社会帝国主義(しゃかいていこくしゅぎ、英:Social-imperialism)とは、マルクス主義者による用語で、通常は「社会主義を標榜するが、実際には帝国主義である」と個人、政党、国家などを批判する場合に使用される[1]。
この用語は、帝国主義的な戦争とされる第一次世界大戦の開戦の際に、第二インターナショナルの指導者が「祖国防衛」を理由にして各自国の参戦のための予算に賛成した際に、これに反対するウラジーミル・レーニンらが、特に戦争経済は社会主義経済だとして肯定的なドイツ社会民主党のde:Paul Lenschを始めとする「戦争社会主義」者を批判するために使用した[2][3]。なお、同時期の類似の言葉には「社会愛国主義」や「社会排外主義」(Social chauvinism)がある。
中ソ対立の過程では、中国共産党がソビエト連邦を覇権主義であるとして非難するためこの語を用いた[4]。このため毛沢東思想の用語ともされている。
その他 [編集]
関連項目 [編集]
出典 [編集]
- ^ Lenin, VI., (1916), State and Revolution
- ^ “Luxemburg, R., (1915), "Rebuilding the International"”. 2009年1月23日閲覧。
- ^ “Lenin, VI., (1915), "Draft resolution of the leftwing delegates at the International Socialist Conference at Zimmerwald"”. 2009年1月23日閲覧。
- ^ グロムイコ・ソ連外相来日に関する共同声明に対する人民日報論評 データベース『世界と日本』日本政治・国際関係データベース 東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室
- ^ 江里口拓「ウェッブ夫妻における「国民的効率」の構想——自由貿易,ナショナル・ミニマム,LSE——」『経済学史研究』第50巻第1号 (2008年7月)
- ^ 日本共産党第20回党大会決議