石浜駅

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石浜駅
駅入口(2008年1月)
駅入口(2008年1月)
いしはま - Ishihama
緒川 (1.5km)
(2.2km) 東浦
愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかね13
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 武豊線
キロ程 4.6km(大府起点)
電報略号 イシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
964人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1957年昭和32年)4月15日
備考 駅員無配置駅
ホーム。左手が1番線、右手が2番線(2010年10月)

石浜駅(いしはまえき)は、愛知県知多郡東浦町大字石浜字なかねにある、東海旅客鉄道(JR東海)武豊線である。

大府駅武豊駅を結ぶ武豊線の中間駅(途中駅)の一つで、東浦町東部の石浜地区に位置する。

歴史[編集]

石浜駅は、1886年明治19年)の武豊線開通から70年以上経った1957年昭和32年)12月に開業した。

開業より20年以上前の1933年(昭和8年)に、武豊線では蒸気機関車牽引列車に替わって気動車による列車が運行を開始した。これにあわせて東浦町内では北部森岡地区に尾張森岡駅、南部の生地地区に尾張生路駅、藤江地区に藤江駅(すべて1944年休廃止)が新設されたが、石浜地区も駅設置の候補地であった[1]。戦後になって駅の新設を求める声が多くなり、1953年ごろから陳情も行われた結果1956年(昭和31年)10月に新駅設置が認可され、翌年の開業となった[2]

開業時から旅客のみの取り扱いで貨物荷物の取り扱いは行っておらず、その後開始されることもなく1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化を迎え、JR東海に継承されている。

年表[編集]

  • 1957年(昭和32年)4月15日 - 国鉄武豊線の緒川・東浦間に開業。旅客のみを取り扱った[3]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)が継承。
  • 1989年平成元年)10月 - ホーム増設、行違線と跨線橋を新設[4]
  • 2006年(平成18年)11月25日 - TOICAの利用が可能となる。

駅構造[編集]

石浜駅は、ホームが地面に接する地上駅という形態をとる。ホームは2面あり、2本の線路を挟んで向かい合わせに配置されている[5]相対式ホーム)。東西2つある乗り場のうち、西側が上り列車(大府方面行き)が発着する1番線、東側が下り列車(武豊方面行き)が発着する2番線である[5]単線の武豊線上にある交換駅であり、列車の交換が可能である。

列車の交換(行き違い)設備が新設されたのは1989年平成元年)のことで、隣の緒川駅高架化工事に伴う措置であった[6]。同設備新設前の1983年時点の配線図によれば、ホームは西側(大府方に向かって左側)の1面のみで、上下列車ともにこのホームを使用していた[7]

1番線側に出入口があるが、駅舎は設置されていない。2つのホームは跨線橋で繋がっている[8]無人駅(駅員無配置駅)で、管理駅である大府駅に管理されている[9]。なお、JR東海は2013年10月1日より線内の6駅に「集中旅客サービスシステム」を導入したが、当駅はその対象外となっている[10][11]

利用状況[編集]

2011年度の乗車人員は、1日平均964人であった[12]。この数値は、武豊線の9駅(大府駅を除く)の中では東成岩駅尾張森岡駅武豊駅に次いで4番目に少ない。

石浜駅の乗車人員は、開業以降以下の表のように推移している。1993年度に1日平均1,026人を記録した際は、乙川駅緒川駅を上回り線内4位の乗車人員であったが、その後数年間の減少傾向で再び両駅を下回っている。

1日平均の乗車人員の推移
年度 乗車人員 出典・備考
1958年度 266人 [13]
1959年度 246人 [14]
1960年度 287人 [15]
1961年度 319人 [16]
1962年度 306人 [17]
1963年度 315人 [18]
1964年度 335人 [19]
1965年度 342人 [20]
1966年度 不明 (記載なし)[21]
1967年度 367人 [22]
1968年度 416人 [23]
1969年度 382人 [24]
1970年度 370人 [25]
1971年度 不明 (記載なし)[26]
1972年度 不明 (記載なし)[27]
1973年度 不明 (記載なし)[28]
1974年度 不明 (記載なし)[29]
1975年度 不明 (記載なし)[30]
1976年度 650人 [31]
1977年度 641人 [32]
1978年度 615人 [33]
1979年度 624人 [34]
1980年度 616人 [35]
1981年度 600人 [36]
1982年度 738人 [37]
1983年度 750人 [38]
1984年度 665人 [39]
1985年度 676人 [40]
1986年度 656人 [41]
1987年度 692人 [42]
1988年度 734人 [43]
1989年度 798人 [44]
1990年度 874人 [45]
1991年度 837人 [46]
1992年度 881人 [47]
1993年度 1,026人 [48][49]
1994年度 1,001人 [50][49]
1995年度 950人 [51][49]
1996年度 867人 [52][53]
1997年度 799人 [54][53]
1998年度 758人 [55][56]
1999年度 720人 [57][58]
2000年度 746人 [58]
2001年度 770人 [58]
2002年度 778人 [59]
2003年度 789人 [59]
2004年度 779人 [59]
2005年度 829人 [60]
2006年度 855人 [60]
2007年度 912人 [60]
2008年度 952人 [61]
2009年度 972人 [61]
2010年度 960人 [61]
2011年度 964人 [12]

