祖父江一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

祖父江 一郎(そふえ いちろう、1945年 - )は日本歴史小説作家、時代小説作家。本名、小林 伸男(こばやし のぶお)。群馬県多野郡万場町(現:神流町)生まれ。神奈川大学第二経済学部卒業。

略歴[編集]

横浜市役所勤務の後、通信社記者フリーライターなど様々な職業を経る。仕事の傍ら、小説映画脚本の執筆活動を行う。1980年(昭和55年)、映画脚本『一ノ倉沢』にて第6回城戸賞入選。2000年(平成12年)、前田利家家臣片山延高の波乱万丈な人生に、利家夫人まつとの関係を絡めて描いた『関ヶ原前譜 ある逆臣の生涯』にて小説家デビュー。資料検証と人間洞察に優れた歴史小説を手掛ける。デビュー前は講談社編集者宮本近志に徹底的に鍛えられ、また政治家秦野章への取材から学ぶことが多かったと言う[1]

受賞歴[編集]

  • 1980年 第6回城戸賞入選(『一ノ倉沢』、「小林 伸男」名義)

作品リスト[編集]

※ 単行本の刊行順に記す。

脚注[編集]

  1. ^ 大山勝美『加賀芳春記』(ハルキ文庫)解説より

関連項目[編集]