砂の壁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

砂の壁(すなのかべ)は、西サハラ領域内を南北に貫く軍事的な境界線。西サハラの領有を主張し、同地の独立を主張するポリサリオ戦線と対立するモロッコが、ポリサリオ戦線ゲリラ攻撃から沿岸主要都市を防衛する名目で建設した。

砂の壁はあくまで俗称だが、その名の通り、モロッコ軍がサハラ砂漠の砂を高さ数メートルに積み上げて作ったもので、その周辺は鉄条網地雷で防御されている。

砂の壁各工期別整備状況とモロッコ (黄色以外)、ポリサリオ戦線 (黄色) の実効支配地域

この壁はイスラエルパレスチナ自治政府のヨルダン川西岸地区を囲むように設置する「分離壁」をモデルに計画され、イスラエル軍の協力によって建設された。壁の総延長は約2000kmに及び、西サハラの南部国境を経て西サハラ領域内を南北に縦断、モロッコ・アルジェリア国境に達する。壁の西側はモロッコによる占領地でモロッコ軍が監視、東側はポリサリオ戦線による「解放区」で戦線側が監視しており、国際連合の停戦活動もあり、両者の停戦は厳守されている。

砂の壁

関連項目[編集]