停車列車[編集]

石浜駅には、武豊線で運行されている普通列車東海道本線名古屋駅直通の区間快速(武豊線内では各駅停車)の2種類の旅客列車が停車し、概ね1時間に2本(ラッシュ時は3本)の頻度で列車が発着する。朝時間帯に運行されている快速列車は停車しない。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

駅西側には「石浜駅」バス停留所があり、東浦町運行バスが発着する。町内の緒川駅を中心に運行されている4路線のうち、ここには同駅と町内南部の東浦駅・平池台を結ぶ路線(平池台線)の一部の便が経由している。

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
武豊線
快速
通過
区間快速・普通
緒川駅 - 石浜駅 - 東浦駅

脚注[編集]

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  1. ^ 『新編東浦町誌』本文編、507-509頁
  2. ^ 『新編東浦町誌』本文編、718・719頁
  3. ^ 『停車場変遷大事典』2、115頁
  4. ^ 『武豊線物語』、3頁
  5. ^ a b 『東海道ライン全線・全駅・全配線』、24頁(配線図)・46頁による。方角は配線図と実際の地図との対照から補記。
  6. ^ 『武豊線物語』、33頁
  7. ^ 『国鉄全線各駅停車』5、208頁
  8. ^ 『東海道ライン全線・全駅・全配線』、46頁
  9. ^ [1]
  10. ^ 武豊線への集中旅客サービスシステムの導入について - 東海旅客鉄道ニュースリリース 2012年11月15日
  11. ^ 武豊線 集中旅客サービスシステムの使用開始について - 東海旅客鉄道ニュースリリース 2013年8月22日
  12. ^ a b 『知多半島の統計』平成25年版、43頁
  13. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和35年度刊、292頁
  14. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和36年度刊、260頁
  15. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和37年度刊、324頁
  16. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和38年度刊、296頁
  17. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和39年度刊、298頁
  18. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和40年度刊、262頁
  19. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和41年度刊、238頁
  20. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和42年度刊、262頁
  21. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和43年度刊、192頁
  22. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和44年度刊、196頁
  23. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和45年度刊、204頁
  24. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和46年度刊、228頁
  25. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和47年度刊、236頁
  26. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和48年度刊、216頁
  27. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和49年度刊、214頁
  28. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和50年度刊、220頁
  29. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和51年度刊、224頁
  30. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和52年度刊、216頁
  31. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和53年度刊、231頁
  32. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和54年度刊、233頁
  33. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和55年度刊、221頁
  34. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和56年度刊、227頁
  35. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和57年度刊、239頁
  36. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和58年度刊、223頁
  37. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和59年度刊、223頁
  38. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和60年度刊、241頁
  39. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和61年度刊、235頁
  40. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和62年度刊、223頁
  41. ^ 『愛知県統計年鑑』昭和63年度刊、223頁
  42. ^ 『愛知県統計年鑑』平成元年度刊、225頁
  43. ^ 『愛知県統計年鑑』平成2年度刊、223頁
  44. ^ 『愛知県統計年鑑』平成3年度刊、225頁
  45. ^ 『愛知県統計年鑑』平成4年度刊、229頁
  46. ^ 『愛知県統計年鑑』平成5年度刊、221頁
  47. ^ 『愛知県統計年鑑』平成6年度刊、221頁
  48. ^ 『愛知県統計年鑑』平成7年度刊、239頁
  49. ^ a b c 『知多半島の統計』平成9年版、47頁
  50. ^ 『愛知県統計年鑑』平成8年度刊、241頁
  51. ^ 『愛知県統計年鑑』平成9年度刊、243頁
  52. ^ 『愛知県統計年鑑』平成10年度刊、241頁
  53. ^ a b 『知多半島の統計』平成11年版、47頁
  54. ^ 『愛知県統計年鑑』平成11年度刊、241頁
  55. ^ 『愛知県統計年鑑』平成12年度刊、239頁
  56. ^ 『知多半島の統計』平成12年版、47頁
  57. ^ 『愛知県統計年鑑』平成13年度刊、240頁
  58. ^ a b c 『知多半島の統計』平成15年版、47頁
  59. ^ a b c 『知多半島の統計』平成18年版、115頁
  60. ^ a b c 『知多半島の統計』平成21年版、43頁
  61. ^ a b c 『知多半島の統計』平成24年版、43頁

参考文献[編集]

  • 宮脇俊三 『国鉄全線各駅停車』5 東海道360駅、小学館1983年ISBN 978-4-09-395105-0
  • 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 JTB1998年ISBN 978-4-533-02980-6
  • 東浦町誌編さん委員会 『新編東浦町誌』本文編、東浦町、1998年
  • 東海旅客鉄道 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  • 川島令三 『東海道ライン全線・全駅・全配線』第4巻 豊橋駅-名古屋エリア、講談社2009年ISBN 978-4-06-270014-6
  • 河合由平 『武豊線物語』 交通新聞社2009年ISBN 978-4-330-04609-9
  • 愛知県編 『愛知県統計年鑑』各年度版
  • 知多統計研究協議会編 『知多半島の統計』各年版

関連項目[編集]