[編集] 禁則処理の仕方
- ぶら下げ
- 句読点を前の行の最後に組み入れる処理。ワープロなどで改行文字に適用することもある。
- 追い出し
- 字間を広げることにより、行末禁則文字を次の行に送り出す処理。前の行から1文字を送り出して行頭禁則文字の前に置く場合もある。
- 追い込み
- 字間を詰めることにより、行頭禁則文字を前の行に組み入れる処理。
- 「追い出し」「追い込み」については、ワープロなどで字間の調整ができない場合、行末に空白を設けて処理を行う場合もある。
- 分離禁則
- 「追い出し」や「追い込み」を用いて処理を行う。具体的には、分離禁則文字列が行をまたぐような場合に、すべてまとめて次の行に追い出すか前の行に追い込む。

