社会参画仏教

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社会参画仏教(しゃかいさんかくぶっきょう、英:Engaged Buddhism)は、仏教に基づく理想的な社会作りを目指す、仏教関係者による実践活動。

語源[編集]

もともとは、入世仏教、あるいは人間仏教(じんかんぶっきょう)と言い、ティク・ナット・ハンの作製した用語である。これを英語に翻訳する段階で、もともとヒッピーや革新派寄りであった欧米人の仏教徒の思想と混ざって「Engaged Buddhism」となり、これが日本語訳されるにあたって、日本的受容と相まって「社会参画仏教」もしくは「社会参加仏教」と意訳された。

批判[編集]

もともとの入世仏教には、衆生の救済という大乗の菩薩行の一環であるが、欧米のEngaged Buddhismは、俗世の革新、改革を目的とした社会政治活動に仏教の名前を飾りとして足しているに過ぎないとの批判もある。

ちなみに中国語では、もともとのティク・ナット・ハンの仏教活動を指すときは「入世仏教」、欧米のEngaged Buddhismを指すときは「左翼仏教」と記載している。

関連書籍[編集]

  • 金子昭『驚異の仏教ボランティア ― 台湾の社会参画仏教「慈済会」』(白馬社、2005年)