票割れ

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票割れは、複数の似た候補者間での票の分配がその似た候補者同士の勝利の機会を減らし、似ていない候補者の勝利の機会を増やす選挙の効果である。

票割れは単純小選挙区制(相対多数投票とも)で最も簡単に起こる。単純小選挙区制では各投票者が一つの選択を示し、最多得票の候補が過半数の支持を得られなくとも勝利する。例えば、A1の候補が30%を得票し、似たA2の候補は別の30%を得票し、似ていないBの候補が残りの40%を得票したばあい、単純小選挙区制では候補者Bが勝者となる。60%の投票者がA1かA2の候補を好んだにもかかわらず。

決選投票方式は、単純小選挙区制に比べて票割れの影響を受けにくい。[1] 候補者を一対にして票を数えるコンドルセ方式は、票割れの影響を最小限に抑える。[1]

よく知られた票割れの効果はスポイラー効果であり、人気のない似た候補者(スポイラー)が人気のある候補者の票を引き付ける為に、人気のある候補者が僅かな票差で落選し、似ていない候補者の勝利を許すことを意味する。

戦略擁立は、人気のある候補者を倒すために似た候補をもう一人立てて、票割れを利用することである。

票割れは、公平性の基準(クローン候補からの独立性無関係な選択肢からの独立性)を満たさない選挙制度の原因として考えられる。

票割れの歴史的な例[編集]

  • 2012年エジプト大統領選挙において二人の候補者が決選投票に進んだ。自由と公正党のムハンマド・ムルシー候補(24.8%)と、無所属のアフマド・シャフィーク候補(23.7%)である。それぞれ他の候補者より多くの票を得たが、尊厳党のハムディーン・サッバーヒー候補(20.7%)、無所属のアブドルモネイム・アブールフトゥーフ候補(17.5%)、無所属のアムル・ムーサ候補(11.1%)よりも実際に人気があることを証明するのに十分な票は獲れなかった。
  • カナダのリベラル票は現在、新民主党カナダ自由党で割れている。これは2006年、2008年、2011年の直近三つの選挙でのカナダ保守党の勝利を許した。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Ending The Hidden Unfairness In U.S. Elections explains why plurality and runoff voting methods are vulnerable to vote splitting.